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Randy Meisnerの1980年のアルバム『One More Song』。
Randy Meisner / One More Song (1980年)
Randy MeisnerはEaglesの元ベーシスト。1971年のバンド創設時のメンバーであり、76年の代表作『Hotel Carifornia』まで在籍した。Eaglesの75年のアルバム『One of These Nights / 呪われた夜』からのヒット曲「Take It to the Limit」(米4位)や、『Hotel California』収録の名曲「Try and Love Again」などはRandy Meisnerの作で、高音の少しクセのある声でリード・ヴォーカルも担当している。

Eagles結成前は、同じカリフォルニアのバンドであるPocoに在籍し、バンドの創設からファースト・アルバムの制作までベーシストを担当した。なお、Meisnerの後任としてTimothy B. SchmitがPocoに加入するが、後にMeisnerがEaglesを脱退した際の後任も、やはりTimothy B. Schmitが務めている。不思議な縁である。

本作は、Eagles脱退後の2枚目のソロ・アルバム。Eaglesの平和で穏やかな側面にだけ光を当てたような、温かいウェストコースト・ロックを聴くことができる。ちょうどEaglesの解散する年にあたるが、Don HenleyとGlenn Freyも参加し、タイトル曲「One More Song」のバック・ヴォーカルを担当した。

ラストの「Anyway Bye Bye」はPocoのカヴァーであるが、それ以外は、Meisner, Eric Kaz, Wendy Waldmanの共作が4曲(2, 3, 5, 7)、Meisner, Kazの共作が2曲(1, 4)、Jack Tempchinの作が2曲(6, 8)となっている。

Kazと共作した「Deep Inside My Heart」と「Hearts on Fire」は共にアップテンポの明るいナンバー。シングル・カットされ、Billboard Pop Singlesチャートの各々22位、19位をマークした。「Deep Inside My Heart」では、Kim Carnesがバック・ヴォーカルを担当している。


ラストの「Anyway Bye Bye」は、Meisnerがほろ苦く歌うスロー・バラード。Pocoのセカンド・アルバム『Poco』(70年)に収録された名曲で、Pocoの原曲は7分もあるが、ここではコンパクトにまとめている。

本作のCDは、ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから昨年7月に再発された。ちなみに、このアルバムの元気なバック・バンドの名前はSilverados。Silverado(シルヴァラード)という名前の由来は知らないが、81年に設立されたアメリカのワイナリーの名前でもある。Randy Meisnerが育んだ豊かな "Spirit" を味わえるアルバムだ。

●収録曲
1. Hearts on Fire - 2:48
2. Gotta Get Away - 4:03
3. Come on Back to Me - 3:51
4. Deep Inside My Heart - 3:29
5. I Need You Bad - 3:11
6. One More Song - 3:55
7. Trouble Ahead - 4:12
8. White Shoes - 4:11
9. Anyway Bye Bye - 4:30


◆プロデュース: Val Garay

◆参加ミュージシャン: Wendy Waldman(ag, bv), Craig Hull(g), Bill Cuomo/Sterling Smith(k), Bryan Garofalo(b), Craig Krampf(ds), Don Francisco(per, bv), Michael Jacobsen(sax), Don Henley/Glenn Frey/Kim Carnes(bv)

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2017/05/25 10:15 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
Amy Hollandの1980年のアルバム『Amy Holland』。
Amy Holland / Amy Holland (1980年)
Amy Hollandはニューヨーク生まれの女性ポップ/ロック・シンガー。Michael McDonaldの奥様として知られており、83年に結婚して二人の子供を授かり、今も結婚生活を続けている。

彼女はセッション・シンガーや楽曲提供などで他のアーティストの活動をサポートする傍ら、自身のアルバムも制作しており、数は少ないがこれまでに4作品をリリースしている。

本作はデビュー・アルバムで、後の夫となるMichael McDonaldがプロデュースを担当した。Michael McDonaldは83年のセカンド・アルバム『On Your Every Word / 恋に焦がれて』もプロデュースし、その年に二人は結婚。その後しばらくアルバム制作から離れるが、2012年に3作目となる『The Journey To Miracle River』を、2016年には最新作の『Light On My Path』をリリースしている。

本作では、Michael McDonaldがプロデュースの他にバック・ヴォーカルやキーボードを担当し、曲も「Here in the Light」と「Show Me the Way Home」の2曲を提供。全面的にアルバム制作を支えており、こうした献身的なサポートが結婚に繋がったのだろう。

彼のソウルフルでふくよかな歌声と独特の洗練されたグルーヴを随所に聴くことができるので、ほとんどの曲がMichael McDonaldの提供曲のように聴こえるが、実はカヴァー曲が中心。

主なカヴァー曲の原曲の収録アルバムは次のとおり。
○「How Do I Survive」:『Neon Smiles』(The Bliss Band, 79年)
○「Strengthen My Love」:『White Shadows』(Tim Moore, 77年)
○「Stars」:『Home Free』(Dan Fogelberg, 72年)
○「I'm Wondering」:『Looking Back』(Stevie Wonder, 77年 ※コンピレーション)
○「Looking For Love」:『Winged Horses』(Matthew Moore, 78年)
○「Holding on to You」:『Rainmaker』(Kevin Moore, 80年)

