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Jay Gruskaの1984年のアルバム『Which One Of Us Is Me / カフェ・グルスカ』。
Jay Gruska / Which One Of Us Is Me (カフェ・グルスカ) (1984年)
Jay Gruskaは作曲家やプロデューサーとして活躍するNY生まれのミュージシャン。AORの人気グループであるMaxusの中心人物として知られており、1981年のアルバム『Maxus / デビュー!!』ではリード・シンガーとソングライターを務めた。

プロデューサーとしては、Joseph Williamsの『Joseph Williams』(82年)やAlan Gorrieの『』(85年)、Brett Raymondの『Only Love』(86年)などのAORの名盤を手がけ、コンポーザーとしては、TVドラマの音楽を数多く手がけるなど、マルチな才能を発揮している。

ソロ・アルバムは74年と84年に1枚ずつを残しており、本作はセカンド・アルバム。プログラミングを取り入れた「Desperate Eyes / 危険なまなざし」や「The Motion」のようなポップな曲に80年代を感じるが、華美にならずに上品にアレンジしている。

一方、「Take A Number」や「Famous」のような生楽器主体のロック・ナンバーではMaxusやTOTOを思わせる分厚いサウンドを構築。Michael LandauやSteve Lukatherのギターも爽快だ。

全曲がJay Gruskaのオリジナルで、そのほとんどは共作。共作者は、Brock Walsh(1)、Michael Landau(2)、Paul Gordon(4-6, 9)、Joseph Williams(7)等となっている。「Tattoo」のような独特の緊張感のあるメロディはJay Gruskaならではで、クセのあるハイ・トーン・ヴォイスもクールな味わい。

トロピカルな雰囲気に包まれた「Cancun」は異色だが、とても爽やかなメロディだ。ラストはドリーミーなインスト曲「Baby Theme」で締めくくり、TVドラマの作曲家としての一面を見せている。

このアルバムのCDは、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年10月に再発された。Maxusの名作『Maxus / デビュー!!』も同時に再発されており、併せてお薦め。

●収録曲
1. Desperate Eyes / 危険なまなざし - 4:34
2. Atlanta Calling - 3:19
3. Tattoo - 4:17
4. The Motion - 4:25
5. Cancun - 3:41
6. Which One Of Us Is Me / もう一人の僕に - 3:25
7. Take A Number - 3:17
8. Famous - 4:00
9. Circus - 3:33
10. Baby Theme / ベイビーのテーマ - 2:48


◆プロデュース: Jay Gruska(vo, sy, drum prog, ar)

◆参加ミュージシャン: Steve Lukather/Michael Landau(g), Tony Berg(g, ar), Randy Kerber(k, ar), Michael Omartian(sy, ar), Nathan East/Mike Porcaro/Abraham Laboriel/Neal Stubenhaus/John Pierce(b), John Robinson/Carlos Vega/Doane Perry/Vinnie Colaiuta(ds), Mike Fisher(per), Joseph Williams/Jermaine Jackson/Brock Walsh/Paul Gordon(bv), Jeremy Lubbock(strings ar), etc


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2017/11/01 21:28 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
Michael Ruffの1984年のアルバム『Once In A Lifetime / シティ・ウォーキン』。
Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) (1984年)
Michael Ruffはセッション・キーボード・プレイヤーとして、またソングライター/プロデューサーとして様々なアーティストの活動を支えるアメリカのミュージシャン。数は少ないが、ソロ・アルバムやMichael Ruff Bandのアルバムも残しており、本作はソロでのデビュー・アルバムである。

プログラミング・サウンドが主流の80年代には珍しく、すべて生楽器で演奏されたアルバム。そのサウンドは、洗いざらしのジーンズにナイキのスニーカーを合わせたジャケットのように清潔でナチュラル。上品な味わいは、高級なミネラル・ウォーターのようだ。

プロデュースをTommy LiPumaが担当し、全曲をMichael Ruffが作詞・作曲。このうち、「Dedication / 愛の捧げもの」だけはLarry John McNallyとの共作である。

ちなみに、トップスには生成りのセーターのようなものを合わせている。バック・カヴァーでは腕をまくってあぐらをかいており、その飾らない佇まいがカッコいい。
Michael Ruff / Once In A Lifetime (バック・カヴァー)
Michael Ruffのハイトーンでソウルフルな歌声はとても知的で、どこかRoberta Flackを思わせる。豪華なバック・ミュージシャンも自己主張せず、曲と歌の良さを引き出すことに徹している。一音一音を丁寧に扱う優しい演奏だ。

