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Eye To Eyeの1982年のアルバム『Eye To Eye』。
Eye To Eye / Eye To Eye (1982年)
Eye To Eyeはイギリス人の男性キーボーディストであるJulian Marshallとアメリカ人の女性シンガーであるDeborah Bergによるユニット。本作は、Eye To Eyeのファースト・アルバムである。

Julian Marshallは以前にもMarshall Hainという男女ユニットを組んで活動しており、78年に『Free Ride』というAOR作を残している。従って、このEye To Eyeは2度目の男女ユニットということになる。

本作のプロデュースは、Steely Danのプロデューサーとして知られるGary Katzが担当した。また、本家のDonald Fagen(sy)やElliott Randall(g)を始め、Chuck Rainey(b)やJeff Porcaro(ds)など、Steely Danのアルバムに馴染みのプレイヤーが参加しており、本家に劣らぬクールな質感のサウンドになっている。

全曲が二人のオリジナルで、このうちポップでキャッチーな「Nice Girls」はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの37位をマークした。

この曲の終盤のクールなシンセはDonald Fagenのようだが、実際はIan Underwood。Donald Fagenはラストの「On The Mend」のみに参加し、終盤で「I.G.Y.」を彷彿とさせる知的なシンセ・ソロを弾いている。

Jeff Porcaroは6曲(1-3, 5-7)でドラムスを担当した。「Progress Ahead」でのシャッフルは、Steely Danの「Home At Last」のPurdieシャッフルを思わせる。

Deborah Bergの透明度の高い美声にはどこかミステリアスな響きがある。Eye To Eyeのサウンドが幻想的で、独特の緊張感を持っているのは彼女の歌声によるところが大きいだろう。

このアルバムの淡い色彩のジャケットも幻想的。右下の隅をよく見ると、淡いピンクの字で「あぃ とぅ あぃ」と控え目に書かれており、ほっこりする。

●収録曲
1. Hunger Pains - 4:01
2. Life In Motion - 4:17
3. Nice Girls - 5:11
4. More Hopeless Knowledge - 4:09
5. Progress Ahead - 3:50
6. Physical Attraction - 4:26
7. Time Flys - 5:11
8. On The Mend - 4:24


◆プロデュース: Gary Katz

◆参加ミュージシャン: Julian Marshall(k), Deborah Berg(vo)
with Rick Derringer/Elliott Randall/Dean Parks(g), Donald Fagen(sy), Ian Underwood(k), Chuck Rainey/Abraham Laboriel(b), Jeff Porcaro/Jim Keltner(ds), Starz Vanderlocket(per), Timothy B. Schmit(bv)


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2017/10/28 17:00 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(2)
Michael McDonaldの1982年のアルバム『If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート)』。
Michael McDonald / If That's What It Takes (思慕(ワン・ウェイ・ハート))
Michael McDonaldは魅惑のスモーキー・ヴォイスとソウルフルな歌い口で人気のあるアメリカのシンガー・ソングライター。Steely DanとThe Doobie Brothersというメジャー・グループを渡り歩き、1982年にソロ活動をスタートした。本作はファースト・ソロ・アルバムである。

The Doobie Brothersでは、キーボードで軽快にリズムを刻みながら、ほろ苦く爽やかなメロディを歌う独特のスタイルで多くのヒット曲を生んだ。McDonald作法とも言えるその都会的で洗練されたスタイルはグループに新しい風を吹き込み、グループの音楽性を大きく変えている。

本作は、そんなMcDonaldスタイルの魅力が全面的に表れた快作。軽やかなグルーヴと都会的なメロディ、温かくふくよかなハスキー・ヴォイスを満喫できる。

全曲がオリジナルだが、その多くは共作。例えば、「Playin' by the Rules」と「I Keep Forgettin'」はEd Sanfordと、「Love Lies」と「That's Why」はRandy Goodrumと、「I Gotta Try」はKenny Logginsと共作している。「I Gotta Try」はKenny Logginsの同年のアルバム『High Adventure』にも収録された。

「I Keep Forgettin'」は、Louis Johnson(b)とJeff Porcaro(ds)の生み出す濃厚でメロウなグルーヴが心地よいナンバー。シングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの4位となるヒットを記録した。クールな女性ヴォーカルは妹のMaureen。

甘酸っぱいメロディの「That's Why」も隠れた名曲。ふくよかなバック・コーラスにはChristopher Cross, Brenda Russell, Amy Hollandといった豪華な顔ぶれが参加している。

