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Steve Eatonの1979年のアルバム『Steve Eaton』。
Steve Eaton / Steve Eaton (1979年)
Steve Eatonは、70年代初頭のFat ChanceというグループにBill LaBountyと共に在籍したシンガー・ソングライター。"fat chance" は、「ありえない」「まさか」という意味らしい。このグループは1972年にアルバムを一枚だけ残して解散してしまった。

本作は、Steve Eatonの2枚目のソロ・アルバム。"同じグループに在籍" という先入観からそう思うのかも知れないが、このアルバムの穏やかな雰囲気や癒しのサウンドにはBill LaBountyのアルバムと共通するものを感じる。違いがあるとすれば、心温まる人情系の曲や歌が魅力のBill LaBountyと比べて、Steve Eatonの方はややサウンド指向なのかも。

収録曲は全てSteve Eatonの作詞・作曲。ポップでキャッチーな「Got Me Moanin'」、静かなアコースティック・ナンバーの「Rakin' Leaves in the Wind」、軽快でグルーヴィーな「All in Love say "I"」、ジャジーで粋な「Where Do I Fit In」、メロウ・ソウルの「Without You」、シンガー・ソングライター然とした「Your Not a Hero」など、サウンドの表情は多彩。

どの曲もメロディが瑞々しくて上品にアレンジされており、聴き心地がとてもいい。

本作は、2000年にヴィヴィッド・サウンドから世界初CD化され、その際には未発表の4曲がボーナス・トラックに収録された。また、74年のファースト・アルバム『』もCD化されている。Carpentersのカヴァーした「All You Get From Love Is A Love Song / ふたりのラヴ・ソング」や、Art Garfunkelのカヴァーした「Rag Doll」が収録されており、こちらもお薦め。

●収録曲
1. Got Me Moanin' - 2:28
2. Rakin' Leaves in the Wind - 3:10
3. All in Love say "I" - 4:10
4. Hurricanes and Tornadoes - 4:05
5. Where Do I Fit In - 2:31
6. Old, Smart, Big, and Kind - 2:53
7. Without You - 3:40
8. Never Knew a Pain - 3:10
9. Friendly Stealer - 3:30
10. Your Not a Hero - 4:00


◆プロデュース: Frank Marshall, Steve Eaton

◆参加ミュージシャン: Steve Eaton(vo, g, k, harmonica), Phil Marshall(g, bv), Steve Lukather(g), Jim Cox/Jai Winding(k), Lee Sklar/Matt Marshall(b), John Ferraro/Mike Baird(ds), Steve Forman(per), Cindy Fee(bv), etc


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2018/10/25 12:18 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
The Keane Brothersの1979年のアルバム『Taking Off』。
The Keane Brothers / Taking Off (1979年)
The Keane Brothersは、Tom(兄)とJohn(弟)のKeane兄弟によるポップ・ソウル・デュオ。Tomが12歳、Johnが11歳の1976年に、Dwayne Fordの書いた「Sherry」でシングル・デビューし、翌年にデビュー・アルバム『』をDavid Fosterのプロデュースでリリースした、期待の兄弟である。

この『Taking Off』は、彼らの2作目。前作のDavid Fosterに加えて、TOTOのDavid Paichとモータウン・レコードのヒット・メーカーであるLamont Dozierがプロデューサーに就き、Foster & Paichで2曲(1, 5)を、Lamont Dozierが残りをプロデュースしている。

本作にはカヴァー曲が3曲(2, 4, 8)あり、「Dancin' In The Moonlight」は、King Harvestの72年のアルバム『』のタイトル曲(米13位を記録)。また、「Contract On Love」はLamont Dozier等の作で、Stevie Wonderの66年のアルバム『』の収録曲だ。

「I Wanna Be Where You Are / ボクはキミのマスコット」は、Arthur Ross(Diana Rossの弟)とLeon Wareの共作。Michael Jacksonの72年のソロ・デビュー作『』の収録曲(米16位を記録)である。

残りの曲については、Tom Keaneが2曲(3, 9)、David Paichが1曲(1)、Foster & Paichで1曲(5)、Lamont Dozierが2曲(6, 7)、Fred Rainが1曲(10)を書いた。

Lamont Dozierのプロデュースした曲は、モータウン・サウンドのような柔らかさのあるポップ・ソウル。一方、Foster & Paichプロデュースの2曲は、洗練されたシティ・ソウル。特に、Tom Keaneの書いた「You're Running Away」は本作のベスト・トラックで、メロディもリズムも洒落ている。15歳のTomの声にはあどけなさが残るけれど、曲作りにおいては成熟している。

