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Kalapanaの1976年作『Kalapana II / ワイキキの熱い砂』。
Kalapana / Kalapana II
Kalapanaはハワイを代表するグループ。1973年にMalani Bilyeu(vo, g), D.J.Pratt(g), Mackey Feary(vo, b), Kirk Thompson(k)の4人で結成し、ウェストコースト・サウンドやブルーアイド・ソウル、フュージョンなどの要素に、ハワイのロコ・サウンドをミックスした「ハワイ産ロック、ポップス」で人気を博した。

ウェストコースト・サウンドの爽快さやブルーアイド・ソウルのメロウネス、フュージョンの技巧とグルーヴ感、さらにはハワイの空気まで香るその音楽は、多彩で引き出しが多く、聴いていて楽しい。

本作は、Kalapanaのセカンド・アルバム。

収録された12曲のうち、Mackey Fearyが5曲(1, 4, 7, 9, 11)、Malani Bilyeuが4曲(3, 5, 10, 12)、Kirk Thompsonが2曲(6, 8)を作曲しており、「Freedom」についてはFeary, Bilyeu, Prattの3人で共作している。

Fearyの書いた曲の中では「Juliette / 愛しのジュリエット」が素晴らしい。もの哀しいメロディをボサノバ調にアレンジし、Fearyが温かく甘い声で歌うロマンティックなナンバーだ。

ロマンティックという点では、Bilyeuの書いた「(For You) I'd Chase A Rainbow / 虹を追う男」も良い。この曲は、1991年の邦画、『波の数だけ抱きしめて』で使われた。夕暮れの海とウィンド・サーファーをバックに曲が流れる美しいシーンである。

「Dorothy Louise」もBilyeuの書いた名曲。幻想的なメロディを持つ静謐なアコースティック・ナンバーで、Bilyeuの情感を込めた歌唱がじわじわと来る。

スリリングな「Feedom」や、唯一のインストゥルメンタル・ナンバーである「Black Sand / ワイキキの熱い砂」などのフュージョン寄りの曲では、彼らのアンサンブルの良さと演奏技量の高さが分かる。

メンバーのうちFearyとThompsonは後にバンドを離れるが、Kalapanaは現在も日本人ベーシストの佐野 健二氏を含む4人編成で活動中。なお、Fearyが結成したMackey Feary Bandの1978年のファースト・アルバム『Macky Feary Band』もお薦め。Fearyの繊細でロマンティックな曲の数々が胸を打つ名作である。

●収録曲
1. Love 'Em - 3:07
2. Freedom - 3:56
3. (For You) I'd Chase A Rainbow / 虹を追う男 - 2:55
4. Way I Want It To Be - 3:00
5. Dorothy Louise - 3:15
6. Play It Sing It - 3:00
7. Moon And Stars - 3:15
8. Black Sand / ワイキキの熱い砂 - 5:30
9. Lost Again - 3:10
10. Wandering Stranger / 愛はさすらい人 - 3:54
11. Juliette / 愛しのジュリエット - 3:05
12. Nathan's Lament - 3:53


◆プロデュース: Kalapana

◆参加ミュージシャン: Mackey Feary(vo, b, ag, k), D.J.Pratt(g, k, per, bv), Kirk Thompson(vo, k, ag, per), Malani Bilyeu(vo, g, per)
with Alvin Fejerang(ds, per), Michael Paulo(sax, per)

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2016/12/23 19:43 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(2)
コメント
カラパナは1980年によく聞きました。サーファー族でお洒落な若者に全く関係なかった社会人1年生の頃、まあよき時代だったというか・・。日本が一番輝いていた頃かもしれませんね。
2016年もいよいよ暮れようとしています。今年最後の洋楽記事は。ビートルズ「エリナーリグビー」で締めくくりました。2016年はビートルズにとって特筆的な年でした。来日50周年、リボルバー50周年、LIVEドキュメンタリー映画公開、そして名プロデューサー「ジョージマーチン」の死、彼を追悼・・。
2016/12/24 20:46 ローリングウエスト URL [ 編集 ]
エリナーリグビー
RWさん、いつもコメントをありがとうございます。
「エリナーリグビー」での締めくくり、渋いですね。RWさんのカラオケ定番曲なのですね。

今年は大物ミュージシャンに動きがあった一年ですね。David BowieとPrinceの訃報にショックを受けましたが、年末にRolling Stonesの11年振りのアルバム発売が元気をくれました。
Bob Dylanのノーベル賞受賞も、いい意味で驚きと喜びのあるニュースでした。
2016/12/25 07:10 Warm Breeze URL













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