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Donald Fagenの1982年作『The Nightfly』。
Donald Fagen / The Nightfly
Steely Danの中心メンバーとして活動するDonald Fagen。
本作は、Donald Fagesのファースト・ソロ・アルバムである。

Steely Danの後期の名作である『Aja / 彩(エイジャ)』(1977年)や『Gaucho』(1980年)と同様に、当時を代表するスタジオ・ミュージシャンを贅沢に起用して制作されたアルバムだ。
また、ポピュラー・ミュージックにおいてフル・デジタル・レコーディングされた最初のアルバムの一つと言われている。

音楽的には『Aja』や『Gaucho』を、よりブルージーに仕上げた内容。
「Ruby Baby」を除く全ての収録曲がDonald Fagenのオリジナルである。
「Ruby Baby」は、The Driftersの1956年の曲だ。

ポピュラー音楽のアルバムで、この『The Nightfly』ほどクールで上品な味わいを持つ作品はない。
インテリジェンスを感じる楽曲、クールな演奏、エレガントなアレンジ、スタイリッシュなアート・ワーク。
どの要素においても上質であり、またとても個性的。
しかも、ただクールで上品なだけでなく、1つ1つの曲が実にポップでキャッチーである。

似たようなアルバムを強いて挙げるなら、Donald Fagenの本作以降のソロ・アルバムということになるが、このファースト・アルバムを超えるクオリティのものはないように思う。

ファースト・シングルとなり、Billboard Hot 100チャートの26位をマークした「I.G.Y.」は、International Geophysical Year (国際地球観測年)の略称。
1957年から1958年まで続いた、国際的な科学研究プロジェクトの名称らしい。
"未来は明るい / 海中電車でニューヨークからパリまで90分" などの歌詞が出てくるが、そのような無邪気な未来像に対する皮肉めいた内容がFagenらしい。

ジャケットでは、DJがダンディでクールに決めている。
最初にこのアルバムを手にした時、ジャケットの人物は実在のDJか、もしくはDJを演じた役者だと思った。
これがDonald Fagen本人だということに気づいて、驚いた記憶がある。
煙草を持つ手や、マイクに語りかける仕草が本物っぽいのだ。

●収録曲
1. I.G.Y. (What a Beautiful World) - 6:03
2. Green Flower Street - 3:42
3. Ruby Baby - 5:39
4. Maxine / 愛しのマキシン - 3:49
5. New Frontier - 6:21
6. The Nightfly - 5:46
7. The Goodbye Look - 4:50
8. Walk Between Raindrops / 雨に歩けば - 2:38


◆プロデュース: Gary Katz

◆参加ミュージシャン: Donald Fagen(vo, k), Larry Carlton/Rick Derringer/Hugh McCracken/Dean Parks(g), Steve Khan(ag), Greg Phillinganes/Michael Omartian/Rob Mounsey(k), Anthony Jackson/Chuck Rainey/Marcus Miller/Will Lee/Abraham Laboriel(b), Jeff Porcaro/James Gadson/Steve Jordan/Ed Greene(ds), Randy Brecker(tp), Michael Brecker(sax), Valerie Simpson(bv), etc.


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2016/09/12 12:00 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
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