音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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Playerの1978年のアルバム『Player / ベイビー・カム・バック』。
Player / Player (ベイビー・カム・バック) (1978年)
Playerはロサンゼルスで1976年に結成されたロック・バンド。リード・ヴォーカルとギターを担当するPeter Beckettが中心となり、メンバーを変えながら現在も活動している。70年代、80年代、90年代に2枚ずつのスタジオ・アルバムを残しているが、最新アルバムは2013年なので、アルバム制作に関してはとても寡作である。

本作はPlayerのデビュー作。このアルバムから、Playerの代名詞ともいえる名曲「Baby Come Back」が生まれた。甘酸っぱい郷愁を誘うメロディは、昔から知っているような気持ちになるほどキャッチー。メロウなサウンドと爽やかなハーモニーも心地よく、エンディングのギター・ソロにも格別の味わいがある。この曲はBillboard Hot 100チャートの1位を獲得し、AORを代表するヒット曲の1つになった。

収録曲された10曲のうち、彼らのオリジナルは8曲で、残り(6, 10)は他作の曲。オリジナルの8曲のうち、2曲(8, 9)をOlivia Newton-Johnの81年のヒット曲「Physical」の作者として知られるSteve Kipnerと共作している。Steve KipnerとPeter Beckettは親交があり、Playerの結成前にSkybandというバンドで活動していた。

本作からのセカンド・シングルは爽やかな「This Time I'm In It for Love」。この曲もBillboard Hot 100チャートの10位をマークし、2曲目のTop 10ヒットとなっている。

Playerの82年の4作目『Spies Of Life』も、人気のあるAOR作。甘くほろ苦いメロディと爽やかなハーモニーというPlayerの持ち味は残しつつ、80年代の洋楽の味付けもあるバランスの良いアルバムだ。

●収録曲
1. Come On Out - 3:43
2. Baby Come Back - 4:10
3. Goodbye (That's All I Ever Heard) - 3:44
4. Melanie - 3:39
5. Every Which Way - 3:34
6. This Time I'm In It for Love - 4:20
7. Love Is Where You Find It - 4:00
8. Movin' Up - 2:50
9. Cancellation - 4:07
10. Trying To Write a Hit Song - 4:36


◆プロデュース: Dennis Lambert, Brian Porter

◆参加ミュージシャン: Peter Beckett(vo, g), J.C. Crowley(k, g, vo), Wayne Cook(k), Ronn Moss(b, vo), John Friesen(ds)
with Jay Lewis(g), Michael Omartian(k), Jim Horn(sax), etc


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2018/04/13 18:21 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
Valerie Carterの1978年のアルバム『Wild Child』。
Valerie Carter / Wild Child (1978年)
Valerie Carterはフロリダ生まれの女性シンガー・ソングライター。彼女は1974年にHowdy Moonという3人組のフォーク・ロック・グループでデビューし、アルバムを1枚残して解散した後はJames Taylorなどのバック・ヴォーカルをつとめ、77年にアルバム『Just a Stone's Throw Away / 愛はすぐそばに』でソロ・デビューを果たした。

本作はValerie Carterのセカンド・アルバム。前作ではLittle FeatのLowell GeorgeやEW&FのMaurice White等がプロデュースを担当し、参加ミュージシャンもLittle FeatやEW&Fのメンバーが中心。本作では、James Newton Howardのプロデュースのもと、TOTOのメンバーやJay Graydon/Ray Parker Jr.(g)などのセッション・ミュージシャンがバックを固め、とても洗練された演奏とサウンドになっている。

収録曲に関しても、Valerie Carterが関わった5曲(1, 3-6)以外は、David Lasley(7)、Tom Snow(8)、David Batteau(10)などのAOR系のソングライターが曲を提供し、シティ・ポップスのような華やかさがある。

彼女の歌声は可憐でキュートだけど、どこか寂しげ。ミステリアスな佇まいも魅力的。どれだけ曲が爽やかで、サウンドが華やいでいても、彼女の声は物憂げで、別の場所から響いてくるみたい。特に、2曲目の「Da Doo Rendevous」やラストのタイトル曲「Wild Child」の歌声には、強く引き寄せられてしまう。

「Lady In The Dark / 暗闇の中の女」などはTOTOのファースト・アルバムに入っていそうな元気なロック・チューンだが、彼女が歌うと独特の憂いを帯びる。アップ・テンポの「Crazy」や爽やかな「What's Become Of Us」もそんな感じ。

