音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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The Policeの1983年のアルバム『Synchronicity』。
The Police / Synchronicity (1983年)
The Policeは1977年にロンドンで結成されたロック・バンド。メンバーは、Sting(b, vo), Stewart Copeland(ds, per), Andy Summers(g)の3人で、86年の解散までに5枚のスタジオ・アルバムを残しました。

本作はThe Policeのラスト・アルバムとなる5作目で、彼らの最高傑作と言われることもある名作。80年代を代表するアルバムの一つでもあります。

「Every Breath You Take / 見つめていたい」(米1位)、「King Of Pain」(米3位)、「Wrapped Around Your Finger」(米8位)、「Synchronicity II」(米16位)がシングル・ヒットし、アルバムも英米のチャートで1位を獲得。1984年のグラミー賞では「Best Rock Performance by a Duo or Group with Vocal (最優秀ロック・グループ・パフォーマンス)」を受賞します。

アルバム前半(6曲)はアヴァンギャルドで難解な内容ですが、後半(5曲)は豊かなメロディを持つ穏やかな曲を揃えています。全米Top 10に入った3曲も後半からのシングル・カットです。

"Synchronicity" とは、意味のある偶然の一致のこと。「共時性」と訳されます。Wikipediaの解説によると、
非因果的な複数の事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された概念。何か複数の事象が、「意味・イメージ」において「類似性・近接性」を備える時、このような複数の事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なす。
との事。難解な概念です。

意味深いタイトルと不思議なカヴァー・アートが象徴するように、何処か陰のあるアルバムですが、幾つかの曲に見られる美しく叙情的なメロディに感動します。

●収録曲
1. Synchronicity I
2. Walking In Your Footsteps
3. O My God
4. Mother
5. Miss Gradenko
6. Synchronicity II
7. Every Breath You Take
8. King Of Pain
9. Wrapped Around Your Finger
10. Tea In The Sahara
11. Murder By Numbers


The Policeはスタジオ・アルバムを5枚しか残していませんが、2003年にロックの殿堂入りをしました。いかに各アルバムのレベルが高いかが分かります。スタジオ・アルバムの全曲+ボーナス・トラックをデジタル・リマスタリングした4CDのBOXセット『Message in a Box』も発売されています。ハード・カバーの洋書のような豪華な装丁となっており、お薦めです。


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2014/11/24 11:07 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Simply Redの1985年のアルバム『Picture Book』。
Simply Red / Picture Book (1985年)
Simply Redはイギリス出身のブルー・アイド・ソウル・グループ。本作は彼らのデビュー・アルバムです。

Mick Hucknallのソウルフルなヴォーカルと良質なメロディ、しっかりした演奏が持ち味です。彼らの持ち味が最も良く表れているのが、このデビュー作だと思います。

「Come To My Aid」「Jericho」「Money'S Too Tight」のようなクールなR&Bナンバーや、彼らの代表曲になった名バラードの「Holding Back the Years」が聴きどころ。「Money's Too Tight」は全英13位、「Holding Back the Years」は全英2位、全米2位となるヒットを記録しました。

「Holding Back the Years」の茫漠とした雰囲気は、映画『バグダット・カフェ』の挿入曲「Calling You」にも通じるものがあり、大好きなナンバーです。

Simply Redは良質なアルバムをコンスタントにリリースし、大ヒットした91年作『』で頂点を極め、2010年に解散します。※『Stars』では、屋敷豪太氏がドラマーを担当

彼らのオリジナル・アルバムをまとめて聴くには、デビュー作から第5作『Life』(95年)までを収めたCD BOXセットの『』が求めやすい価格でお薦め。また、第6作『』(98年)も、熟したメロウなサウンドを堪能できる素晴らしい内容です。

●収録曲
1. Come to My Aid
2. Sad Old Red
3. Look at You Now
4. Heaven
5. Jericho
6. Money's Too Tight (to Mention)
7. Holding Back the Years
8. (Open Up the) Red Box
9. No Direction
10. Picture Book


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2014/11/23 13:23 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Jeff Lorberの1986年のアルバム『Private Passion』。
Jeff Lorber / Private Passion (1986年)
Jeff Lorberはアメリカのジャズ/フュージョン・シーンで活躍するキーボード奏者。1975年に活動をスタートし、77年から81年にかけて「The Jeff Lorber Fusion」というバンドを率いて活動した後にソロとなります。The Jeff Lorber Fusionでは5枚のアルバムを残しており、その中ではKenny Gが参加した80年のアルバム『』が代表作として挙げられています。

本作『Private Passion』は4枚目のソロ・アルバム。9曲中の5曲がヴォーカル曲となっており、AOR/ブラック・コンテンポラリーのアルバムとして楽しめます。

ヴォーカルを担当したのは、女性シンガーのKaryn White(キャリン・ホワイト)と男性シンガーのMichael Jeffries。Karyn Whiteが2曲(1, 2)、Michael Jeffriesも2曲(6, 8)を担当し、バラード曲の「Back In Love」を二人でデュエットしています。

