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Santanaの1982年のアルバム『Shango』。
Santana / Shango
Santanaは、ギタリストのCarlos Santana率いるロック・バンド。1966年のバンド結成から半世紀以上も活動を続けており、在籍したミュージシャンは延べ70名を超え、ロック史に巨大な活動の足跡を残している。

本作は80年代に入って出された2枚目のアルバム。
Santanaはラテン・ロックをベースに時流を捉えたアルバム作りをしており、本作はややポップス寄りの前作『Zebop!』の流れを継いでいる。前作ではヴォーカル曲とインスト曲が8対4のバランスであったが、本作ではインスト曲を2曲(5, 10)に減らし、より一層ポップス指向となっている。

ヴォーカル曲のうち4曲(2, 3, 4, 8)は他のアーティストの作。
「Hold On」はIan Thomas作で、Ian Thomasの81年のアルバム『Runner』の収録曲。「Night Hunting TIme」はPaul Brady作で、Paul Bradyの81年のアルバム『Hard Station』からのカヴァー。「Nowhere To Run」はRuss Ballardの書き下ろし。そして、「What Does It Take (To Win Your Love)」は、Jr. Walker & The All Starsの68年のヒット曲だ。

このうち、Ian Thomasの「Hold On」とRuss Ballard作の「Nowhere To Run」がBillboard Hot 100にチャート・インし、それぞれ15位と66位を記録した。

曲によってプロデューサーが異なり、Eaglesのプロデュースで有名なBill Szymczykが2曲(1, 9)を、John Ryanが3曲(2, 4, 8)を、残りをCarlos Santanaが担当している。また、Carlos担当のうち3曲(3, 5, 6)は、Gregg Rolieとの共同プロデュースだ。Gregg Rolieは元Santanaのキーボード兼リード・ヴォーカル担当であり、Neal Schonと一緒にSantanaを抜けてJourneyを結成した。

哀愁漂う「Hold On」は、Santanaの80年代最大のヒット曲である。また、Adult ContemporaryチャートにSantanaとして初めてチャート・イン(34位)した記念すべき曲でもある。Carlosのギターを除けば、Ian Thomasの原曲にとても忠実なアレンジだが、Santanaのカヴァー・バージョンの方がはるかに良い。Carlosの泣きのギターが如何に曲の良さを引き立てているかが良く分かる。

Gregg Rolieはインスト曲「Nueva York」でオルガンを弾いている。「Black Magic Woman」のような濃厚なリズムの曲だ。彼は、昨年にリリースされたSantanaの最新作『Santana IV』において、Neal Schon等と共に久々にSantanaに復帰。Santanaは98年に、Journeyは2017年にロックの殿堂入りをしているので、Greggはロックの殿堂入りを2度経験したと言っても良いだろう。

●収録曲
1. The Nile - 4:54
2. Hold On - 4:24
3. Night Hunting Time - 4:42
4. Nowhere To Run - 3:58
5. Nueva York - 4:57
6. Oxun (Oshún) - 4:12
7. Body Surfing - 4:25
8. What Does It Take (To Win Your Love) - 3:24
9. Let Me Inside - 3:31
10. Warrior - 4:21
11. Shango - 1:41


◆プロデュース: Bill Szymczyk, John Ryan, Carlos Santana(g), Gregg Rolie(organ)

◆参加ミュージシャン: Alex Ligertwood(vo), Richard Baker(k), David Margen(b), Graham Lear(ds), Armando Peraza/Raul Rekow/Orestes Vilató(per), etc

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2017/03/30 15:24 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Santanaの1981年のアルバム『Zebop!』。
Santana / Zebop!
Santanaは、ギタリストのCarlos Santana率いるロック・バンド。1966年にサン・フランシスコで結成され、現在に至るまで半世紀以上も活動を続けている。Carlos Santana以外のメンバーは入れ替わるため、在籍メンバーは延べ70名を超えており、大勢のSantana卒業生を輩出している。

本作は80年代に入って最初に出されたアルバム。
Santanaはラテン・ロックをベースにしつつも年代によってアルバムの質感を変えており、本作の楽曲はややポップス寄り。一方、Carlosのギターは割とハードで重たい音を出しており、サウンドはロック色が強い。

収録された12曲のうち8曲はヴォーカル曲で、その半分(1, 5, 6, 8)は他者の曲を取り上げている。
「Cahnges」はCat Stevens作で、71年のアルバム『Teaser and the Firecat』からのカヴァー。「Over And Over」はRick Meyersの書き下ろし。「Winning」はRuss Ballard作で、76年のアルバム『Winning』の収録曲。「The Sensitive Kind」はJ.J.Cale作で、79年のアルバム『5』からのカヴァーである。

このうち、Russ Ballard作の「Winning」はBillboard Hot 100チャートの17位をマークし、久し振りにTop 20にチャート・イン。また、「The Sensitive Kind」も56位に到達し、アルバム自体もBillboard 200チャートの9位を記録した。

