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James Felixの1980年のアルバム『White As Snow』。
James Felix / White As Snow (1980年)
James FelixはCCMシーンで活動するミュージシャン。70年代後半にゴスペル界の大御所のAndraé Crouch(アンドレ・クラウチ)のグループ「The Disciples」(ディサイプルズ)でベースとヴォーカルを担当したり、80年代以降はKarizmaやBrian Duncanのアルバムに曲を提供するなどの活動を地道に行っている。この『White As Snow』は、James Felixの唯一のソロ・アルバム。

このアルバムはマイルドで洗練されたブルー・アイド・ソウルを満喫できるアルバム。収録曲のうち7曲はJamesの自作で、残り3曲(4, 9, 10)をLouis Pardini(ルー・パーディーニ)等が提供しており、楽曲のクオリティがとても高い。James Felixはシンガーとしての力量も相当なレベルで、ソウル・フィーリングのある伸びやかな歌声を聴いていると、心地よく癒される。

「That's What It Takes」と「The Light Of His Love」の2曲は、典型的な "Michael McDonaldスタイル" のナンバーで、Jamesの声色や歌い方もMichaelを意識しているかのようにソウルフル。「The Light Of His Love」のファルセット・スタイルのバック・コーラスなどは、Michael McDonaldが本当に歌っているのでは? と思えるほど美しい。

タイトル曲の「White As Snow」は、ゆったりとした情感豊かなバラード。Jamesが "Come to me" というフレーズを熱っぽく歌うところがロマンティックで、Bobby Caldwellを思い出してしまう。「He Is Coming Back Again」もムードのあるスローな曲で、この2曲はJamesの思い入れも強いらしい。

バック・ミュージシャンのBill Maxwell(ds), Hadley Hockensmith(g, b), Alex Acuna(per)は、この年に結成されたフュージョン・グループのKoinoniaのメンバー。Louis Pardini(k)も、88年にKoinoniaに加入する。彼らの演奏は堅実で、安定感抜群。CCM特有のリリジャスな表現は控えめなので、上質な楽曲と演奏を純粋に楽しむことができる。

●収録曲
1. I Really Love You - 4:06
2. That's What It Takes - 3:43
3. White As Snow - 5:10
4. Open Up - 4:23
5. He Is Coming Back Again - 4:18
6. The Light Of His Love - 5:10
7. I Don't Want Much - 4:45
8. I've Been Runnin' Too Long - 4:08
9. He's All That - 3:54
10. Let's Reach Out - 3:54


◆プロデュース: Bill Maxwell(ar, ds)

◆参加ミュージシャン: James Felix(vo, g, b, ar), Hadley Hockensmith(g, b), Louis Pardini(ar, k), Larry Williams(k), Alex Acuna(per), Steve Tavaglione(sax), Fletch Wiley(tp), Howard McCrary/Linda McCrary/Charity McCrary/Kristle Murden(bv), etc


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2019/02/14 12:30 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
The Dudek, Finnigan, Krueger Bandの1980年のアルバム『DFK / D.F.K.バンド・デビュー』。
The Dudek, Finnigan, Kruger Band (1980年)
The Dudek, Finnigan, Krueger Bandは、Les Dudek(g), Mike Finnigan(k), Jim Krueger(g)の3人に、Trey Thompson(b), Bill Meeker(ds, per)のリズム隊を加えた5人編成のロック・バンド。フロントの3人の名前がバンド名になっている。

Les Dudekは、Boz Scaggsの名作『Silk Degrees』(76年)にも参加したギタリストで、『Silk Degrees』と同じ年に最初のソロ・アルバム『Les Dudek』を、Boz Scaggsのプロデュースのもとに出している。

Mike Finniganは、Dave Masonなど様々なミュージシャンと共演してきたセッション・キーボード奏者。歌唱力もあり、自身のソロ・アルバムでの歌いっぷりはBill Champlinのようにパワフルで、特に2作目の『Black & White』(78年)は、AORの人気作になっている。

Jim Kruegerは、Dave Masonのバック・バンドのギタリスト。唯一のソロ・アルバム『Sweet Salvation』(78年)では、Michael Omartianがプロデュースを担当している。

この『DFK』は彼らの唯一のアルバムで、豪快で躍動感のあるアメリカン・ロックをたっぷり味わえる。「I Know You're In There」は、ゲスト・ミュージシャンのMax Gronenthalのアルバム『Whistling In The Dark』(79年)からの選曲だが、それ以外はメンバーの自作になっている。

キャッチ-なメロディとダイナミックな演奏が魅力の「Angels Fall」は、DFKの良さを凝縮した爽快な一曲。この曲はJim Kruegerの作で、リード・ヴォーカルとリード・ギターもJimが担当している。Jim Kruegerは「It's All About You」と「You Cut So Deep」も書いており、サビのメロディの爽やかさが特徴。

