洋楽中心生活

Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

Boz Scaggsの1976年の名盤『Silk Degrees』の発売40周年を記念し、「ソニー AOR誕生40周年記念 AOR CITY 1000」と題したシリーズがソニー・ミュージックから発売中である。発売日は7月27日(第1弾、発売中)と8月17日(第2弾、明日から発売)。税抜き1,000円という嬉しい価格だ。シリーズ監修は金澤寿和氏。共通のアートワークを、大瀧詠一『A LONG VACATION』のイラストで知られる永井博氏が担当している。さて、8月17日発売分につい...

Boz Scaggsの1976年の名盤『Silk Degrees』の発売40周年を記念し、「ソニー AOR誕生40周年記念 AOR CITY 1000」と題したシリーズがソニー・ミュージックから発売された。発売日は7月27日と8月17日。税抜き1,000円という嬉しい価格だ。シリーズ監修は金澤寿和氏。共通のアートワークを、大瀧詠一『A LONG VACATION』のイラストで知られる永井博氏が担当している。7月27日発売分について、以前に予約注文していたCD3枚が本日届いた。...

このブログでは、気の向くままにお薦めのアルバムの感想を綴っている。ジャンル的には今のところAORが多い。私がAORを好んで聴くようになったのは90年代の終わりからだ。きっかけは、金澤寿和さんのディスク・ガイド『』との出会いである。仕事の疲れから、日々聴く音楽に癒しを求めていたし、年齢的なものもあったと思う。そんな時に、この本と出合った。ハード・ロックやプログレ、ジャズ・ロックなど、サウンド的にも内容的にも...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、TOTOの2015年のアルバム『XIV~聖剣の絆』の紹介です。2006年のアルバム『Falling In Between』から9年振りとなるTOTOの新作です。ブックレットのバック・カヴァーに写るメンバーは、David Paich(k)、Steve Lukather(g)、Steve Porcaro(k)、Joseph Williams(vo)の4人。これに加え、Keith Carlock(ds)とDavid Hungate(b)等が参加しています。Stev...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、James Taylorの2015年のアルバム『Before This World』の紹介です。James Taylorの新作。全編をアコースティック・ナンバーで揃えた、素朴で美しく、力強いアルバムです。「You And I Again」の壊れそうなほどに繊細で優しいメロディにぐっと引き込まれました。何とも言えない切ない気分になります。「Angels Of Fenway」も同じ路線のアコーステ...

1991年の邦画『波の数だけ抱きしめて』のサウンド・トラック、『Kiwi FM Original Soundtrack』。中山美穂と織田裕二が主演した映画。8月31日夜にNHK BSで放送しており、見てしまいました。舞台は1982年の夏の湘南。大学生最後の夏に、ミニFM局の設立に奔走する若者を描いた青春映画です。サウンド・トラックの内容は1982年当時に流れていたAOR。アルバムは以前から聴いていましたが、映像を見るのは初めてです。TOTOの『Ⅳ / 聖な...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、John O' Banionの1982年のアルバム『Danger』の紹介です。1982年の東京音楽祭でグランプリを受賞した「I Don't Want To Lose Your Love / きみだけのバラード」を収録したアルバムです。金澤寿和氏の著書『AOR Light Mellow』では、81年のファースト・アルバム『John O' Banion / 僕のラヴ・ソング』が紹介されています。ファースト・アルバムは...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Ned Dohenyの1973年のデビュー・アルバム『Ned Doheny』の紹介です。Ned Dohenyは1970年代の米ウェスト・コースト音楽シーンで活動した男性シンガー・ソングライター。AOR人気の高い日本では、Boz Scaggsに並んで人気のある男性ミュージシャンです。特に、Ned Dohenyの76年のセカンド・アルバム『Hard Candy』は、AOR屈指の名盤として高く評価さ...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Steely Danの1975年のアルバム『Katy Lied / うそつきケイティ』の紹介です。Steely DanはDonald FagenとWalter Beckerによるユニット。サウンドの洗練を極めた名盤『Aja / 彩(エイジャ)』『Gaucho』が有名ですが、この頃のSteely Danは穏やかなアメリカン・ポップスという趣きの作品をコンスタントにリリースしていました。『Katy Lied』は4作...

金澤寿和氏が選曲監修する「Light Mellow 和モノ」というシリーズがあります。2014年8月に「アーティスト編」というサブ・カテゴリーができ、尾崎亜美、大橋純子、野口五郎の3枚のコンピレーションCDが発売されました。シングル中心のベスト盤とは異なり、Light Mellowならではのシティ・ポップス、AOR、Fusion的な切り口から選曲されており、アーティストの新たな魅力や発見を楽しめるコンピレーションとの事。尾崎亜美のコンピレ...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Ricky Petersonの1990年のアルバム『Night Watch』の紹介です。Ricky Petersonはジャズ/フュージョン・シーンで活動するキーボード奏者。本作は、その初リーダー作です。AORの名盤を数多く手がけた名プロデューサーであるTommy LiPumaとBen Sidranがプロデュースを担当しています。2014年6月にワーナー・ミュージック・ジャパンの『Fusion Best ...

おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Donald Fagenの2012年のアルバム『Sunken Condos / サンケン・コンドズ』の紹介です。このアルバムは現時点でのDonald Fagenの新作。前作『Morph The Cat』のリリースが2006年なので、6年振りの新作です。また、ソロ・アルバムとしては4作目にあたります。本作はサウンド志向というよりは、メロディ志向の印象。耳馴染みのよい、聴きやすい曲が...