音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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Pink Floydの1973年の名盤『The Dark Side Of The Moon / 狂気』。

私はこのアルバムの前半を、今でもたまに聴く。
無性に聴きたくなることもあるし、何となくの場合もある。
これまでに何度も聴いたが、その度に強烈に感動するのである。

Pink Floydはとてもストイックに音楽表現の可能性を追求したアーティストだと思う。
どのようなメロディやサウンドにすれば、人の心を揺さぶることができるのかを一貫して考えてきたのではないだろうか。

このアルバムは、「Speak to Me」の遠くから飛来するような叫びで始まる。
そして唐突に、「Breathe」のまどろむようなメロウな旋律に切り替わる。
このスイッチで、アルバムの世界に引きずり込まれる。

続く「On the Run」。
この曲の奇妙としか言いようのないサウンド・エフェクトは、初めて聴いたとき、「一体、この音は何だ?」と思った。
今聴いても同じ感想を持つ。
この曲以外に耳にすることのない、きわめて独創的なサウンド・エフェクトである。

「Time」から「The Great Gig in the Sky」へと続く流れは、前半のクライマックス。

「Time」の冒頭は、お構いなしにけたたましく鳴り響くチャイム。
厳しい歌詞は、時の流れが無慈悲でアンコントローラブルであることを諭す。
苦い内容と裏腹に、David Gilmourの弾く雄大なギター・ソロは、どこかロマンティックですらある。

続く「The Great Gig in the Sky」では、Clare Torryによる見事なスキャットを聴くことができる。
茫漠としたスキャットを聴いていると、広大な空間に一人ぽつんと佇んでいるような、何とも言えず頼りない心地になる。

音楽が人の心を揺さぶる(その中にはもちろん感動も含まれる)ことにおいて、このアルバムの前半ほど衝撃的なものはない。
正直、後半は聞き流してしまうことが多い。

●収録曲
1. Speak to Me - 1:30
2. Breathe - 2:43
3. On the Run - 3:30
4. Time - 6:53
5. The Great Gig in the Sky - 4:15
6. Money - 6:30
7. Us and Them - 7:51
8. Any Colour You Like - 3:24
9. Brain Damage - 3:50
10. Eclipse - 2:03


◆プロデュース: Pink Floyd

◆メンバー: David Gilmour(vo, g), Nick Mason(ds), Richard Wright(k, vo), Roger Waters(b, vo)

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2016/05/13 20:17 Progressive Rock TB(0) CM(0)
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