音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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Pagesの1979年のアルバム『Future Street』。
Pages / Future Street
PagesはRichard PageとSteve Georgeの二人を中心とするグループ。彼らは80年代中盤に「Broken Wings」と「Kyrie」という2曲の全米No.1ヒットを生んだMr.Misterの前身である。Pagesは知らなくても、Mr.Misterを知っている80's洋楽ファンは多いだろう。

本作はPagesのセカンド・アルバム。
彼らは5人組でデビューしており、78年のデビュー作『Pages / ファースト・ペイジス』では、Peter Leinheiser(g), Jerry Manfredi(b), Russ Battelene(ds)が残りのメンバーであった。このセカンド・アルバムでは、ギタリストがCharles "Icarus" Johnsonに、ドラマーがGeorge Lawrenceに交代している。

本作の収録曲は、共作も含めて全てが彼らのオリジナル。
このうち、1曲目の「I Do Believe In You」はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの84位にチャート・インした。Americaが1980年のアルバム『Alibi』で、この曲をカヴァーしている。

また、「Who's Right, Who's Wrong」はKenny LogginsとRichard Pageの共作。Kenny Logginsは79年のアルバム『Keep The Fire』でこの曲をセルフ・カヴァーしており、そこではMichael JacksonとRichard Pageがバック・ヴォーカルを務めた。

RichardとSteveは、それぞれが優れたシンガーであり、本作は彼らの美しいヴォーカル・ハーモニーを存分に味わえる。二人はPagesの活動以外にもヴォーカル・ユニットとして活動しており、様々なアーティストの曲で、二人の美しいバック・ヴォーカルを聴くことができる。

Pagesの演奏はかなりテクニカル。また、楽曲に上品(クール)でソフト(メロウ)な独特の質感があるので、メロウ・フュージョンあるいはソフトなジャズ・ロックとも言える聴き応えのあるサウンドだ。

美しいヴォーカル・ハーモニーと上品でメロウなサウンド、そして技巧的な演奏と、引き出しの多いグループだ。彼らには作詞(lyrics)を専門に担当するJohn Langという6人目のメンバーも存在しており、プロ意識の高さを感じる。Johnは、Richard Pageのいとこである。

●収録曲
1. I Do Believe In You - 4:02
2. The Sailor's Song - 4:20
3. Take My Heart Away - 3:46
4. Future Street - 4:10
5. Who's Right, Who's Wrong - 4:19
6. Chemistry - 5:16
7. Two People - 4:25
8. Keep On - Movin' 4:02


◆プロデュース: Bobby Colomby(per)

◆参加ミュージシャン: Richard Page(vo, k, sy), Steve George(k, sy, vo), Charles "Icarus" Johnson(g), Jerry Manfredi(b), George Lawrence(ds), John Lang(lyrics)
with Kenny Loggins(vo), Joey Trujillo(g), Jai Winding(k), Michael Brecker(sax), Chuck Findley/Jerry Hey/Larry Williams(horns), Don Alias(per), Russell Battelene(ds), etc

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2017/03/28 17:08 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
Art Garfunkelの1975年のアルバム『Breakaway / 愛への旅立ち』。
Art Garfunkel / Breakaway (愛への旅立ち)
Art GarfunkelはNY生まれのシンガー・ソングライター。Paul Simonと組んだ「Simon & Garfunkel」の活動があまりにも有名だが、70年代以降はソロ活動に専念し、高音域の美しいテナー・ヴォイスをじっくり聴かせる良質なアルバムをリリースしている。

本作は、Art Garfunkelの2枚目のソロ・アルバム。カヴァー曲や外部のライターが書き下ろした曲のみで構成したアルバムである。各々のプロフィールは以下のとおり。

●カヴァー曲
「I Believe / 永遠の想い」:Stevie Wonderの72年のアルバム『Talking Book』から。
「Rag Doll / 悲しきラグ・ドール」:Steve Eatonの74年のアルバム『Hey Mr. Dreamer』から。
「Disney Girls」:The Beach Boysの71年のアルバム『Surf's Up』から。(Bruce Johnston作)
「Waters of March / 春の予感」:Antonio Carlos Jobimの73年のアルバム『Jobim』から。
「I Only Have Eyes for You / 瞳は君ゆえに」:ジャズ・スタンダード。(Al Dubin, Harry Warren作)
「99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル」:Albert Hammondの75年の同名アルバムから。

●書き下ろし
「Break Away / 愛への旅立ち」(Gallagher and Lyle):彼らも翌年のアルバム『Break Away』に収録。
「My Little Town」(Paul Simon):Paulも同年のソロ・アルバム『時の流れに』に収録。
「Looking for the Right One / めぐり会い」(Stephen Bishop):Stephenも78年作『水色の手帖』に収録。
「The Same Old Tears on a New Background」(同上):Stephenも76年のアルバム『Careless』に収録。

このうち、「I Only Have Eyes for You / 瞳は君ゆえに」、「Break Away / 愛への旅立ち」、「My Little Town」、「I Believe / 永遠の想い」の4曲がシングル・カットされ、最初の3つはBillboard Hot 100チャートの各々18位、39位、9位をマークした。また、アルバム自体もBillboard 200チャートの9位に到達している。

