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England Dan & John Ford Coleyの1979年のアルバム『Dr. Heckle And Mr. Jive』。
England Dan & John Ford Coley / Dr. Heckle And Mr. Jive (1979年)
England Dan & John Ford Coleyは1970年から活動しているアメリカの男性ソフト・ロック・デュオ。76年の4作目『』からシングル・カットされた「I'd Really Love to See You Tonight / 秋風の恋」がBillboard Hot 100チャートの2位となる大ヒットを記録し、名が知られるようになった。

本作『Dr. Heckle And Mr. Jive』は彼等の7作目。持ち前の爽やかなコーラスと瑞々しいメロディはそのままに、Steve Lukather(g)やJeff Porcaro(ds)等、TOTOのメンバーが参加したことでサウンドに厚みと艶が出て、爽快なAORアルバムとなった。

収録された11曲のうち共作を含めたオリジナルは7曲で、残り(3, 4, 7, 11)は他作となっている。
他作の曲のうち、疾走感溢れるロック・ナンバーの「Another Golden Oldie Night For Wendy」はDennis Lindeの作。続くマイルドなバラードの「Broken Hearted Me」はRandy Goodrumの作だ。Anne Murrayが同年のアルバム『』でこの曲をカバーし、Billboard Hot 100チャートの12位(ACチャートでは1位)を記録するヒットとなっている。

「Love Is the Answer」はTodd Rundgren作の名バラード。シングル・カットされてHot 100チャートの10位を記録し、彼等の4曲目のTop 10ヒットになった。原曲はUtopiaの77年のアルバム『』に収録されている。

メロディが爽やかな「What's Forever For」はRafe VanHoyの作。Michael Martin Murpheyが82年のアルバム『』でカバーし、Hot 100チャートの19位をマークしたほか、The Boys Bandも82年のアルバム『ドント・ストップ・ミー』で歌っている。

オリジナル曲の中では、Steve Lukatherが縦横無尽にギターを弾くTOTOテイストの「Children of the Half-Light」が聴き応え十分。また、爽やかなバラードの「Only A Matter of Time」は、翌年のNigel Olssonのアルバム『Changing Tides』でカバーされた。

本作が最後のスタジオ・アルバムとなり、80年にサントラ・アルバムの『Just Tell Me You Love Me』をリリースすると彼等はコンビを解散。2015年3月には最盛期の4作品を収めた2CDのセット『』も発売されており、お薦めである。本作以外の収録アルバムは、『』(76年)、『』(77年)、『』(78年)となっている。

●収録曲
1. Hollywood Heckle and Jive - 4:05
2. What Can I Do With This Broken Heart / 涙の面影 - 3:12
3. Another Golden Oldie Night For Wendy / ウェンディの夢みる夜 - 3:43
4. Broken Hearted Me / 君はいまもこの胸に - 3:55
5. Children of the Half-Light / 光を求めて - 3:45
6. Rolling Fever - 3:24
7. Love Is the Answer / 愛こそ証 - 4:41
8. Only A Matter of Time - 3:16
9. Caught Up In The Middle / 君のとりこに - 4:06
10. Running After You / 愛の追跡 - 3:07
11. What's Forever For - 3:25


◆プロデュース: Kyle Lehning

◆参加ミュージシャン: Dan Seals(vo, ag), John Corey(vo, k)
with Steve Lukather/Lee Ritenour/Steve Gibson/Richie Zito(g), Greg Phillinganes/Bill Payne/Steve Porcaro/Jai Winding/Joey Calbone(k), Lee Sklar/Wilton Felder(b), Jeff Porcaro/Ed Greene(ds), Ernie Watts(sax), Leslie & Kelly Bulkin(bv), etc


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2017/10/30 17:34 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
Rickie Lee Jonesの1979年のアルバム『Rickie Lee Jones / 浪漫』。
Rickie Lee Jones / Rickie Lee Jones (1979年)
Rickie Lee Jonesはアメリカの女性シンガー・ソングライター。シカゴ生まれの彼女は19歳の頃からロサンゼルスのバーやクラブで歌うようになり、25歳の時にレコード・デビューを果たす。本作は、そのデビュー・アルバムである。

本作からは、気だるい感じでジャジーに歌う「Chuck E's In Love / 恋するチャック」がBillboard Hot 100チャートの4位となるヒットを記録した。アルバムもBillboard 200チャートの3位を記録し、デビュー・アルバムにしてトップ10入り。翌年のグラミー賞では、彼女が「Best New Artist」の栄誉を手にした。

全曲が彼女のオリジナルで、このうち2曲(9, 10)はAlfred Johnsonとの共作。ブルース調の「Easy Money」は、Lowell Georgeの同年のソロ・アルバム『』でカヴァーされた。