このうち、Karyn Whiteのヴォーカルをフィーチャした1曲目の「Facts Of Love」は、Billboard Hot 100チャートの27位、R&Bチャートでは17位となるヒットを記録。Jeff Lorber最大のヒット曲となります。

「Back In Love」は極上のロマンティック・バラード。Robbie Buchananがこの曲をプロデュースし、Dan Huffがギターを弾いています。また、Brock Walshがプロデュースした「Keep On Lovin' Her」も都会的でメロウな仕上がりです。

インスト曲の中では、Buzzy Feitenがギターを担当し、Freddie Hubbardがフリューゲル・ホーンを担当した「Kristen」のメロディの美しさが際立ちます。

豊かなメロディと80'sらしい都会的なサウンドが詰まったアルバム。2014年6月にワーナーの「Fusion Best Collection 1000」シリーズから24ビット・デジタル・リマスタリングの完全限定盤のCDが発売されており、お薦めです。

●収録曲
1. Facts Of Love
2. True Confessions
3. Jamaica
4. Back In Love
5. Kristen
6. Private Passion
7. Sand Castles
8. Keep On Lovin' Her
9. Midnight Snack


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2014/11/16 20:19 Jazz / Fusion TB(0) CM(0)
Jimmy Page監修による最新のデジタル・リマスター盤が発売され、再評価されているLed Zeppelin

先日は、NHKの音楽番組『SONGS』で、"4人の絆が生んだ 天国への階段" と題してLed Zeppelinが特集されました。今週は、BS TBSの洋楽番組『Song To Soul』でも「天国への階段」が取り上げられ、Jimmy Pageのインタビューが放映されました。

TVで拝見するJimmy Pageは、実に魅力的な歳の重ね方をしています。同年代の他のロック・アーティストと比べても若く、セクシーです。

近年のLed Zeppelinの神々しいライヴ・パフォーマンスを収めた映像として、2007年12月にロンドンで行われた一夜限りの再結成ライヴがお薦め。
Led Zeppelin / Celebration Day (祭典の日(奇跡のライヴ)) (2012年)
アンコールを含め2時間強の演奏をしました。

他界したJohn Bohnamに代わり、息子のJason Bohnamがドラムスを担当。父親以上とも言える、パワフルで圧巻のパフォーマンスを見せています。

ステージ上のJimmy Pageはシックなジャケット姿。まるで高級ファッション誌のモデルのようです。時折、黒いサングラスをかけて演奏する姿は、白髪ということもあり実にクール。※Jason Bohnamも時折、黒いサングラスをかけてドラムスを叩いています。

ライヴのクライマックスは「Kashmir」。Led Zeppelinの代表曲の一つですが、神々しくパワフルな演奏に魅了されます。

この模様は、『Celebration Day / 祭典の日(奇跡のライヴ)』と題して発売されています。5種類のパッケージ(2CD+BD+DVD、2CD+BD、2CD+2DVD、2CD+DVD、2CD)がありますが、価格的には2CD+DVDがお薦め。

●2CD+DVD 収録曲・映像
1. Good Times Bad Times
2. Ramble On
3. Black Dog
4. In My Time Of Dying
5. For Your Life
6. Trampled Under Foot
7. Nobody's Fault But Mine
8. No Quarter
9. Since I've Been Loving You
10. Dazed And Confused
11. Stairway To Heaven
12. The Song Remains The Same
13. Misty Mountain Hop
14. Kashmir
15. Whole Lotta Love
16. Rock And Roll


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2014/11/15 22:25 Led Zeppelin TB(0) CM(0)
Keith Jarrettの1998年のアルバム『The Melody At Night, With You』。
Keith Jarrett / The Melody At Night, With You (1998年)
ジャズ・ピアニストのKeith Jarrettによるスタンダード曲集です。先日、床屋で散髪してもらっている時に流れていた優しいジャズ・ピアノが気になり、「これ、Keith Jarrett?」と聴いたところ、その通りとのことで、CDを見せてもらいました。床屋の主人も別のお客様から紹介されたとのこと。

このアルバムは、Keith Jarrettが妻のRose Anneに捧げたもの。バック・カヴァーには、"For Rose Anne, Who heard the music, Then gave it back to me." と記されています。

慢性疲労症候群という難病を自宅で療養し、ようやくピアノが弾けるまでに回復した頃に自宅のスタジオで録音されたアルバムとのこと。療養生活を献身的に支えた妻への感謝のメッセージのようです。

「押し付けがましくない感じが良い」と床屋の主人は言いましたが、まさにその通り。妻への感謝をこのような形で表現できる才能が羨ましい。それから度々聴いていますが、聴くたびに静かで穏やかな心地になります。

Amazonのレビューを見ても、多くの人の支えになっていることが分かります。まさに音楽の力。

●収録曲
1. I Loves You, Porgy
2. I Got It Bad (and That Ain't Good)
3. Don't Ever Leave Me
4. Someone to Watch over Me
5. My Wild Irish Rose
6. Blame It on My Youth/Meditation
7. Something to Remember You By
8. Be My Love
9. Shenandoah
10. I'm Through With Love


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2014/11/09 17:43 Jazz / Fusion TB(0) CM(0)
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70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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