音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサーリンク

Hall & Oatesの1981年作『Private Eyes』。

モダン・ポップなどと呼ばれたが、今聴いても十分にモダンでキャッチーである。

Hall & Oatesは、音楽や曲作りをとても熱心に、ラディカルに探究したグループだと思う。
70年代の初めから活動しており、「She's Gone」、「Sara Smile」、「Rich Girl」などの70'sヒットを生むが、ただのブルーアイド・ソウル・デュオでは終わらなかった。

新進気鋭のプロデューサーと仕事をしており、1974年の『War Babies』はTodd Rundgren、1978年の『Along the Red Ledge / 赤い断層』と1979年の『X-Static / モダン・ポップ』はDavid Fosterのプロデュースである。
また、Daryl Hallの1980年のファースト・ソロ・アルバム『Sacred Songs』のプロデューサーは、何とKing CrimsonのRobert Frippだ。

才人達から影響を受け、様々なことを吸収・消化したに違いない。
そうした熱心な取り組みが80年代に開花した。

セルフ・プロデュースにより大成功したのが前作『Voices / モダン・ヴォイス』(1981年)で、洗練されたポップ・ソング「Kiss on My List」がビルボードのHot 100チャートの1位になった。

この『Private Eyes』もセルフ・プロデュース。
「Private Eyes」と「I Can't Go for That (No Can Do)」という2曲のNo.1ヒットを生んだ。
続く「Did It in a Minute」も9位を記録する。

キャッチーな曲の作り方を十分に心得ていたようで、このあと1984年まで、出すシングル曲が全てTop10ヒットとなった。

Eaglesが「New Kid In Town」で歌った "ニュー・キッド" はHall & Oatesのことだ。
彼らの野心や熱心な取り組みを分かっており、いずれビック・ネームに成長すると見抜いていたのだろう。

●収録曲
1. Private Eyes – 3:39
2. Looking for a Good Sign – 3:57
3. I Can't Go for That (No Can Do) – 5:09
4. Mano a Mano – 3:56
5. Did It in a Minute – 3:39
6. Head Above Water – 3:36
7. Tell Me What You Want – 3:51
8. Friday Let Me Down – 3:35
9. Unguarded Minute – 4:10
10. Your Imagination – 3:34
11. Some Men – 4:15


◆プロデュース: Daryl Hall, John Oates, Neil Kernon

◆参加ミュージシャン: Daryl Hall(vo, k, sy), John Oates(g, vo, k), Mickey Curry/Jerry Marotta/Chuck Burgi(ds), Jimmy Maelen(per), Charles DeChant(sax), Larry Fast(sy), John Siegler(b), G.E. Smith/Ray Gomez/Jeff Southworth(g), John Jarett(bv)

▶こちらもお薦め

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



関連記事
2016/05/30 19:06 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Billy Joelの1983年作『An Innocent Man』。

シリアスな内容だった前作『Nylon Curtain』とうって変わって、楽しいアルバム。
何かが吹っ切れて、歌うことを純粋に楽しんでいるようだ。

収録曲は、Billy Joelが影響受け、敬愛して止まないアーティストたちへのオマージュとのこと。
全部書いておくと…

 「Easy Money」: James BrownとWilson Pickett
 「An Innocent Man」: Ben E. KingとThe Drifters
 「The Longest Time」: The Tymesのようなドゥーワップ・グループ
 「This Night」: Little AnthonyとThe Imperials
 「Tell Her About It」: The SupremesやThe Temptationsのようなモータウン・グループ
 「Uptown Girl」: Frankie ValliとThe Four Seasons
 「Careless Talk」: Sam Cooke
 「Christie Lee」: Little Richard
 「Leave a Tender Moment Alone」: Smokey Robinson
 「Keeping the Faith」: "Pre-British Invasion Rock n Roll" だそうだ

アルバムはBillboard 200チャートの4位を記録。
シングルは、「Tell Her About It」がBillboard Hot 100チャートの1位に輝いた他、「Uptown Girl」が3位、「An Innocent Man」が10位、「The Longest Time」が14位、「Leave a Tender Moment Alone」が27位、「Keeping the Faith 」が18位と、連続でヒットした。

「Uptown Girl」のビデオ・クリップでは、Billy Joelが作業着姿で陽気に歌う。
映像に登場する美人はスーパー・モデル兼女優のChristie Brinkley。
後にBilly Joelと結婚した。

陽気で、のどかで幸せ。
当時はヘビメタなんかも聴きながら、このアルバムも好きだった。

今日は、オバマ大統領が広島を訪問した。
私からはこのアルバムを。
これを聴くと、平和な気持ちになる。

●収録曲
1. Easy Money - 4:04
2. An Innocent Man - 5:17
3. The Longest Time - 3:42
4. This Night - 4:17
5. Tell Her About It - 3:52
6. Uptown Girl - 3:17
7. Careless Talk - 3:48
8. Christie Lee - 3:31
9. Leave a Tender Moment Alone - 3:56
10. Keeping the Faith - 4:41


◆プロデュース: Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Billy Joel(p, vo), Liberty DeVitto(ds), Doug Stegmeyer(b), David Brown(g), Russell Javors(g), Mark Rivera(sax, per), etc.

