音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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オフコースの1980年のアルバム『We Are』。日本のAORの金字塔です。
オフコース / We Are (1980年)
1曲目「時に愛は」は、このアルバムのクオリティの高さを象徴する名曲。音数が少なく、音の隙間を意識させる重厚な作り。エンディングにギター・ソロを持ってくるところや重たいリズムは、Boz Scaggsの77年のアルバム『Down Two Then Left』に収録の名曲「Hard Times」を連想させます。

エンディングのギターは松尾と鈴木のソロの掛け合い。互いの持ち味を生かした印象的なソロは、Eaglesの「」の有名なギター・ソロのようです。硬質で緊張感のある大間のドラムスと清水の重たいベースが生み出す抑えたグルーヴも見事。

小田の歌詞も秀逸。一度はくじけそうになった愛にもう一度チャンスを与える力強い歌詞が感動的です。

続く「僕らの時代」も決意表明の曲。歌詞と裏腹に、曲調は実にソフト&メロウ。『Hotel California』の2曲目の「New Kid In Town」のように穏やかです。

優しいバラードの「いくつもの星の下で」は、鈴木のバラードの中では最高の出来。「一億の夜を越えて」で大間が叩き出すビートは、TOTOのJeff Porcaroを彷彿とさせます。シングル・ヒットした「Yes-No」も改めて聴くとサウンドが分厚く、本作が優れたロック・アルバムであることを再認識します。

エンディングの「きかせて」は、オフコースらしい美しいコーラス・ワークが冴える名曲。間奏の2回のコーラスに陰陽のコントラストを付けるあたりが見事です。

カヴァー・アートも秀逸。前作『Three And Two』は "3人と2人" でしたが、本作『We Are』は "僕ら"。5人の名前を並べただけのシンプルなジャケットからは、"僕らの音を聴いて下さい" という自信を感じます。

聴くとしたら2005年のデジタル・リマスター盤(紙ジャケット仕様)がお薦め。エンジニアを務めたBill Schneeの手腕をクリアな音で味わえます。

●収録曲
1. 時に愛は
2. 僕等の時代
3. おまえもひとり
4. あなたより大切なこと
5. いくつもの星の下で
6. 一億の夜を越えて
7. せつなくて
8. Yes-No
9. 私の願い
10. きかせて


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2012/04/29 22:49 邦楽 TB(0) CM(0)
角松 敏生の1991年のアルバム『All Is Vanity』。
角松敏生 / All Is Vanity (1991年)
海外のAORの名作と肩を並べる作品です。

参加ミュージシャンが豪華で、
Guitar: Larry Carlton、Buzzy Feiten、Michael Landau
Trumpet: Jerry Hey
Piano: Joe Sample
Percussion: Lenny Castro
Drums: Carlos Vega
といった、海外の一流どころが参加してます。

「夜離れ」は、ホーンの使い方がDonald Fagenの「I・G・Y」に似たクールな楽曲。「夏回帰」は、ドライヴするベースが印象に残るガッツのあるサウンド。「ただ一度だけ」は、情景が目に浮かぶ美しいバラードです。

角松氏のアルバムは他にも何枚か聴きましたが、本作のクオリティと完成度は突出しているように思います。何か特別な気持ちが入っているように感じる素晴らしい作品です。

●収録曲
1. 夜離れ ~ユーアー・リーヴィング・マイ・ハート
2. 夏回帰 ~サマー・デイズ
3. 海 ~ザ・シー
4. この駅から… ~ステイション
5. ただ一度だけ ~イフ・オンリー・ワンス
6. オール・イズ・ヴァニティ
7. アップ・タウン・ガール
8. ディスタンス
9. 彷徨~ストレイ・アット・ナイト
10. ホワット・イズ・ウーマン


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2012/04/22 19:10 邦楽 TB(0) CM(0)
Pink Cloudの1988年のアルバム『Index』。
Pink Cloud / Index (1988年)
Charの江戸屋レコード設立に伴ってリリースされたPink Cloudのアルバムです。サウンドが分厚くなり、ハード・チューン、メロウ・チューンともレベルが高く、捨て曲がありません。

特に最初の3曲、「All My Love」「Blue Cloud」「Drive Me Nuts」の流れは完璧。英語の歌詞ということもあり、まるで洋楽です。

インスト曲「Halfrain」の豊かでメロウなサウンドも実に気持ちが良い。

ウェストコースト・ロック、AOR、ブルーアイド・ソウルあたりの要素を消化して、独自のスタイルを確立しているところがPink CloudやCharの素晴らしさだと思います。

●収録曲
1. All My Love
2. Blue Cloud
3. Drive Me Nuts
4. Freedom
5. 号外 (Gogai)
6. Halfrain
7. Let's Go Back Home
8. Maybe Some Night
9. My Delicate One
10. Passing Time
11. Uncle Jack


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2012/04/08 19:59 邦楽 TB(0) CM(0)
オフコースの1979年の名盤『Three And Two』。
オフコース / Three And Two (1979年)
"Three" は新メンバーの松尾(g)、清水(b)、大間(ds)を指し、"Two" はオリジナル・メンバーの小田、鈴木を指しています。「Two And Three」ではなく「Three And Two」としたことに彼らの拘りを感じます。それは新メンバーの写真をフロント・カヴァーに、オリジナル・メンバーの写真をバック・カヴァーにしたことにも表れています。

オフコースはこの3名を加えることで、従来の延長ではなく、サウンド志向の新しいバンドに生まれ変わりました。実際、このアルバムを先入観なく聴いてみると、立派な洋楽です。厚みのある爽やかなロック・サウンドからは、アメリカ西海岸を中心とする当時の洋楽への憧れを感じます。

「SAVE THE LOVE」における鈴木の爽快なギター・リフは、Bostonの「Don't Look Back」を思わせるものだし、「愛を止めないで」の間奏も、Bostonの「A Man I'll Never Be」の間奏を彷彿とさせます。この2曲はBostonの前年のアルバム『』の収録曲。スペイシーで爽快なロック・サウンドを堪能できる名盤です。

"僕たちは変わるよ" という凛々しい表明は、1曲目の「思いのままに」の歌詞と爽やかなメロディに表れています。私の大好きな曲です。

●収録曲
1. 思いのままに
2. 恋を抱きしめよう
3. その時はじめて
4. 歴史は夜つくられる
5. 愛を止めないで
6. SAVE THE LOVE
7. 汐風のなかで
8. 愛あるところへ
9. 生まれ来る子供たちのために~「いつもいつも」


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2012/04/01 19:57 邦楽 TB(0) CM(0)
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70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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