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James Taylorの1981年のアルバム『Dad Loves His Work / ダディーズ・スマイル』。
James Taylor / Dad Loves His Work (ダディーズ・スマイル) (1981年)
James Taylorはアメリカを代表するシンガー・ソングライター。1968年のデビューから現在に至るまで、ゆったりしたペースで良質なアルバムを作り続けている。同業のCarly Simonと結婚生活を共にしており、72年に結婚して2人の子供を授かった。

本作は通算10作目となるスタジオ・アルバム。多忙なミュージシャンでありながら、家庭では夫であり、2人の子の父親でもある。仕事と家庭の両立という普遍的なテーマにJames Taylorも悩んだのだろう。

「パパは仕事を愛している」というタイトルは、Carly Simonがそう言って子供を諭しているようでもあるし、一緒の時間を満足に過ごせないことをJamesが家族に言い訳しているようでもある。フロント・カヴァーでは "額に汗する親父の笑顔" を見せ、バック・カヴァーではTシャツに作業ゴーグル姿で旋盤の火花を飛ばす。笑顔の裏にJamesの苦悩が感じられる。

内容は、J.D. Southerとデュエットした「Her Town Too / 憶い出の町」を始め、「Hard Times」や「I Will Follow」、「Only for Me」、「London Town」など、いつもながらに穏やかでマイルドな曲が揃っている。エレピとアコギの優しい響きに包まれた「Believe It or Not」や、アカペラで歌われるラストの「That Lonesome Road」の美しさも格別。とても癒されるアルバムだ。

「Her Town Too / 憶い出の町」は、Billboard Hot 100チャートの11位となるヒットを記録した。中山美穂と織田裕二主演の91年の邦画『波の数だけ抱きしめて』でも、この曲が印象的に使われている。

2年後の83年にJamesはCarly Simonと離婚。本作は残念ながら、二人の結婚生活の最後のアルバムとなった。Carlyとの結婚期間中、72年の『』から本作まで7枚のスタジオ・アルバムを出しているが、どれも清々しい内容だ。

この後、James Taylorは女優のKathryn Walkerと85年に結婚し、95年に離婚。さらに2001年には、Boston Symphony OrchestraのディレクターであるCaroline Smedvigと結婚し、今に至る。2015年の最新アルバム『』は、Billboard 200チャートにおいて自身初の1位を獲得。Carly Simonとの間の2人の子供、SallyとBenは共にミュージシャンになった。羨ましいような人生を歩んでいる。

●収録曲
1. Hard Times – 3:12
2. Her Town Too / 憶い出の町 – 4:34
3. Hour That the Morning Comes – 2:54
4. I Will Follow – 4:14
5. Believe It or Not – 3:52
6. Stand and Fight – 3:10
7. Only for Me – 4:55
8. Summer's Here – 2:43
9. Sugar Trade – 2:48
10. London Town – 3:53
11. That Lonesome Road – 2:23


◆プロデュース: Peter Asher(per)

◆参加ミュージシャン: James Taylor(vo, ag, harmonica), J.D. Souther(vo), Waddy Wachtel/Dan Dugmore(g), Don Grolnick(k), Bill Cuomo(sy), Lee Sklar(b), Rick Marotta(ds, per), David Lasley/Arnold McCuller(bv), etc


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2017/06/24 17:57 AOR名盤(1981年) TB(0) CM(0)
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