シンプルで上品な曲を揃えているが、中でも「Let Her Stay」や「More Than You'll Ever Know」のようなしっとりしたバラードは素晴らしい。特に "熱い想い" と題されたラストの「More Than You'll Ever Know」は絶品。優しいメロディを静かに、情感を込めて歌っており、数ある洋楽バラードの中でも最高の1曲だと思う。

●収録曲
1. Walkin' With Somebody - 3:36
2. Hometown - 4:27
3. Let Her Stay - 5:00
4. Love Go Round - 5:34
5. Once In A Lifetime / 愛しい女(ひと)へ - 4:20
6. Don't Ever Say Goodbye / さよならは言わないで - 4:13
7. Ariel / いとしのアリエル - 4:31
8. Dedication / 愛の捧げもの - 4:31
9. More Than You'll Ever Know / 熱い想い - 4:25


◆プロデュース: Tommy LiPuma

◆参加ミュージシャン: Michael Ruff(vo, k), Vonda Shepard(vo), Hugh McCracken/Dean Parks/Mike Miller/James Harrah(g), Abraham Laboriel/Bobby Watson/Jimmy Haslip/Jimmy Johnson(b), Steve Gadd/Andre Fischer/John Robinson/Ralph Humphrey(ds), Paulinho Da Costa(per), David Sanborn(sax), Brenda Russell/Hamish Stuart/Larry John McNally/Howard Smith(bv), etc


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2017/10/18 19:11 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
Peter Ceteraの1986年のアルバム『Solitude/Solitaire』。
Peter Cetera / Solitude/Solitaire (1986年)
Peter Ceteraはアメリカのブラス・ロック・バンドであるChicagoの創設メンバー。ベースとメイン・ヴォーカルを担当し、1967年のバンド結成から85年に脱退するまでの20年弱をChicagoのメンバーとして活躍した。

本作は独立後の最初のアルバム。Chicagoに在籍中の81年にファースト・ソロ・アルバム『』をリリースしているので、2枚目のソロ・アルバムということになる。

プロデューサーにMichael Omartianを起用し、80's特有のプログラミング・サウンドを上品に取り入れたポップなナンバーからメロディ豊かなバラードまで、Peter Ceteraの力のある歌唱を存分に味わえる。

Bobby Caldwell等の書いた「The Next Time I Fall」を除く全曲がPeter Ceteraのオリジナルで、その全てが共作。このうち、「Glory of Love」と「The Next Time I Fall」の2曲のバラードが Billboard Hot 100チャートの1位を獲得した。

「Glory of Love」はDavid FosterとDiane Nini(当時の奥様)との共作。Chicago時代にFosterと共作した「Hard to Say I'm Sorry / 素直になれなくて」(82年, 米1位)を思わせる雄大なバラードで、華やかなメロディと洗練されたアレンジが光る。この曲は86年の映画『』のサウンドトラックに使われた。

哀愁漂うメロディの「The Next Time I Fall」ではAmy Grantとの甘いデュエットを披露。Bobby Caldwell自身も89年のアルバム『Heart Of Mine』で、この曲をセルフ・カヴァーしている。

Michael Omartianとは4曲(4, 7-9)を共作。ラストの「Only Love Knows Why / 愛だけが証し」も「素直になれなくて」路線の力強いバラードで、Peter Ceteraの "おはこ" という感じがする。

このアルバムはBillboard 200チャートの23位を記録した。Peter Ceteraはこれまで(2004年まで)に8枚のソロ・アルバムを残しているが、その中で最大のヒット作となっている。

●収録曲
1. Big Mistake - 5:39
2. They Don't Make 'Em Like They Used To - 4:04
3. Glory of Love - 4:24
4. Queen of the Masquerade Ball - 3:50
5. Daddy's Girl - 3:46
6. The Next Time I Fall (with Amy Grant) - 3:43
7. Wake Up to Love - 4:29
8. Solitude/Solitaire - 4:58
9. Only Love Knows Why / 愛だけが証し - 4:29


◆プロデュース: Michael Omartian(k)

◆参加ミュージシャン: Amy Grant(vo), Dann Huff/Ray Parker Jr.(g), Erich Bulling(sy, ds prog), Paul Leim/Chester Thompson(ds), Jeff Porcaro(per), Kenny Cetera(per, bv), etc


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2017/10/10 16:56 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
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