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Denne And Goldの1978年のアルバム『Denne And Gold』。
Denne And Gold / Denne And Gold (1978年)
Denne And GoldはMicky DenneとKen Goldの二人による英国のソングライター・デュオ。Ken Goldはプロデューサーとしても仕事をしており、この二人でThe Real ThingやDelegation、Billy Oceanなど、70年代、80年代のUKソウル・グループ/アーティストへの曲提供やプロデュースを数多く行っている。

本作は彼らの唯一のアルバム。軽やかで柔らかいブルーアイド・ソウルが満載で、さながら初期のHall & Oatesの英国版といった趣き。

「Why Do We Hurt Each Other」のみMicky単独の作だが、それ以外の曲は全て二人の共作。Paul McCartneyの「Coming Up」を思わせる「We've Got It Jumpin' Now」のようなアップ・テンポのファンキーなナンバーもあるが、ミディアム~スローの涼やかでメロウな曲に彼らの良さが表れる。

Daryl Hallの卓越した歌唱力と比べると二人の歌声は見劣りするかも知れないが、ファルセットも時折使いながら気持ち良さそうに歌うところが良い。バックのミュージシャンは英国の実力派で、中には英国ジャズ・ロック・シーンで活躍するギタリストのRay Russellの名前もあり、興味深い。

このアルバムのCDは2001年に日本で世界初CD化された。今は入手困難になっているが、ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから昨年7月にBilly Oceanの81年のアルバム『』のCDが再発され、そこではKen Goldが7曲を共作しているので、本作もそろそろかなぁ、などと思っている。

●収録曲
1. Let's Put Our Love Back Together - 3:43
2. It Hurts To Watch A Good Thing Die - 3:37
3. Midnite Creeper - 4:50
4. Don't Go Away (And Take Your Love Out Of Town) - 5:01
5. You've Got To Give Me All Your Lovin' - 3:57
6. We've Got It Jumpin' Now - 3:15
7. I Can't Ask For Anything More Than You - 4:16
8. Why Do We Hurt Each Other - 3:59
9. Uncertain - 3:49
10. If I Could Just Be With You Tonight - 3:03


◆プロデュース: George Lee

◆参加ミュージシャン: Michy Denne(vo, g), Ken Gold(vo, g, b, ds)
with Paul Keogh/Ray Russell(g), Lynton Naiff/Dave Lawson(sy), Alan Tarney(b), Nigel Wilkinson(ds), etc

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2017/07/07 16:16 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
Art Garfunkelの1978年のアルバム『Watermark』。
Art Garfunkel / Watermark (1978年)
Art GarfunkelはNY生まれの名シンガー。Paul Simonとフォーク・ロック・デュオのSimon & Garfunkelを組んで60年代後半のヒット・チャートを席巻し、70年代以降はソロ活動に専念して、高音の美しいテナー・ヴォイスを生かした良質なアルバムを作っている。

この『Watermark』は3枚目のソロ・アルバム。ソロになってからのGarfunkelはJimmy Webbの曲を好んで歌っているが、本作はまさにJimmy Webbの作品集。収録された12曲のうち10曲がWebbの作品である。

「Crying in My Sleep / 泣きながら目覚めて」「All My Love's Laughter」「Mr. Shuck'n Jive」「Someone Else (1958)」あたりの穏やかで瑞々しい曲調はJimmy Webbの真骨頂。Art Garfunkelの透き通った美声で歌われる切なげなメロディを聴いていると、心が洗われるようだ。

残り2曲のうち、「(What a) Wonderful World」はSam Cookeの1960年のヒット曲(米12位)のカヴァーで、Garfunkel、Paul Simon、James Taylorの3人による美しいハーモニーが感動的。この曲はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの17位、ACチャートでは1位を記録した。もう1曲の「She Moved Through the Fair」はアイルランドのフォーク・ソングである。

参加ミュージシャンはとても豪華だ。「Mr. Shuck'n Jive」の最後に流れる静かなSaxソロは、1940年代から活動する著名なジャズ・サックス奏者のPaul Desmondによる演奏で、これがDesmondの最後のレコーディングとなった。

このアルバムはBillboard 200チャートの19位を記録。海辺でリラックスする写真は、Garfunkelの当時のガール・フレンドであるLaurie Birdが撮影している。女優で写真家だったLaurieは、翌年に25歳の若さで帰らぬ人となった。二人が「Wonderful World」の歌のように幸せな時を過ごしていた頃の名盤だ。

