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Eric Carmenの1975年のアルバム『Eric Carmen / サンライズ』。
Eric Carmen / Eric Carmen (サンライズ) (1975年)
Eric Carmenは米国オハイオ州生まれのシンガーソング・ライター。70年代前半にポップ・ロック・バンドのRaspberries(ラズベリーズ)を率いて活動し、1975年にバンドを解散してソロのアーティストとなった。

本作はEric Carmenの最初のソロ・アルバム。Raspberriesの全アルバムのプロデュースを担当したJimmy Iennerが本作のプロデュースも担当し、The Driftersの63年のヒット曲である「On Broadway」(米9位, Barry Mann & Cynthia Weil夫妻らの作)を除く全曲をEric Carmenが作詞・作曲した。

本作からはファースト・シングルの「All By Myself」がBillboard Hot 100チャートの2位となる大ヒットを記録。続く「Never Gonna Fall In Love Again / 恋にノー・タッチ」は11位のヒットとなり、「Sunrise」も34位に到達。アルバムはBillboard 200チャートの21位をマークした。シングル「All By Myself」、アルバムの両方とも、Raspberries~ソロ活動を通じたEric Carmenのキャリアにおける最高位を記録している。

「All By Myself」はポップス史上に残る名曲だ。美し過ぎるメロディと寂しさが切々と綴られた歌詞、もの哀しい歌声に感動する。この曲は、ロシアの作曲家のSergei Rachmaninoff(セルゲイ・ラフマニノフ)の「Piano Concerto No. 2」(ピアノ協奏曲第2番)の第2楽章をモチーフにして作られた。

もう一つのヒット曲「Never Gonna Fall In Love Again / 恋にノー・タッチ」も、切ないメロディをポップで爽やかにアレンジしたEric Carmenの代表曲。こちらも、Rachmaninoffの「Symphony No. 2」(交響曲第2番)の第3楽章をモチーフにしている。ヴァイオリン奏者だった叔母の影響で、幼少期にクラシック音楽の教育を受けたことがこうしたヒット曲に生かされた。

「That's Rock And Roll」は、文字通りフレッシュなロックン・ロール・ナンバー。77年に当時19歳のShaun Cassidyにカヴァーされ、全米No.3のヒットを記録している。バラード系もポップな曲も、Eric Carmenの作るメロディには柑橘系のフレッシュな甘酸っぱさがあり、さすがは "ラズベリーズ" の卒業生という感じがする。

●収録曲
1. Sunrise - 5:21
2. That's Rock And Roll / すてきなロックン・ロール - 3:10
3. Never Gonna Fall In Love Again / 恋にノー・タッチ - 3:45
4. All By Myself - 7:13
5. Last Night / 悲しきラスト・ナイト - 2:57
6. My Girl / 愛しのマイ・ガール - 3:02
7. Great Expectations / 野望 - 3:03
8. Everything - 2:01
9. No Hard Feelings - 5:40
10. On Broadway - 3:26


◆プロデュース: Jimmy Ienner

◆参加ミュージシャン: Eric Carmen(vo, g, k), Dan Hrdlicka(g, bv), Steve Knill(b, bv), Richard Reising(sy, k, bv), Dwight Krueger/Michael McBride(ds, per, bv)


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2017/08/04 15:50 Rock / Pops名盤(70年代) TB(0) CM(4)
Barry Manilowの1979年のアルバム『One Voice』。
Barry Manilow / One Voice (1979年)
Barry ManilowはNY生まれのシンガー・ソングライター。Frank Sinatraの後継者とも言われた天与のテナー・ヴォイスとジュリアード音楽院卒の作曲能力を生かし、多くのヒット曲とヒット・アルバムを作り続けている。

本作はBarry Manilowの6作目となるスタジオ・アルバム。プロデュースはRon Danteとの共同で、これは73年のデビュー・アルバム以来ずっと続いている。

収録された11曲のうちBarry Manilowの作曲は7曲(1, 2, 3, 5, 7, 9, 11)で、残りは他作。Barryの歌声をじっくり聴かせるスロー~ミディアム・テンポのバラード系が大半を占めている。

「Ships」はIan Hunterの作で、Hunterの同年のアルバム『』からのセレクト。「I Don't Want To Walk Without You」は40年代にヒットしたポップス・スタンダード。「When I Wanted You」はGino Cunicoの作で、76年のアルバム『Gino Cunico』からのカヴァーである。

ロマンティックで雄大なメロディの「Where Are They Now」は、Barryに「Mandy」(74年)と「Looks Like We Made It」(77年)という2曲の全米No.1ヒットを提供したRichard Kerrの作曲。Leon Wareも82年のアルバム『夜の恋人たち』でこの曲を歌った。

他作の曲から3曲(4, 6, 10)がシングル・カットされ、「Ships」がBillboard Hot 100チャートの9位となるヒットを記録。「When I Wanted You」は20位、「I Don't Want To Walk Without You」も36位をマークした。また、アルバムはBillboard 200チャートの9位を記録している。