ラストの「Candy」は、クラブで人気の高い曲らしい。The SoftonesとFirst Classという2つのヴォーカル・グループが共演した同年のアルバム『』で、この曲がカヴァーされた。

Keane兄弟の次のアルバム『Keane / ドライヴィング・サタデイ・ナイト』(81年)は、かっこいいロック・アルバム。4人組のロック・バンド、Keaneに名前を変えてリリースされている。

●収録曲
1. Is Love Not Enough - 3:29
2. Dancin' In The Moonlight - 3:34
3. You're Running Away - 3:04
4. Contract On Love - 4:55
5. One Thing On My Mind - 3:27
6. Taking Off - 4:40
7. Pure Love - 3:18
8. I Wanna Be Where You Are / ボクはキミのマスコット - 3:26
9. Rain Or Shine - 3:32
10. Candy - 3:51


◆プロデュース: Lamont Dozier, David Foster(k), David Paich(k)

◆参加ミュージシャン: Tom Keane(vo, k), John Keane(vo)
with David T. Washington(g), Ed Watkins(b), James Gadson/Rick Calhoun(ds), Paulinho Da Costa(per), Waters(bv), etc


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2018/10/16 17:00 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
Ben Sidranの1979年のアルバム『The Cat And The Hat』。
Ben Sidran / The Cat And The Hat (1979年)
Ben Sidranはイングランドのサセックス大学の博士号をもち、音楽や特にジャズに対する造詣が深いことから "ドクター・ジャズ" の異名をもつミュージシャン。Steve Miller Bandのメンバーでもあり、1969年~70年、87年~91年にキーボード奏者を務めている。ソロ・アルバムは71年から出しており、この『The Cat And The Hat』は9作目。

本作は、ジャズ・スタンダードに歌詞をつけ、スタイリッシュなポップ・ナンバーに再生した素敵なアルバム。ジャズに対するBen Sidranの愛とリスペクトが溢れている。

プロデュースをBen SidranがMike Mainieriと共同で実施。二人は「Give It To The Kids」も書き下ろしている。John Coltrane作の「Like Sonny」を除く全曲に歌詞がついているが、その多くはジャズ・スタンダードにBen Sidranが新しい歌詞を書いたもの。

例えば「Ask Me Now」はThelonious Monk、「Minority」はG. G. Gryce、「Blue Daniel」はFrank Rosolinoの曲。また、ラストの「Seven Steps To Heaven」はMiles DavisとVictor Feldmanの共作だ。

どの曲も洒落たアレンジで新しい命を吹き込まれており、古さを感じさせない。Ben Sidran曰く、「ビバップ・スタンダードとダンス・グルーヴを組み合わせる、という私の夢を実現させたもの」とのこと。Ben Sidranの歌い口も軽妙で、インテリジェンスに溢れている。

参加ミュージシャンの顔ぶれは華やか。ギタリストにはLee RitenourとBuzzy Feiten、ドラムスにSteve Gadd、サックス奏者にMichael Brecker, Tom Scott, Joe Henderson等が揃い、バック・ヴォーカルにはLuther VandrossやMike Finniganがいる。

ハイライトはラストの「Seven Steps To Heaven」。Steely Danの「Aja」に匹敵するSteve Gaddの名演を聴くことができ、それを目当てにアルバムを手にする人も多いとか。

77年のアルバム『The Doctor Is In』も、おすすめ。上質な "ジャズっぽいポップ・アルバム" で、本作の布石になっている。

●収録曲
1. Hi-Fly - 4:57
2. Ask Me Now - 4:08
3. Like Sonny - 4:38
4. Give It To The Kids - 4:24
5. Minority - 3:24
6. Blue Daniel - 3:52
7. Ballin' The Jack - 4:26
8. Girl Talk - 3:11
9. Seven Steps To Heaven / 天国への7つの階段 - 4:10


◆プロデュース: Mike Mainieri(vib, k), Ben Sidran(vo, k)

◆参加ミュージシャン:Lee Ritenour/Buzzy Feiten(g), Don Grolnick(k), Abraham Laboriel(b), Steve Gadd(ds), Paulinho Da Costa(per), Michael Brecker/Tom Scott/Joe Henderson/Jim Horn(sax), Jerry Hey(tp), Luther Vandross/Mike Finnigan/Max Gronanthal(bv), etc


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2018/10/09 12:19 AOR名盤(1979年) TB(0) CM(0)
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