このうち、英国の職人ソングライターであるPaul Blissの書いた名曲「How Do I Survive」がシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの22位をマークした。


また、「Don't Kid Yourself」はAmy Hollandの作。憂いを含んだメロディとMcDonald作法の洗練されたグルーヴを持つ素晴らしい曲だ。

Amy Hollandの一番の魅力はその歌声にある。少女のような可憐さと純朴さを残しながら、大人の女性の包容力と芯の強さを備えている。Norman Seeffの撮影したフロント・カヴァーは、その微妙な内面を上手く捉えているように思う。

●収録曲
1. How Do I Survive - 4:00
2. Strengthen My Love - 3:58
3. Here in the Light - 3:56
4. Stars - 4:11
5. Don't Kid Yourself - 3:48
6. I'm Wondering - 3:01
7. Looking for Love - 3:37
8. Holding on to You - 3:46
9. Show Me the Way Home - 3:36
10. Forgetting You - 2:33


◆プロデュース: Michael McDonald(k, bv), Patrick Henderson(k)

◆参加ミュージシャン: Hadley Hockensmith/John McFee(g), Bill Payne(sy), John Pierce/Mike Porcaro(b), Mike Baird/Michael Hossack(ds), Lenny Castro(per), Chet McCracken(vib), Tom Scott/Cornelius Bumpus(sax), Norton Buffalo(harmonica), Wendy Waldman/Maureen McDonald(bv), Nick DeCaro(string ar), etc

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2017/05/18 10:13 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
Barbra Streisandの1980年のアルバム『Guilty』。
Barbra Streisand / Guilty (1980年)
Barbra Streisandはニューヨーク生まれの歌手であり女優。女優としては、初演となる1968年の『Funny Girl』でアカデミー主演女優賞を受賞したのを皮切りに、73年の『The Way We Were / 追憶』、76年の『A Star Is Born / スター誕生』(アカデミー歌曲賞を受賞)など、これまでに20本ほどに出演している。歌手としてのキャリアはそれより古く、63年のファースト・アルバム『The Barbra Streisand Album』から現在に至るまで、スタジオ・アルバムだけで30作以上を制作している。

本作は、Barbra StreisandがBee GeesのBarry Gibbと共演したアルバム。
フロント・カヴァーで彼女を抱きしめるイケメンがBarry Gibbだ。Barry Gilbbは本作のプロデュースを担当したほか、共作も含めて全ての曲作りを手掛けた。またシンガーとしても、「Guilty」「What Kind of Fool / 別離(わかれ)」の2曲を彼女とデュエットし、つややかな歌声を披露している。

フロント・カヴァーの二人の雰囲気そのままの甘くロマンティックなアルバムで、その点はCarole Bayer Sagerの翌年の名作『Sometimes Late At Night / 真夜中にくちづけ』と双璧をなす。コーヒーに角砂糖を2つ入れて飲むような甘さがあるが、後味は心地よい。それだけ曲が優れており、サウンドに品がある。

軽やかなグルーヴの「Guilty」、憂いのあるメロディが素晴らしい「Woman in Love」「Run Wild」、ディスコ調の「Promises / 恋のプロミス」、しっとりしたバラードの「The Love Inside」「別離(わかれ)」など、とにかく曲が良い。


Barry Gibbが一人で書いた曲は「The Love Inside」のみで、残りはBee Geesの3人(Barry, Robin & Maurice)による共作が1曲(1)、Robinとの共作が4曲(2, 3, 4, 7)、協同プロデューサーのAlbhy Galutenとの共作が3曲(6, 8, 9)となっている。Bee Geesの貢献は大きく、彼ら特有の美しいファルセットも随所で聴こえてきて、さながら "Bee Gees feat. Barbra Streisand" のような趣きがある。

ファースト・シングルの「Woman in Love」はBillboard Hot 100チャートの1位を獲得。続く「Guilty」は3位、「What Kind of Fool」も10位にチャート・インし、アルバムもBillboard 200チャートの1位を獲得。彼女最大のヒット・アルバムとなった。また「Guilty」は、1981年のグラミー賞において「Best Pop Vocal Performance - Duo or Group」を受賞している。


Barbra Streisandはかなりの高音域で歌う。声にハスキーなところがないので、時おり金属的に聴こえることもあるが、繊細で美しいビブラートがそれを補っている。とても個性的な歌声だと思う。

●収録曲
1. Guilty (Duet with Barry Gibb) - 4:23
2. Woman in Love - 3:49
3. Run Wild - 4:06
4. Promises / 恋のプロミス - 4:20
5. The Love Inside - 5:08
6. What Kind of Fool (Duet with Barry Gibb) / 別離(わかれ) - 4:06
7. Life Story - 4:38
8. Never Give Up - 3:44
9. Make It Like a Memory / 想い出のように - 7:28


◆プロデュース: Barry Gibb(vo, g), Albhy Galuten(sy), Karl Richardson

◆参加ミュージシャン: Cornell Dupree/Lee Ritenour/Pete Carr/George Terry(g), Richard Tee/George Bitzer(k), Harold Cowart/David Hungate(b), Steve Gadd(ds), Joe Lala(per), etc

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2017/05/10 18:05 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(2)
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