▶こちらもお薦め

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



関連記事
2016/05/27 18:57 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Billy Joelの1982年作『The Nylon Curtain』。

Billy Joelはアメリカを代表するシンガー・ソングライターと言って良いだろう。
1977年の『The Stranger』、1978年の『52nd Street』、1980年の『Glass Houses』と、出すアルバムがどれもビッグ・ヒットを記録し、3作連続してグラミー賞を受賞した。

この3作や1981年のライヴ・アルバム『Songs In The Attic』を聴いて、私もBilly Joelの虜になった一人である。

続く『The Nylon Curtain』は、気負ったのかもしれないが、Billy Joelにしては珍しくシリアスな内容になった。

気負いのようなものはシングル・カットされた3曲にも表れている。
ファースト・シングルは「Pressure」という気難しいタイトル。
セカンド・シングルは、工業都市アレンタウンの貧困をテーマにした「Allentown」。
サード・シングルは、ベトナム戦争に対する反戦ソング「Goodnight Saigon」だ。

3曲とも優れたポップ・ソングだが、内容がシリアスなだけに大ヒットには至らなかった。
(「Pressure」はBillboard Hot 100チャートの20位、「Allentown」は17位)

一方、「Laura」や「She's Right on Time」、「Surprises」、「Where's the Orchestra?」などは従来のBillyというか、豊かでキャッチーなメロディを掛け値なく楽しめる曲。
いいメロディだなぁ、と思う。

Billy Joelの魅力は、結局のところ、都会で生活する人々を描く鋭くも優しい眼差しや、それをヒット曲に仕立てる優れたメロディ・メーカーの才能にある、ということかも知れない。
メッセージ・ソングが似合わないのかな…
久しぶりにこのアルバムを聴いて、そんな風に感じた。

続く『An Innocent Man』(1983年)では再び従来路線に戻り、楽しいヒット曲を連発。
セールス的にも大復活した。

●収録曲
1. Allentown – 3:52
2. Laura – 5:05
3. Pressure – 4:40
4. Goodnight Saigon – 7:04
5. She's Right on Time – 4:14
6. A Room of Our Own – 4:04
7. Surprises – 3:26
8. Scandinavian Skies – 6:00
9. Where's the Orchestra? – 3:17


◆プロデュース: Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Billy Joel(vo, p, ag), Liberty DeVitto(ds, per), Doug Stegmeyer(b), David Brown(g), Russell Javors(g), etc.

▶こちらもお薦め

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



関連記事
2016/05/26 18:46 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Huey Lewis and the Newsの1981年の名作『Picture This / ベイエリアの風』。
Huey Lewis and the News / Picture This
Huey Lewis and the Newsのセカンド・アルバムだ。

『ベイエリアの風』という邦題が付いているが、Huey Lewis and the Newsのメンバーは、70年代はイギリスで下積みを積んでいた。
Elvis Costelloのバック・バンドを務めたり、Thin LizzyやPhil Lynottのアルバムに参加している。
だから、演奏がとても上手い。

このアルバムには、「Do You Believe In Love」という80's最高の1曲がある。
真っすぐなタイトルのこの曲は、バンド初の全米Top10ヒットとなった。

曲の作者は、Robert John "Mutt" Lange。
AC/DCやDef Leppardのプロデューサーとして有名な人だが、この曲の生みの親である功績も大きい。

もう1曲、「Hope Love Me Like You Say You Do」も素敵なナンバー。
イントロを聴いた瞬間に、あの頃に戻してくれる力がある。

「Picture This」というアルバム・タイトルや、ジャケットの堂々とした表情に自信がみなぎっている。
長い下積みをしていたバンドの自信作、快作なのだろう。

"ベイエリアの風" という邦題は、RCサクセションの名曲「トランジスタ・ラジオ」のフレーズを想い出させる。

 ベイ・エリアから リバプールから
 このアンテナがキャッチしたナンバー
 彼女 教科書ひろげてるとき
 ホットなメッセージ 空にとけてった

1980年の曲だ。
ベイエリアという言葉は、当時の日本では格別な意味を持っていたのだろう。

「Do You Believe in Love」は、Billboard Hot 100チャートの7位。
「Hope You Love Me Like You Say You Do」は、同36位。
ホットなメッセージ、今でも空にとけますよ。

●収録曲
1. Change Of Heart - 3:41
2. Tell Me A Little Lie / 小さな偽り - 3:42
3. Giving It Up All For Your Love / 5時半からのデート - 3:11
4. Hope Love Me Like You Say You Do - 3:44
5. Workin' For Livin' - 2:36
6. Do You Believe In Love - 3:30
7. Is It Me - 3:01
8. Whatever Happened To True Love - 3:14
9. The Only One - 4:46
10. Buzz Buzz Buzz - 2:29


