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Boz Scaggsの1976年のアルバム『Silk Degrees』。
Boz Scaggs / Silk Degrees (1976年)
Boz Scaggsはアメリカのブルーアイド・ソウル/Adult Contemporaryシーンを代表するシンガー・ソングライター。1965年にデビューし、60年代後半にSteve Miller Bandのメンバーだった時期もあるが、基本的にはソロのアーティストとして活動を続けている。

本作はBoz Scaggsの代表作に挙げられることの多いアルバム。また、特にAORにおいては、屈指の名盤として揺るぎない地位を築いている。

本作の発売40周年にあたる昨年(2016年)には、ソニー・ミュージックから「ソニー AOR誕生40周年記念 AOR CITY 1000」と題したシリーズまで企画され、100タイトルのCDが発売された。同シリーズから今年も100タイトルのCDが8月2日8月23日に分けて発売される。中には世界初CD化や日本初CD化というレア物もあり、今から楽しみだ。

さて本作は、メロウで洗練された曲とBozのソウルフルで艶やかな歌声、そして直後にTOTOを結成するDavid Paich(k)、Jeff Porcaro(ds)、David Hungate(b)等の躍動感あふれる演奏が一体化した素晴らしい内容。

写真家のMoshe Brakha(モシャ・ブラカ)が撮影したスタイリッシュなフロント・カヴァーにも目を奪われる。その頃の時代の高揚感のような独特の雰囲気を感じる名盤だ。

「Lowdown」はBillboard Hot 100チャートの3位、「Lido Shuffle」は11位となるヒットを記録し、アルバムもBillboard 200チャートの2位を記録。76年のグラミー賞では、「Lowdown」がBest R&B Songに輝いた。

また、「Harbor Lights / 港の灯」や「We're All Alone / 二人だけ」という名バラードを収録していることでも知られる。

BS-TBSの洋楽番組『Song To Soul』で「We're All Alone」を取りあげたことがあり、Boz本人がこの美しい歌詞にまつわる秘話を語っていた。私的な曲であること、詞を書けずに苦労したが、レコーディングのマイクに向かった時に突然言葉が溢れ出てきたことを語っており、感動した憶えがある。

若いころ、この曲のタイトルを "皆一人ぼっち" という寂しい意味に誤解していたが、"二人きり" というロマンティックな意味だということを大人になってから理解した。

●収録曲
1. What Can I Say / 何て言えばいいんだろう - 3:01
2. Georgia - 3:57
3. Jump Street - 5:14
4. What Do You Want The Girl To Do / あの娘に何をさせたいんだ - 3:53
5. Harbor Lights / 港の灯 - 5:58
6. Lowdown - 5:18
7. It's Over / すべては終わり - 2:52
8. Love Me Tomorrow / 明日に愛して - 3:17
9. Lido Shuffle - 3:44
10. We're All Alone / 二人だけ - 4:14


◆プロデュース: Joe Wissert

◆参加ミュージシャン: David Paich(k, ar), Louie Shelton/Fred Tackett/Les Dudek(g), David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds), Tom Scott(sax), Joe Porcaro(per), etc


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2017/06/14 19:30 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
Parker McGee(パーカー・マッギー)の1976年のアルバム『Parker McGee』。
Parker McGee / Parker McGee (1976年)
Parker McGeeは様々なアーティストへのヒット曲提供で知られるアメリカのソングライター。最も有名なヒット曲はEngland Dan & John Ford Coleyの「I'd Really Love To See You Tonight / 秋風の恋」(76年, 米2位)と「Nights Are Forever Without You / 眠れぬ夜」(76年, 米10位)だが、他にBarry ManilowやCarpenters、Pointer Sistersなども、Parker McGeeの曲を歌っている。

本作はParker McGeeの唯一のソロ・アルバム。
瑞々しいメロディと温もりのあるヴォーカル、アコースティックを基調とする爽やかなサウンドと優しいストリングス。柔らかい陽光の中で穏やかな風に吹かれているような心地よさのあるアルバムだ。

特に「This Magic Night / 魔法の夜」や「Angel Dancing」、「I Just Can't Say No To You / キャント・セイ・ノー」のような優しいメロディはParker McGeeの持ち味。

「キャント・セイ・ノー」はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートでは42位どまりだったが、AC(Adult Contemporary)チャートでは7位を記録した。Michael Johnsonが79年のアルバム『Dialogue』でこの曲をカヴァーしている。

キャッチーなメロディの「Goodbye Old Buddies / さよなら仲間たち」は、Seals & Croftsが同年のアルバム『Get Closer』でカヴァーし、ACチャートの10位を記録。ポップな「You Got Me Running」もGene Cottonの同年のアルバム『Rain On』でカヴァーされ、Hot 100チャートの33位、ACチャートの6位を記録した。

70年代のシンガー・ソングライター系のアルバムや、Bill LaBountyのような和み系のAORが好きな人は気に入ると思う。

このアルバムは2000年に日本で世界初CD化され、2014年にはワーナーの「新・名盤探険隊」シリーズからOriginal recording remasteredで再発された。地味ながら日本では根強い人気のあるアルバムなので、いつかまたCDが再発されると思う。