●収録曲
1. Crying in My Sleep / 泣きながら目覚めて – 4:06
2. Marionette – 2:36
3. Shine It on Me – 3:26
4. Watermark – 2:59
5. Saturday Suit – 3:16
6. All My Love's Laughter – 3:56
7. (What a) Wonderful World – 3:32
8. Mr. Shuck'n Jive – 4:48
9. Paper Chase – 2:37
10. She Moved Through the Fair (Traditional) – 2:45
11. Someone Else (1958) – 2:19
12. Wooden Planes / 木製飛行機 – 3:13


◆プロデュース: Art Garfunkel, Barry Beckett(k), Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Paul Simon(ag, bv), Jimmy Johnson/Pete Carr/Hugh McCracken(g), Jimmy Webb/Richard Tee/Bill Payne(k), David Hood/Tony Levin(b), Roger Hawkins/Steve Gadd(ds), Ralph MacDonald(per), Paul Desmond(sax), James Taylor/David Crosby/Leah Kunkel/Stephen Bishop(bv), etc

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2017/07/06 15:48 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(4)
TOTOの1978年のアルバム『TOTO / 宇宙の騎士』。
TOTO / TOTO (宇宙の騎士) (1978年)
TOTOは凄腕のスタジオ・ミュージシャンたちが作ったロック・バンド。結成時のメンバーはDavid Paich(k), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b), Steve Lukather(g), Steve Porcaro(k), Bobby Kimball(vo)の6人で、HungateとKimballを除く4人は少年期からの友達。それぞれが売れっ子のセッション・プレイヤーとしてLAを中心に活動していた。

彼らがバンドを組んだのは、Boz Scaggsの76年のアルバム『Silk Degrees』のレコーディングにPaich, Jeff, Hungateの3人が集まったことがきっかけとされている。そこに、Lukather, Steve, Kimballが加わり、77年にTOTOがスタートした。

本作はTOTOのデビュー・アルバム。TOTOの代表作の1つであり、AORを代表する名盤の1つでもある。

全曲が彼らのオリジナルで、曲作りの中心はPaich。10曲のうち8曲がPaichの作である。残りについては、Kimballが1曲(5)、Steveが1曲(7)を書いた。

メンバーの多くがリード・ヴォーカルを担当できるので、歌の表情は豊か。メイン・ヴォーカリストのKimballが4曲(2, 5, 6, 9)、Paichが2曲(4, 8)、Lukatherが2曲(3, 10)、Steveが1曲(7)を歌っている。

「Child's Anthem」はインスト曲。デビュー・アルバムの1曲目にインスト曲を使うところは、演奏に自信のあるTOTOらしい。「I'll Supply the Love」「Takin' It Back」の終盤や「Angela」の中盤からドラマティックに曲が展開する見事な構成も、彼らの演奏力の賜物だ。

アルバムはBillboard 200チャートの9位となり、デビュー・アルバムにしてトップ10入りを果たした。シングルでは、「Hold the Line」がBillboard Hot 100チャートの5位を記録し、続く「I'll Supply the Love」は45位、「Georgy Porgy」は48位をマーク。「Georgy Porgy」には同年にデビューするCheryl Lynnが参加し、パンチのあるバック・ヴォーカルを聴かせる。

TOTOのアイデンティティとも言える見事な演奏を支えているのは、個の優れた技量とバンドとしてのまとまりの良さだ。グルーヴ感抜群で表情豊かなJeffのドラムスや、エネルギッシュなLukatherのギターに魅了されるのは勿論のこと、6分を超える「Girl Goodbye」を最後まで息をのむように聴き入ってしまうのは、彼らの演奏に抜群の一体感があるから。

TOTOはJeffが他界した92年以降も活動を続け、Jeffを失ってからの活動期間の方がだいぶ長くなった。TOTOを今でも応援するのは、彼らの仲の良さが頼もしく思えるからである。

●収録曲
1. Child's Anthem / 子供の凱歌 - 2:46
2. I'll Supply the Love / 愛する君に - 3:46
3. Georgy Porgy - 4:09
4. Manuela Run - 3:54
5. You Are the Flower - 4:11
6. Girl Goodbye - 6:13
7. Takin' It Back / ふりだしの恋 - 3:47
8. Rockmaker - 3:19
9. Hold the Line - 3:56
10. Angela - 4:45


◆プロデュース: TOTO

◆参加ミュージシャン: Bobby Kimball(vo), Steve Lukather(g, vo), David Paich/Steve Porcaro(k, vo), David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds)
with Cheryl Lynn(bv), Joe Porcaro/Lenny Castro(per), Marty Paich(strings), etc

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2017/06/30 17:49 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
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※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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