リード・ヴォーカルについては、KruegerとDudekが1曲ずつ(1, 6)を担当し、残りをFinniganが主に歌っている。三者三様の個性があり、Kruegerは爽やか、Dudekは独特のしゃがれ声、Finniganはソウルフルでパワフルだ。このうち、Finniganの歌う「Just Like The Weather」がシングル・カットされている。

ギター・ソロについては、Kruegerが3曲(1, 5, 8)、Dudekも3曲(2, 6, 7)を担当し、重厚感のあるナンバーの「Drinkin' Alone」はツイン・リード。この曲では、リード・ヴォーカルもMax GronenthalとFinniganのツインになっており、中盤から後半にかけて曲を盛り上げる。

バラード曲がなく、ロック・ナンバー主体でグイグイ押すところはワイルドだけれど、どこか垢抜けている。2006年にCD化された際には未発表の2曲がボーナス・トラックになり、これも割とハードなロック・ナンバー。どちらも、Les Dudekのリード・ヴォーカルがいい味を出している。

●収録曲
1. Angels Fall - 4:54
2. Just Like The Weather - 3:30
3. Drinkin' Alone - 5:00
4. I Know You're In There - 3:56
5. It's All About You - 3:43
6. Just Be Happy - 4:31
7. That's Wrong - 4:00
8. You Cut So Deep - 4:57
9. Livin' In Hollywood (bonus track) - 4:12
10. The Stranger (bonus track) - 3:47


◆プロデュース: James Newton Howard(k), Andy Jones

◆参加ミュージシャン: Les Dudek(g, vo), Mike Finnigan(k, vo), Jim Krueger(g, vo), Trey Thompson(b), Bill Meeker(ds, per)
with Max Gronenthal(k, vo), Bobbye Hall(per)


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2019/01/27 12:04 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
James Lee Stanleyの1980年のアルバム『Midnight Radio』。
James Lee Stanley / Midnight Radio (1980年)
James Lee Stanleyは、70年代から今に至るまでアメリカのフォーク・シーンで活動しているシンガー・ソングライター。この『Midnight Radio』は4作目で、前作『』からは6年のブランクが空いている。

"Midnight Radio (真夜中のラジオ)" とは、何ともロマンティックなタイトル。イラスト風のカヴァー・アートもいい雰囲気。夜の海辺に停めた車から遠くの月を眺めるブロンドの女性は、カー・ラジオから流れる素敵な音楽に思いをめぐらしているみたい。期待して1曲目の「Anywhere Love Goes」を聴くと、その甘く切ないメロディと美しいハーモニーに無性に感動してしまう。

2曲目の「Just Like Love」も素敵なナンバー。穏やかな曲調や温もりのある声、素朴な歌い方はBill LaBountyのような癒しに溢れている。他の曲も同じようにリラックスしていて、ジャケットのイラストのようにほっこりと温かい。

Stephen Bishopとの親交があるようで、「Rowboat In The Attic」と「In Your Pocket」の2曲はStephen Bishopの作。「Rowboat In The Attic」は、メロディの静けさと優しさが沁み入るアコースティックの名品。一方の「In Your Pocket」は、ブルージーで渋い曲。いなせなバック・ヴォーカルは、妹のPamela Stanleyかな。なお、Stephen Bishopは次作『Eclipse』(82年)にも2曲を提供している。

ラスト・ナンバーの「Even Cowgirls Get the Blues」は、アメリカの小説家のTom Robbinsの小説(76年)と同じタイトル。曲のクレジットを見ると、作者はTom Robbinsになっている。

この小説はGus Van Sant(ガス・ヴァン・サント)の脚本・監督により、93年にもされた(邦題は『カウガール・ブルース』)。そのサントラ盤『』では、k.d. langとBen Minkが曲を書いているが、James自身も小説にインスパイアされた同名のアルバムを93年に制作している。

James Lee Stanleyは、80年代中盤に自主レーベル「Beachwood Recordings」(素敵な名前!)を立ち上げ、かなりの枚数のアルバムを制作している。自身のサイト jamesleestanley.com を見ると、今もステージで歌っていることが分かる。

●収録曲
1. Anywhere Love Goes - 3:57
2. Just Like Love - 3:57
3. Midnight Radio - 4:23
4. Rowboat in the Attic - 3:14
5. Worry 'Bout You - 4:36
6. Too Late Now - 2:13
7. I Don't Care - 4:11
8. Born to Love You - 5:12
9. In Your Pocket - 4:52
10. Even Cowgirls Get the Blues - 4:18


◆プロデュース: James Lee Stanley(vo, ag, k, per)

◆参加ミュージシャン: Bonnie Raitt(g), John Jarvis/Vince Melamed(k), Dale Ockerman(sy), Maurice Cridlin/Veylor Hildebrand(b), Thom Mooney/Scotty Matthews(ds), Sheila Escovido(per), Pamela Stanley(bv), etc


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2019/01/06 16:21 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
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