音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサード リンク

Gerard Kennyの1979年作『Made It Thru The Rain』。
Gerard Kenny / Made It Thru The Rain
Gerard Kennyは、ニューヨーク生まれのシンガー・ソングライターであり、ピアノ・マン。

同じニューヨーク出身のピアノ・マンと言えば、Billy Joelを真っ先に思い浮かべるが、Gerard KennyはBilly Joelと親交があり、1970年から71年にかけて、Primoというバンドを組んで活動していた。Billy Joelが1971年に『Cold Spring Harbor』でソロ・デビューする直前のことである。

本作は、Gerard Kennyのデビュー・アルバム。
本国アメリカでなかなか日の目を見なかったGerardが、英RCAレコードと契約するチャンスを得てリリースしたアルバムである。

「Music And Words」「Son Of A Song And Dance Man」「Love」など、シンガー・ソングライター然とした曲が続く。曲の持つ雰囲気や堂々とした歌いっぷり、あるいは時折見られる低く唸るような独特の歌唱に、Billy Joelとの共通点を見出すことができる。

「Son Of A Song And Dance Man」は、自分のアイデンティティを歌った歌。Gerardの父親はシンガー兼ダンサーであった。自分に歌を教えてくれた父と、その流儀を受け継いで歌の道を歩む自分を重ね合わせ、ちょっと誇らしげに歌っている。

「New York, New York」では、"New York, New York, so good they named it twice" (二度も繰り返すなんて素敵だね)と、生まれ故郷のニューヨークを粋に歌う。曲の雰囲気こそ違えど、Billy Joelの1976年の名曲「New York State Of Mind」を思い出させる。
この曲は先行シングルとなり、UKチャートの43位をマークした。

ラストのタイトル曲「Made It Thru The Rain」は、心が洗われるように瑞々しく、美しいメロディを持った名曲。Barry Manilowが1980年のアルバム『Barry』でこの曲を取り上げ、Billboard Hot 100チャートの10位となるヒットを記録。このヒットにより、Gerard Kennyの名前が知られるようになった。

「僕は雨を切り抜けた」というタイトルは、辛い時期を乗り切ったという意味。
それまでの大変な時期を経てレコード契約を得たことに対するGerardの想いを綴った歌である。

Gerard Kennyのセカンド・アルバム『Living On Music』(1980年)は、ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから、2016年7月に世界初CD化されており、お薦め。Barry Manilowの『Barry』も、同時にCDが再発されている。

●収録曲
1. Fit To Be Tied - 3:56
2. Music And Words - 4:33
3. Son Of A Song And Dance Man - 2:54
4. D-D-D-Dancin' - 3:37
5. Love - 3:56
6. New York, New York - 3:05
7. Pavement Princess - 3:55
8. Drinking - 5:01
9. Nickels And Dimes - 2:45
10. Made It Thru The Rain - 4:59


◆プロデュース: Christopher Neil(bv)

◆参加ミュージシャン: Gerard Kenny(vo, k, g), Phil Palmer(g), Ken Freeman/David Cullen(sy), Mo Foster(b), Peter Van Hook/Harold Fisher(ds), Frank Riccotti(per), Dominic Bugatti/Frank Musker(bv), etc


関連記事

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサード リンク



2016/11/26 17:44 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
コメント













 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
http://coolsnd.blog.fc2.com/tb.php/468-c63fd6c5
カテゴリ

+ボタンをクリックするとツリーが開きます。

スポンサード リンク
プロフィール

Warm Breeze

大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。
70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

最新記事一覧
AOR名盤(1976年) - Silver / Silver (シルヴァー・ファースト) 2017/09/18
AOR名盤(1977年) - Fools Gold / Mr. Lucky 2017/09/15
AOR名盤(1978年) - Melissa Manchester / Don't Cry Out Loud 2017/09/13
AOR名盤(1980年) - Paul Davis / Paul Davis (パステル・メッセージ) 2017/09/11
AOR名盤(1980年) - Boz Scaggs / Middle Man 2017/09/09
アクセスランキング
お気に入りブログ
ローリングウエストさん
『逍遥日記』
rolingwest.exblog.jp
240さん
『音楽の杜』
y240.exblog.jp
アクセスカウンター