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笠井 紀美子の1982年のアルバム『KIMIKO』。
笠井 紀美子 / KIMIKO
笠井紀美子は日本を代表するジャズ・シンガーの一人。70年代、80年代を中心に20枚ほどのアルバムを制作しており、その中でGil EvansやHerbie Hancock等と共演するなど、世界を舞台に音楽活動をした。その後、1987年にスタートした宝飾デザインの仕事が今の本業となり、サンタモニカに在住しながら宝飾品ブランドの「kimiko by KIMIKO」を運営している。

私が初めて聴いた笠井紀美子のアルバムは、Kimiko Kasai & Herbie Hancock名義の79年のアルバム『Butterfly』である。しかも、Herbie HancockのBOXセット『The Complete Columbia Album Collection 1972-1988』の中の1枚として出会い、あのHerbie Hancockとアルバムを共作した日本の女性シンガーとして感銘を受けた。

本作『KIMIKO』は、その『Butterfly』に続くアルバム。昨年8月のソニー「AOR CITY 1000」シリーズからCDが再発されたことから分かるように、AORと呼ぶに相応しい華やかで洗練されたサウンドとなっている。

AOR的な視点では、Richard Page、Marc Jordan、Jay Graydonという豪華な三人が共作したアップ・テンポなナンバー「The Right Place」や、David Lasley等が書いたソフトなバラード「I Wish That Love Would Last」が目を惹く。

プロデューサーのRichard Rudolphもレゲエ調の「Steppin' Outside Tonight」とメロウな「I'm So Much In Love」、「Love Is All We Need」を提供しており、このうち「I'm So Much In Love」に関しては何とStevie Wonderとの共作だ。

Richard Rudolphは1979年に他界したMinnie Ripertonの夫である。有名な「Lovin' You」も二人で書いた。
笠井紀美子の繊細で美しいヴォーカルは、どこかMinnie Ripertonを思わせるところがあり、特に2, 4, 6, 7のようなメロウな曲での歌声はMinnie Ripertonのようにチャーミング。

笠井氏は90年にRichardと再婚し、今もサンタモニカで一緒に暮らしている。笠井紀美子が「Lovin You」を歌ったら素敵だろうな、などと勝手に思ってしまうが、それが実現しなかったことも理解できるような気がする。

●収録曲
1. The Right Place - 4:43
2. Looking For Love - 4:39
3. Steppin' Outside Tonight - 4:37
4. I'm So Much In Love - 4:11
5. I Felt You Glancin' - 3:57
6. Love Is All We Need - 5:03
7. I Wish That Love Would Last - 3:58
8. Over You - 4:11


◆プロデュース: Richard Rudolph

◆参加ミュージシャン: Paul Jackson Jr./Michael Sembello(g), Randy Waldman/Bobby Lyle(k), Jimmy Johnson/Nathan Watts(b), Tony Lewis/Steve Turner(ds), David Boruff(sax), Bill Reichenbach(tb), Michael Fisher/Paulinho Da Costa(per), Darryl Phinnessee/John Lehman/Lisa Roberts/Marti McCall(bv), etc.

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2017/04/04 16:56 Jazz / Fusion TB(0) CM(4)
George(g)とLouis(b)のJohnson兄弟が結成したThe Brothers Johnsonの1976年のデビュー・アルバム『Look Out for #1』。
ノリノリのジャケットが良い。

プロデューサーはQuincy Jones。
Jazz/Fusion界の実力派ミュージシャンが参加している。

「Thunder Thumbs And Lightnin' Licks」、「Tomorrow」を除いてヴォーカルが入っているが、ヴォーカルを聴かせるアルバムではない。
Louis Johnsonのベースの肉感を味わうアルバムである。

アルバムは、米ビルボードのソウル・チャートで1位、ジャズ・チャートでは3位を獲得。
軽やかなメロディの「I'll Be Good To You」はシングル・カットされ、全米3位のヒットとなった。

Louis Johnsonのベースはとても肉感的。
指の肉がベースの弦を弾く感触が伝わってくるような音だ。
Harvey Masonの粘り気のあるドラムスと相性はバッチリ。
とても心地よいグルーヴを作っている。

ビートルズの「Come Together」をカバーしているが、クセになるような中毒性のあるグルーヴだ。

●収録曲
1. I'll Be Good to You - 4:44
2. Thunder Thumbs And Lightnin' Licks - 4:51
3. Get The Funk Out Ma Face - 2:27
4. Tomorrow - 2:58
5. Free and Single - 4:07
6. Come Together - 4:12
7. Land of Ladies - 4:30
8. Dancin' and Prancin' - 3:01
9. The Devil - 3:40


◆プロデュース: Quincy Jones

◆参加ミュージシャン: George Johnson(g, vo), Louis Johnson(b, vo), Lee Ritenour(g), Dave Grusin/Don Lewis(k), Ian Underwood(sy), Harvey Mason(ds), Toots Thielemans(harmonica), Ralph MacDonald(per), Billy Cobham(timbales), Ernie Watts/Sahib Shihab/Terry Harrington(sax, flute), Bill Lamb/Chuck Findley(tp), Glenn Ferris(tb), Jesse Kirkland/Jim Gilstrap/Pepper Swinson/Syreeta Wright(bv), Paul Riser(horn ar)

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2016/04/17 18:54 Jazz / Fusion TB(0) CM(0)
Journeyのドラマーとして知られるSteve Smithのファースト・ソロ・アルバム『Vital Information』(1983年作)。

Steve SmithはJourney、すなわちロック・バンドのドラマーという印象が強いが、気質はジャズ・ドラマーである。
自身のバンドVital Informationで、Jazz/Fusionのアルバムを数多く残している。

このアルバムは最初のソロ・アルバムであり、このアルバムのタイトルをバンド名にして、Vital Informationの活動はスタートした。
ちょうどJourneyの方も、アルバム『Frontiers』を大ヒットさせた年だ。

Mike Stern、Dean Brownという二人のギタリストが参加しているせいもあり、ギター・オリエンテッドなサウンドであるが、Dave WilczewskiのSaxも存在感がある。

2曲目「Questionable Arrivals」や5曲目「All That Is」は、ロック好きにも聴きやすい曲。
メロディのはっきりしたハードな曲調で、Steve Smithもロックっぽいドラムスを縦横無尽に叩きまくる。

Steve Smithは私のお気に入りのドラマー。
やや几帳面な感じの堅実なドラムスを聴くと、とても安心する。

ジャズ・ロック界のヴァイオリニスト、Jean-Luc Pontyの1977年の名作『Enigmatic Ocean』でも、鉄板のドラムスを披露。
そちらもお薦めである。

●収録曲
1. Looks Bad, Feels Good - 4:27
2. Questionable Arrivals - 6:31
3. V.G. - 4:48
4. Vital Information - 3:41
5. All That Is - 7:40
6. Stoughton To Stockholm Samba - 8:14
7. 13th Month - 6:50


◆プロデュース: Steve Smith

◆参加ミュージシャン: Steve Smith(ds, p), Mike Stern(g), Dean Brown(g), Tim Landers(b), Dave Wilczewski(sax)

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2016/04/16 18:37 Jazz / Fusion TB(0) CM(0)
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70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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