◆プロデュース: Huey Lewis and the News, Bob Brown

◆メンバー: Huey Lewis(vo, harmonica), Chris Hayes(g, bv), Johnny Colla(g, sax, bv), Mario Cipollina(b), Bill Gibson(ds, per, bv), Sean Hopper(k, bv)

▶こちらもお薦め

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



関連記事
2016/05/25 18:42 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
Go-Go'sの1981年のデビュー・アルバム『Beauty & The Beat』。
Beastではなく、Beat。

Go-Go'sは女性5人組のバンド。

女性だけのバンドはGo-Go's以前にもあるが、「ガールズ・バンド」というニュアンスになると、Go-Go'sが最初ではないかと思う。
MadonnaとCyndi Lauperのデビュー・アルバムが1983年なので、その2年前のデビューだ。

とてもフレッシュなアルバムで、ギターを元気に鳴らして真っすぐに走る感じがいい。

演奏にはぎこちなさもあるが、それがまた魅力になっている。
Belinda Carlisleのやんちゃなヴォーカルもいいんだな、これが。

このアルバムは、Billboard 200チャートのなんと1位を獲得する。
女性だけのバンドとしては初の快挙らしい。

A面、B面の1曲目がシングル・カットされ、「We Got the Beat」はBillboard Hot 100チャートの2位、「Our Lips Are Sealed」は20位となった。
「We Got the Beat」のサウンドは、今聴いてもとてもカッコいいと思う。
5人が声を揃えて "Yeah --- !!" と叫ぶところなんか、最高ですよ。

Go-Go'sは1985年には解散。
Go-Go'sなきあとは、女性4人組のThe Banglesが人気を継いで、Prince提供の「Manic Monday」など、ヒット曲を連発した。
このあたりの80年代の洋楽は、とても元気がある。

Belinda Carlisleのソロ・アルバムもお薦めで、大ヒットした『Heaven on Earth』などは良曲満載。
白いパックをしているので違うかもしれないが、Belinda Carlisleは右から2人目かな?

●収録曲
1. Our Lips Are Sealed - 2:45
2. How Much More - 3:06
3. Tonite - 3:35
4. Lust to Love - 4:04
5. This Town - 3:20
6. We Got the Beat - 2:36
7. Fading Fast - 3:41
8. Automatic - 3:07
9. You Can't Walk in Your Sleep (If You Can't Sleep) - 2:54
10. Skidmarks on My Heart - 3:06
11. Can't Stop the World - 3:20


◆プロデュース: Richard Gottehrer, Rob Freeman

◆メンバー: Belinda Carlisle(lead vocals), Charlotte Caffey(lead guitar, keyboards, backing vocals), Gina Schock(drums, percussion), Kathy Valentine(bass, backing vocals), Jane Wiedlin(rhythm guitar, vocals)

▶こちらもお薦め

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



関連記事
2016/05/24 19:05 Rock / Pops名盤(80年代) TB(0) CM(0)
カテゴリ

+ボタンをクリックするとツリーが開きます。

スポンサーリンク
プロフィール

Warm Breeze

大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。
70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

最新記事一覧
AOR名盤(1982年) - Michael McDonald / If That's What It Takes (思慕(ワン・ウェイ・ハート)) 2017/10/20
AOR名盤(1984年) - Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) 2017/10/18
AOR名盤(1983年) - Brenda Russell / Two Eyes (出逢いのときめき) 2017/10/16
AOR名盤(1977年) - Michael Franks / Sleeping Gypsy 2017/10/14
AOR名盤(1982年) - David Roberts / All Dressed Up 2017/10/12
リンク
AORの名盤 330選AORの名盤 330選
AORの名盤 約330タイトルを厳選して年代順に紹介します。
Rock(ロック)の名盤 435選Rock(ロック)の名盤 435選
ロックの名盤 435タイトルを厳選して年代順に紹介します。
ロック、ジャズのお薦めCD BOXセットロック、ジャズのCD BOXセット
ロックやジャズのお薦めのCD BOXセットをジャンル別に紹介します。
ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクションベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクション
番組の冒頭映像で流れるアルバム・ジャケットを紹介します。
Progressive Rock名盤Progressive Rock名盤
プログレッシヴ・ロックの名盤を紹介します。
Hard Rock名盤Hard Rock名盤
ハード・ロックの名盤を紹介します。
Warm Breeze (Twitter)Warm Breeze (Twitter)
管理人が気ままにツイートしています。
アクセスランキング
お気に入りブログ
ローリングウエストさん
『逍遥日記』
rolingwest.exblog.jp
240さん
『音楽の杜』
y240.exblog.jp
アクセスカウンター