「Losin' End」は、The Doobie Brothersの76年のアルバム『Takin' It To The Streets』の収録曲。Doobiesのバージョンはラヴリーな印象だったが、本作ではしっとりと歌い上げ、エレガントで成熟したバラードに生まれ変わっている。

このアルバムはBillboard 200チャートの6位となり、ソロのキャリアにおける最高位を記録した。思慕という言葉はこのアルバムの邦題以外に見かけることがないが、漢字のとおり、思い慕うという意味。渋い邦題だ。

●収録曲
1. Playin' By The Rules / 恋愛のルール - 4:55
2. I Keep Forgettin' (Every Time You're Near) - 3:39
3. Love Lies - 3:21
4. I Gotta Try - 3:53
5. I Can Let Go Now - 2:54
6. That's Why - 4:24
7. If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート) - 4:17
8. No Such Luck - 3:44
9. Losin' End - 4:11
10. Believe In It - 4:41


◆プロデュース: Ted Templeman(per), Lenny Waronker

◆参加ミュージシャン: Michael McDonald(vo, k), Steve Lukather/Robben Ford/Dean Parks(g), Michael Omartian/Greg Philliganes(k), Willie Weeks/Louis Johnson/Mike Porcaro(b), Steve Gadd/Jeff Porcaro(ds), Bobby LaKind/Lenny Castro/Paulinho Da Costa(per), Edgar Winter/Tom Scott(sax), Kenny Loggins/Christopher Cross/Ed Sanford/Brenda Russell/Amy Holland/Maureen McDonald(bv), etc


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2017/10/20 18:33 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
David Robertsの1982年のアルバム『All Dressed Up』。
David Roberts / All Dressed Up (1982年)
David Robertsはボストン生まれのカナダ人シンガー・ソングライター。このアルバムはDavid Robertsが24歳の年のデビュー・アルバムである。プロデューサーをGreg Mathieson、エグゼクティヴ・プロデューサーをJay Graydonが担当し、David FosterやTOTOのメンバー、Bill Champlin等、豪華なスタジオ・ミュージシャンが参加したAORの人気作だ。

Steve Lukather(g), Mike Porcaro(b), Jeff Porcaro(ds)が全曲で演奏しているので、バック・ミュージシャンは "ほぼTOTO" と言って良い。David Robertsの声は爽やかなハイトーン・ヴォイスで、溌剌とした歌声がとてもフレッシュだ。

全曲がDavid Robertsのオリジナルで、フックの効いた瑞々しいメロディの曲が揃っている。ハードにドライヴするロック・ナンバーからロマンティックなバラード、クールでスタイリッシュな曲まで、曲調も多彩。

このうち、「Anywhere You Run To」はDiana Rossの同年のアルバム『』で、「Too Good To Last」はNielsen/Pearsonの83年のアルバム『Blind Luck』で、「Midnight Rendezvous」はRamsey Lewis & Nancy Wilsonの84年のアルバム『』でカヴァーされた。

アルバムのハイライトは「Wrong Side Of The Tracks」。微熱を帯びたようなメロディとJeff Porcaroのしなやかなドラムス、Steve Lukatherのエモーショナルなギターが一体となった演奏はセクシーでエレガント。ここから甘美なバラード「Midnight Rendevous」へと続く流れは最高である。

日本でのAOR人気を受けて、26年後の2008年にセカンド・アルバムの『』が日本で先行発売された。ファーストの方は、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年10月に高品質SHM-CDで再発されたが、既に在庫切れかも知れない。

●収録曲
1. All In The Name Of Love - 3:32
2. Too Good To Last - 3:49
3. Someone Like You - 3:37
4. Boys Of Autumn - 4:12
5. She's Still Mine (That's My Girl) - 3:32
6. Wrong Side Of The Tracks - 3:54
7. Midnight Rendezvous - 3:56
8. Anywhere You Run To - 3:49
9. Never Gonna Let You Go - 3:45
10. Another World - 4:22


◆プロデュース: Greg Mathieson(k)

◆参加ミュージシャン: David Roberts(vo, k), Steve Lukather/Jay Graydon(g), David Foster/Michael Boddicker(sy), Mike Porcaro(b), Jeff Porcaro(ds, per), Paulinho Da Costa(per), Gary Herbig(sax), Bill Champlin/Tom Kelly/Joe Chemay(bv), Jerry Hey/Jeremy Lubbock(strings ar), etc


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2017/10/12 21:02 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(2)
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