Lenny WaronkerとRuss Titlemanがプロデュースを担当し、一流のジャズ・プレイヤーがバックを固める。ジャケットのインナーには「サンタ・モニカの家でのRuss, Rickie, Lenny」という子供3人のスナップ写真があるので、3人は幼なじみということだろうが、ジョークかも知れない。
Russ and Rickie and Lenny at home in Santa Monica
彼女の歌声は自由奔放だ。いなせに歌ったり、気だるく歌ったり、つぶやくように寂しく歌ったりする。特に、ほとんどピアノとストリングスだけで歌われる「1963年土曜日の午後」や「Company」、「After Hours」のような静かな曲での彼女の歌声は繊細で美しい。心の内を告げるようなその歌い方は、強い引力で魅了する。

ジャケットのベレー帽姿の彼女のしぐさが何ともチャーミングだ。この写真はカヴァー・アートの巨匠Norman Seeffが撮影した。なお、彼女の81年のセカンド・アルバム『Pirates』も本作と同じプロデューサー・チームが担当しており、素晴らしい内容である。

●収録曲
1. Chuck E.'s in Love / 恋するチャック - 3:28
2. On Saturday Afternoons in 1963 / 1963年土曜日の午後 – 2:31
3. Night Train – 3:14
4. Young Blood – 4:04
5. Easy Money – 3:16
6. The Last Chance Texaco – 4:05
7. Danny's All-Star Joint / ダニーの店で – 4:01
8. Coolsville – 3:49
9. Weasel and the White Boys Cool – 6:00
10. Company – 4:40
11. After Hours (Twelve Bars Past Goodnight) – 2:13


◆プロデュース: Lenny Waronker, Russ Titleman

◆参加ミュージシャン: Rickie Lee Jones(vo, g, k, per), Buzzy Feiten/Fred Tackett(g), Neil Larsen/Dr. John/Randy Kerber(k), Randy Newman(sy), Victor Feldman(k, ds, per), Willie Weeks(b), Steve Gadd/Andy Newmark/Jeff Porcaro(ds), Tom Scott/Ernie Watts(horn), Nick DeCaro(accordion, orch ar), Leslie Smith/Michael McDonald(bv), etc


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2017/10/24 19:16 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
Christopher Crossの1979年のアルバム『Christopher Cross / 南から来た男』。
Christopher Cross / Christopher Cross (南から来た男)
Christopher Crossはテキサス州生まれのシンガー・ソングライター。本作はデビュー・アルバムで、AORでは最も華々しい成果をあげたアルバムの1つとされている。

Billboard Hot 100チャートの1位を獲得した「Sailing」を始め、「Ride Like The Wind / 風立ちぬ」(同2位)、「Never Be The Same / もう二度と」(15位)、「Say You'll be Mine」(20位)の4曲がシングル・ヒットし、アルバムもBillboard 200チャートの6位をマーク。1980年のグラミー賞では、「Album of the Year」(本作)、「Song of the Year」(Sailing)、「Best New Artist」(Christopher Cross)を含む5部門を受賞した。

Christopher Crossの澄み切った歌声の清涼感は格別。Jay GraydonやLarry Carltonの美しいギター・ソロ、Michael McDonaldのふくよかなバック・コーラス、「Spinning」におけるValerie Carterとのチャーミングなデュエットなど、参加ミュージシャンの仕事も随所で光る。

アメリカでのリリースは79年の12月。「Sailing」の爽やかなメロディを聴くと、甘酸っぱいノスタルジーを覚えると共に黄金の80年代の幕開けという感じがする。日本では80年春に「南から来た男」という素敵な邦題でリリースされた。

私が初めてこの名作のCDを手にしたのは、2000年前後のAOR再評価ブームの時。それまでは大ヒットした「Saling」と「風立ちぬ」しか知らず、金澤寿和氏の『AOR Light Mellow』を読んで初めてCDを買った。曲・歌・演奏のクオリティの高さに、もっと早く出会うべきだった…と後悔。AORはアルバムで聴くジャンルということを知った。

●収録曲
1. Say You'll Be Mine - 2:53
2. I Really Don't Know Anymore / 愛はまぼろし - 3:49
3. Spinning - 3:59
4. Never Be The Same / もう二度と - 4:40
5. Poor Shirley / 哀れなシャーリー - 4:20
6. Ride Like The Wind / 風立ちぬ - 4:30
7. The Light Is On - 4:07
8. Sailing - 4:14
9. Minstrel Gigolo / ジゴロの芸人 - 6:00


◆プロデュース: Michael Omartian(k, bv)

◆参加ミュージシャン: Christopher Cross(vo, g), Larry Carlton/Jay Graydon/Eric Johnson(g), Rob Meurer(k), Andy Salmon(b), Tommy Taylor(ds), Victor Feldman(per), Jim Horn(sax), Michael McDonald/Don Henley/J.D. Souther/Valerie Carter/Nicolette Larson/Marty McCall(bv), etc


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2017/09/30 16:15 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
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