Carlosのギターを存分に味わえるインストゥルメンタル曲は、「Primera Invasion」「Tales Of Kilimanjaro / キリマンジャロの伝説」「American Gypsy」「I Love You Much Too Much / 哀愁の旅路」の4曲。

「キリマンジャロの伝説」は名盤『Caravanserai』を彷彿とさせるミステリアスなナンバーだ。また「哀愁の旅路」は、邦題から想像できるように「哀愁のヨーロッパ」風。Carlosの官能的なギターを聴くことができる。

なお、個人的には哀愁漂うブルース・ナンバー「Brightest Star」におけるCarlosのギターが一番良い。

このアルバムは、昨年8月のソニー「AOR CITY 1000」シリーズの1枚に選ばれている。AORというカテゴリーの日本における許容範囲が広いということだが、Carlosが知ったら驚くかも知れない。

●収録曲
1. Changes - 4:28
2. E Papa Ré - 4:33
3. Primera Invasion - 2:08
4. Searchin' - 3:55
5. Over And Over - 4:49
6. Winning - 4:11
7. Tales Of Kilimanjaro / キリマンジャロの伝説 - 3:25
8. The Sensitive Kind - 3:33
9. American Gypsy - 3:37
10. I Love You Much Too Much / 哀愁の旅路 - 4:43
11. Brightest Star - 4:50
12. Hannibal - 3:43


◆プロデュース: Bill Graham, Carlos Santana(g), Keith Olsen

◆参加ミュージシャン: Alex Ligertwood(vo), Alan Pasqua/Richard Baker(k), David Margen(b), Graham Lear(ds), Orestes Vilato/Armando Peraza/Raul Rekow(per), Chris Solberg(bv), etc

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2017/03/29 18:21 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Balanceの1981年のアルバム『Balance / ブレイキング・アウェイ』。
Balance / Balance (ブレイキング・アウェイ)
Balanceは1980年にNYで結成されたメロディアス・ハード系のロック・バンド。メンバーは、Peppy Castro(vo), Doug Katsaros(k), Bob Kulick(g)の3人である。

ヴォーカリストのDoug Katsarosは60年代からNYでバンド活動をしており、「Blues Magoos」(64年~70年)、「Barnaby Bye」(73年~74年)という二つのバンドに在籍。「Blues Magoos」ではサイケデリック・ロックを指向し、一方の「Barnaby Bye」では、双子のAlessi兄弟と活動を共にした。

キーボード担当のDoug KatsarosはNYのスタジオ・ミュージシャン。最初に参加したアルバムはPaul Stanleyの78年のソロ・アルバム『Paul Stanley』で、その後もBon JoviやMichael Bolton、Cherなどのアルバムに参加している。

ギタリストのBob KulickもNYのスタジオ・ミュージシャンで、Dougと同じく『Paul Stanley』に参加。また、KISSの他のアルバム、『Alive II』(77年)、『Unmasked』(80年)、『Killers』(82年)にも参加し、その流れからか、実弟のBluce KulicがKISSの正式メンバーとなった。

本作はBalanceのファースト・アルバム。彼ら以外に、John Siegler/Willie Weeks(b)、Andy Newmark(ds)がサポート・メンバーとして参加している。

NYのスタジオ・ミュージシャンのバンドということで「東のTOTO」という見方をされることがあったようだが、実際に聴いてみると、あまりそういう印象を受けない。彼らの作る曲にソウルやR&Bからの影響が見られないからだろう。キャッチーなメロディと爽やかなハーモニーを持ち味とする、とても耳馴染みの良いメロディアス・ロックである。

本作からは、ポップな「Breaking Away」がBillboard Hot 100チャートの22位をマークし、バラードの「Falling in Love」も58位と健闘した。

とびきり美しいメロディを持つ「Falling in Love」は、歳月に埋もれない魅力を放つ名バラードだ。彼らの美しいハーモニーがとてもロマンティックで、切なくも爽やかな余韻が残る。

本作は昨年8月のソニー「AOR CITY 1000」シリーズにおいて、めでたく日本初CD化された。80年代に数多く出されたメロディアス・ロックの一つと言えばそれまでだが、記憶に残る一枚となったのは、「Falling in Love」という美しい曲が生まれたからであろう。

●収録曲
1. (Looking For The) Magic - 3:57
2. I'm Through Loving You - 3:04
3. Breaking Away - 3:15
4. No Getting Around My Love - 3:52
5. Fly Through The Night / 夜を遙かに - 3:58
6. American Dream - 4:18
7. Haunting - 3:50
8. Falling In Love - 3:17
9. Hot Summer Nights - 3:21
10. It's So Strange - 4:09


◆プロデュース: Balance

◆参加ミュージシャン: Peppy Castro(vo), Doug Katsaros(k), Bob Kulick(g)
with John Siegler/Willie Weeks(b), Andy Newmark(ds)

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2017/03/24 19:43 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
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