本作のハイライトはやはり、Paul Simonとのデュエットが久し振りに実現した「My Little Town」だろう。Simon & Garfunkelの歌声には、きんと冷えた冬の朝のような清潔感と緊張感があって好きなのだが、この抜群にフレッシュな曲にも同じ歌声を聴くことができる。

また、ロマンティック・バラードの達人として知られるStephen Bishopが書き下ろした2曲も名曲中の名曲。Art Garfunkelほど高音ではないが、Stephen Bishopも美しいテナー・ヴォイスの持ち主。両曲ともセルフ・カヴァーをしているので、聴き比べると良いだろう。

Albert Hammondの「99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル」もグレート。Art Garfunkelは「天使の歌声」と称されるが、この曲での歌声は「天使の」という形容に相応しい神聖な響きを宿している。

●収録曲
1. I Believe (When I Fall In Love It Will Be Forever) / 永遠の想い - 3:48
2. Rag Doll / 悲しきラグ・ドール - 3:06
3. Break Away / 愛への旅立ち - 3:35
4. Disney Girls - 4:32
5. Waters Of March / 春の予感 - 3:37
6. My Little Town - 3:50
7. I Only Have Eyes For You / 瞳は君ゆえに - 3:39
8. Looking For The Right One / めぐり会い - 3:21
9. 99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル - 3:30
10. The Same Old Tears On A New Background / ある愛の終りに… - 3:45


◆プロデュース: Richard Perry, Art Garfunkel(vo)

◆参加ミュージシャン: Stephen Bishop(g, bv), Paul Simon(g, vo), Pete Carr/Andrew Gold(g), Bill Payne/Bruce Johnston/Barry Beckett(k), Jim Keltner/Jim Gordon/Russ Kunkel(ds), Joe Osborn/Max Bennett(b), Joe Clayton(per), Toni Tennille/Graham Nash/David Crosby(bv), etc

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2017/03/27 17:39 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
Gerard Kennyの1980年のアルバム『Living On Music』。
Gerard Kenny / Living On Music
Gerard Kennyはニューヨーク生まれのシンガー・ソングライターであり、ピアノ・マン。ニューヨーク生まれのピアノ・マンと言えばBilly Joelの名前が挙がるが、二人は親交があり、1970年から71年にかけてPrimoというバンドで一緒に活動している。

Billy Joelが71年にファースト・アルバム『Cold Spring Harbor』でデビューしたのに対し、Gerardはなかなか日の目を見なかった。彼がファースト・アルバム『Made It Thru The Rain』を出したのは、32歳になる年の1979年。英RCAレコードからのリリースである。ところが、翌80年にそのタイトル曲をBarry Manilowがカヴァーし、本国アメリカのBillboard Hot 100チャートにおいて10位となるヒットを記録。これにより、Gerard Kennyの名前が知られるようになった。

さて、本作『Living On Music』はGerard Kennyのセカンド・アルバムである。アメリカでレコーディングされているが、参加ミュージシャンは英国勢。The Bliss BandのPhil Palmer(g)、元AffinityのMo Foster(b)、元StackridgeのPeter Van Hooke(ds)、Frank Riccotti(per)、元PilotのBilly Lyall(sy)などが参加している。その多くは、ファースト・アルバムの参加メンバーだ。

本作からは、「Getting To Know Each Other」「Fantasy」「Jailbait」「Maggie」がシングル・カットされた。「Jailbait」はThe Beach Boys風の賑やかなナンバーだが、それ以外はGerardがピアノを弾きながら歌うピアノ・マンらしい曲。このうち、瑞々しいバラードの「Fantasy」が英国チャートの34位を記録している。

タイトル曲「Living On Music」の堂々とした歌いっぷりや美しいハーモニーは、どこかQueenを思わせる。"Living On Music" というタイトルには、音楽で生きていくという意気込みや実際にそうしているという自信が表れているようだ。

食事をしているフロント・カヴァーをよく見ると、テーブル・クロスには五線譜が引かれ、フライド・ポテトは音符の形で、マグカップの取っ手はト音記号になっている。音楽が好きだという気持ちが溢れ出ていて、見ていて幸せ。

このアルバムは、昨年7月のソニー「AOR CITY 1000」シリーズにおいて、世界初CD化された。素直にGerard Kennyを祝福したい気持ちになる。

●収録曲
1. You're The Best / きみが最高
2. Fantasy
3. Sucker For Love
4. Crime That Pays
5. April's End / 四月の終わり
6. Southern Comfort
7. Maggie
8. Jailbait / 恋のとりこ
9. Getting To Know Each Other / 知り合えばふたり
10. Living On Music


◆プロデュース: Christopher Neil(bv)

◆参加ミュージシャン: Gerard Kenny(k, vo), Phil Palmer(g), Peter Van Hooke(ds), Mo Foster(b), Frank Riccotti(per), David Cullen/Billy Lyall(sy), Dominic Bugatti/Allan Carvel(bv), etc

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2017/03/21 17:18 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
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