このアルバムではJeff Porcaroが全曲のドラムスを担当しており、演奏にJeffらしい味わいがある。私の持っているCDのライナー・ノーツには、Valerie Carterが93年10月に記したコメントがあり、Jeffが他界した翌年ということもあって、次のように書かれている。

"個人的には、このアルバムや『愛はすぐそばに』を聴くたびに、親しい友人であり、世界でも指折りの名ドラマーとして知られたジェフ・ポーカロの死を思い出して、涙があふれてしまうのです。" ('93年10月 ヴァレリー・カーター)

●収録曲
1. Crazy - 4:29
2. Da Doo Rendevous / ランデヴー - 4:36
3. What's Become Of Us - 3:34
4. Taking The Long Way Home / 家路 - 3:31
5. Lady In The Dark / 暗闇の中の女 - 4:40
6. The Story Of Love / 恋物語 - 4:08
7. The Blue Side - 3:27
8. Change In Luck - 4:47
9. Trying To Get To You / あなたをつかまえたい - 4:08
10. Wild Child - 4:46


◆プロデュース: James Newton Howard(k, string ar)

◆参加ミュージシャン: Steve Lukather/Jay Graydon/Ray Parker Jr.(g), Victor Feldman(k, vib, per), Fred Tackett/Davey Johnston(ag), Steve Porcaro(k), David Hungate/Chuck Rainey/Verdine White(b), Jeff Porcaro(ds), Lenny Castro(per), Tom Saviano(sax), David Lasley/Vini Poncia(bv), Tom Tom 84(horn ar), etc


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2018/04/04 09:58 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
Jesse Barishの1978年のアルバム『Jesse Barish』。
Jesse Barish / Jesse Barish (1978年)
Jesse Barishはカリフォルニアを拠点に活動するシンガー・ソングライター。Marty Balinと親交があり、Balinが在籍したJefferson Starshipの1978年のヒット曲「Count On Me」(米8位, アルバム『』に収録)や、ソロになったMarty Balinを代表するヒット曲「Hearts / ハート悲しく」(米8位, デビュー・アルバム『Balin / 恋人たち』に収録)などを書いている。

本作はJesse Barishのファースト・アルバム。そのMarty Balinがプロデュースを担当し、バック・ヴォーカルにも参加したアルバムだ。全曲がJesse Barishのオリジナルであり、Jefferson Starshipに提供した「Count On Me」も1曲目でセルフ・カヴァーしている。

「ハート悲しく」の作者のアルバム & Marty Balinのプロデュースということで、『恋人たち』のようなロマンティックで艶っぽいサウンドを想像するが、アコースティックな響きのある爽やかでポップな曲が多い。

また、サイケデリックというとちょっと大袈裟だが、独特の浮遊感のある曲を書く人である。例えば、「Power Of Love」「Love Thats Right」「Grand Illusion」などは、どこかミステリアスなムード。Jesse Barishはフルートの奏者でもあり、「A Kiss Made The World Begin」で聴こえるフルートの音色は本人による演奏だ。

ラストは安らぎの3曲。陽だまりにいるような温もりと自由な雰囲気のある「Winds Away」。ハープの音色が印象的な「Lovers Leap」。ドリーミーな「Way To Love」。ともに美しいナンバーで、Jesse Barishはどちらかというとダミ声だが、メロディの美しさがそれを補って、とてもロマンティックに聴こえる。

本作のCDは2000年に世界初CD化されてから長らく入手困難だったが、2016年9月にソニーの「Nice Price Returns」から再発された。このシリーズは "入手困難な廃盤や名盤を低価格で復刻する" という素晴らしい企画。次も楽しみ。

●収録曲
1. Count On Me - 3:55
2. Feeling For A Song - 3:27
3. Power Of Love - 3:46
4. Love Thats Right - 2:46
5. You - 3:34
6. Grand Illusion - 3:34
7. A Kiss Made The World Begin - 3:17
8. Winds Away - 4:27
9. Lovers Leap - 3:06
10. Way To Love - 2:51


◆プロデュース: Marty Balin(bv)

◆参加ミュージシャン: Jesse Barish(vo, g, per, flute), Jack O'Hara(g), Doug Killmer(b), Jay David(ds), Lenny Pickett(sax), Tower Of Power(horn), etc


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2018/03/16 17:59 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
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※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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