●収録曲
1. Goodbye Old Buddies / さよなら仲間たち - 2:31
2. You Got Me Running - 2:39
3. This Magic Night / 魔法の夜 - 3:16
4. Talkin' 'Bout Loving You / 恋について - 2:24
5. Angel Dancing - 5:44
6. Got That Feeling - 2:51
7. I Just Can't Say No to You / キャント・セイ・ノー - 3:09
8. Boy Meets Girl - 3:04
9. Feather Lite And Honey Smooth / 羽と蜜 - 2:25
10. Rock-A-Bye Baby / おやすみベイビー - 2:35
11. Family Reunion - 0:34


◆プロデュース: Kyle Lehning(k, b)

◆参加ミュージシャン: Parker McGee(vo, ag), Steve Gibson(g), Shane Keister(k), Joe Osborn(b), Larry Londin(ds, per), Bergen White(string ar), etc


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2017/05/30 15:18 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
Art Garfunkelの1975年のアルバム『Breakaway / 愛への旅立ち』。
Art Garfunkel / Breakaway (愛への旅立ち)
Art GarfunkelはNY生まれのシンガー・ソングライター。Paul Simonと組んだ「Simon & Garfunkel」の活動があまりにも有名だが、70年代以降はソロ活動に専念し、高音域の美しいテナー・ヴォイスをじっくり聴かせる良質なアルバムをリリースしている。

本作は、Art Garfunkelの2枚目のソロ・アルバム。カヴァー曲や外部のライターが書き下ろした曲のみで構成したアルバムである。各々のプロフィールは以下のとおり。

●カヴァー曲
「I Believe / 永遠の想い」:Stevie Wonderの72年のアルバム『Talking Book』から。
「Rag Doll / 悲しきラグ・ドール」:Steve Eatonの74年のアルバム『Hey Mr. Dreamer』から。
「Disney Girls」:The Beach Boysの71年のアルバム『Surf's Up』から。(Bruce Johnston作)
「Waters of March / 春の予感」:Antonio Carlos Jobimの73年のアルバム『Jobim』から。
「I Only Have Eyes for You / 瞳は君ゆえに」:ジャズ・スタンダード。(Al Dubin, Harry Warren作)
「99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル」:Albert Hammondの75年の同名アルバムから。

●書き下ろし
「Break Away / 愛への旅立ち」(Gallagher and Lyle):彼らも翌年のアルバム『Break Away』に収録。
「My Little Town」(Paul Simon):Paulも同年のソロ・アルバム『時の流れに』に収録。
「Looking for the Right One / めぐり会い」(Stephen Bishop):Stephenも78年作『水色の手帖』に収録。
「The Same Old Tears on a New Background」(同上):Stephenも76年のアルバム『Careless』に収録。

このうち、「I Only Have Eyes for You / 瞳は君ゆえに」、「Break Away / 愛への旅立ち」、「My Little Town」、「I Believe / 永遠の想い」の4曲がシングル・カットされ、最初の3つはBillboard Hot 100チャートの各々18位、39位、9位をマークした。また、アルバム自体もBillboard 200チャートの9位に到達している。

本作のハイライトはやはり、Paul Simonとのデュエットが久し振りに実現した「My Little Town」だろう。Simon & Garfunkelの歌声には、きんと冷えた冬の朝のような清潔感と緊張感があって好きなのだが、この抜群にフレッシュな曲にも同じ歌声を聴くことができる。

また、ロマンティック・バラードの達人として知られるStephen Bishopが書き下ろした2曲も名曲中の名曲。Art Garfunkelほど高音ではないが、Stephen Bishopも美しいテナー・ヴォイスの持ち主。両曲ともセルフ・カヴァーをしているので、聴き比べると良いだろう。

Albert Hammondの「99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル」もグレート。Art Garfunkelは「天使の歌声」と称されるが、この曲での歌声は「天使の」という形容に相応しい神聖な響きを宿している。

●収録曲
1. I Believe (When I Fall In Love It Will Be Forever) / 永遠の想い - 3:48
2. Rag Doll / 悲しきラグ・ドール - 3:06
3. Break Away / 愛への旅立ち - 3:35
4. Disney Girls - 4:32
5. Waters Of March / 春の予感 - 3:37
6. My Little Town - 3:50
7. I Only Have Eyes For You / 瞳は君ゆえに - 3:39
8. Looking For The Right One / めぐり会い - 3:21
9. 99 Miles From L.A. / L.A.より99マイル - 3:30
10. The Same Old Tears On A New Background / ある愛の終りに… - 3:45


◆プロデュース: Richard Perry, Art Garfunkel(vo)

◆参加ミュージシャン: Stephen Bishop(g, bv), Paul Simon(g, vo), Pete Carr/Andrew Gold(g), Bill Payne/Bruce Johnston/Barry Beckett(k), Jim Keltner/Jim Gordon/Russ Kunkel(ds), Joe Osborn/Max Bennett(b), Joe Clayton(per), Toni Tennille/Graham Nash/David Crosby(bv), etc


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2017/03/27 17:39 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
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※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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