本作から1曲を選ぶとしたら、タイトル曲の「One Voice」だろう。自分の声を多重録音して美しく仕上げた圧巻のヴォーカル曲である。山下達郎氏も翌年に1人多重録音のア・カペラ作『On The Street Corner』を出しているが、似たようなことをBarryがこの曲でやっている。

なお、ディスコ長のダンサブルなナンバー「Who's Been Sleeping In My Bed」は、Daft Punkの2012年のアルバム『』に収録の「Superheroes」にサンプリングされ、話題となった。

●収録曲
1. One Voice - 3:01
2. (Why Don't We Try) A Slow Dance / 二人でスロー・ダンス - 4:16
3. Rain / 雨降り - 4:48
4. Ships / 人生は航海 - 4:06
5. You Could Show Me / 愛の手ほどき - 1:45
6. I Don't Want To Walk Without You / 愛なき日々 - 3:54
7. Who's Been Sleeping In My Bed / 幸せは遠い昔 - 4:36
8. Where Are They Now / 灰色の朝 - 3:59
9. Bobbie Lee (What's The Difference, I Gotta Live) - 3:32
10. When I Wanted You / 心の絆 - 3:31
11. Sunday Father - 2:51



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2017/07/25 16:36 Rock / Pops名盤(70年代) TB(0) CM(0)
Barry Manilowの1976年のアルバム『This One's For You / 想い出の中に』。
Barry Manilow / This One's For You (想い出の中に) (1976年)
Barry ManilowはNY生まれのシンガー・ソングライター。1973年のアルバム・デビューから一貫してソロで活動を続けており、惚れ惚れするようなテナー・ヴォイスとニューヨーク音楽大学~ジュリアード音楽院で磨いた作曲能力を生かして多くのヒット曲とヒット・アルバムを生みだしている。

本作はBarry Manilowの4枚目のアルバム。デビュー・アルバム以来ずっとRon Danteとの共同プロデュースであり、80年のアルバム『Barry』まで二人のコンビが続く。

本作からは「Looks Like We Made It / 想い出の中に」がBillboard Hot 100チャートの1位を獲得し、「Mandy / 哀しみのマンディ」(74年)、「I Write the Songs / 歌の贈りもの」(75年)に続く3曲目の全米No.1ヒットとなった。また、「Weekend In New England / ニュー・イングランドの週末」が10位、「This One's For You / 愛を歌に込め」は29位を記録。ACチャートでは3曲とも1位となっている。

翌年のライヴ・アルバム『Live』からは本作収録の「Daybreak / 夜明け(デイブレイク)」のライヴ・バージョンがシングル・カットされ、全米23位のヒットを記録した。

「Jump Shout Boogie」と「Riders To The Stars」の2曲はアップ・テンポだが、それ以外はスロー~ミディアムのバラード系が中心。ヒットした「想い出の中に」はRichard Kerr、「ニュー・イングランドの週末」はRandy Edelmanの作曲だが、残りは全てBarry Manilowの作曲である。

「愛を歌に込めて」はBarry Manilow得意のメロディ運びが冴える。しっとりと静かに曲が始まり、中盤からエンディングにかけて熱く歌い上げていき、豊かな余韻を残しながらフェード・アウトする。いつものパターンと分かっていても、聴くたびに爽やかな感動を覚える。

本作はBillboard 200チャートの6位を記録。Barry Manilowの70年代のアルバムはデビュー作を除いて全てチャートのTop 10に入っているが、1位を獲得したのは翌年の『』のみ。スタジオ・アルバムの方がチャートの上位になりやすいものだが、Barry Manilowはその逆。最高のステージ・シンガーである証だろう。

●収録曲
1. This One's For You / 愛を歌に込めて - 3:25
2. Daybreak / 夜明け(デイブレイク) - 3:10
3. You Oughta Be Home With Me / 二人のスイートホーム - 3:13
4. Jump Shout Boogie - 3:03
5. Weekend In New England / ニュー・イングランドの週末 - 3:43
6. Riders To The Stars / 星への旅人 - 3:47
7. Let Me Go - 3:58
8. Looks Like We Made It / 想い出の中に - 3:33
9. Say The Words / さよなら恋人 - 2:53
10. All The Time - 3:15
11. See The Show Again / 二人でショーを - 4:32


◆プロデュース: Barry Manilow(vo, k), Ron Dante(bv)

◆参加ミュージシャン: Dennis Farac/Richard Resnicoff/David Spinozza/Jerry Friedman(g), Steven Donaghey/Will Lee(b), Alan Axelrod/Paul Shaffer(k), Lee Gurst/Ron Zito(ds), Carlos Martin(per), Debra Byrd/Lady Flash/Monica Burruss(bv), Gerald Atlers/Charlie Calello/Van McCoy/Dick Behrke(orch)


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2017/07/23 15:26 Rock / Pops名盤(70年代) TB(0) CM(2)
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