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Robert Johnの1980年のアルバム『Back On The Street』。
Robert John / Back On The Street (1980年)
Robert JohnはNY生まれのシンガー・ソングライター。このブログで紹介したDavid Lasleyと同じく、ファルセット主体で歌うシンガーだ。幼少期からシンガーとして活躍しており、12歳の時には「White Bucks and Saddle Shoes」で早くも全米79位にチャート・インしている。

声変わりをしてからファルセット唱法になり、72年にThe Tokensの「The Lion Sleeps Tonight / ライオンは寝ている」を歌って、全米チャートの3位を記録。さらに、79年のサード・アルバム『Robert John』から「Sad Eyes」が大ヒットし、遂にチャートの1位を獲得した。

この『Back On The Street』は、Robert Johnの4枚目のアルバム。ヒットした前作に続いて、George TobinとMike Piccirilloがプロデュースを担当した。

収録曲のうち、2曲(2, 6)はカヴァー曲。また、Gary GoetzmanとMike Piccirilloのソングライター・チームが4曲(1, 4, 5, 9)を提供し、残りをRobert Johnが書いている。

「Hey There Lonely Girl」は、R&BシンガーのEddie Holmanが69年に歌って全米チャートの2位を記録したスウィート & メロウな曲。山下達郎も78年のライヴ・アルバム『』で歌っている。もう1つのカヴァー曲「Sherry」は、The Four Seasonsを代表する62年のヒット曲。ファルセット唱法にピッタリの曲だ。本作からはこの2曲がシングル・カットされ、チャートの各々31位と70位をマークした。

綺麗なファルセットを生かした甘めのドリーミーな曲が多いなか、Robert Johnの自作の曲には、「Winner Take All」や「Hurtin' Doesn't Go Away」など、ミディアム・テンポの渋めの曲もある。まるで "ひとりBee Gees" な雰囲気で、とてもメロウ。

なお、タイトル曲「Back On The Street Again」だけは地声メインで歌っている。なかなか爽やかな声なので、地声の曲がもっとあっても良いのにな、と思う。

79年のサード・アルバム『Robert John』はCD化されていないが、92年発売のベスト盤『』があって、収録曲の半分をサード・アルバムから選曲しており、おすすめ。

●収録曲
1. (So Long) Since I Felt This Way - 3:35
2. Hey There Lonely Girl - 3:07
3. Just One More Try - 3:32
4. On My Own - 3:30
5. Give Up Your Love - 3:16
6. Sherry - 3:10
7. Winner Take All - 3:53
8. Hurtin' Doesn't Go Away - 3:41
9. Back On The Street Again - 4:14
10. You Could Have Told Me - 3:22


◆プロデュース: George Tobin(ar), Mike Piccirillo(g, k, bv, ar)

◆参加ミュージシャン: Bill Neale(g), Stewart Levin/Bill Cuomo(k), Scott Edwards(b), Craig Crampf/Ed Greene(ds), Joel Peskin(sax), Edna Wright/Darlene Love(bv), etc


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2018/10/28 17:31 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
Googie And Tom Coppola(コッポラ)の1980年のアルバム『Shine The Light Of Love』。
Googie And Tom Coppola / Shine The Light Of Love (1980年)
Googie And Tom Coppolaは、男性キーボード奏者のTom Coppolaと、女性シンガーのGoogie Coppolaによる夫婦のデュオ。この『Shine The Light Of Love』は、彼らの唯一のアルバムである。

夫婦のデュオというと、SeawindのBob WilsonとPauline Wilson夫妻の "Bob & Pauline Wilson" や、そのアルバム『Somebody Loves You』を思い出すが、本作の音は、この『Somebody Loves You』に似ている。フュージョン・タッチのポップ & ファンキーなサウンドやリリジャスな歌詞だけでなく、Googie Coppolaのキュートな美声や歌い回しもPauline Wilson似。

収録曲は、プロデューサーのJerry Petersが提供した2曲(2, 8)を除いて、Coppola夫妻の作。ポップで、とても美メロなヴォーカル曲が揃っている。

「Shine The Light Of Love」「Everything Is Coming To The Light」「Joyous Flame」といったリリジャスなタイトルの曲が多いのは、CCMのアルバムだから。Special Thanksの筆頭も "The Lord Jesus" になっている。ジャケットが可愛いハート・マークだらけなのも、夫妻のラヴラヴ度のアピールではなく、慈愛かな。ちなみに、インナー・フォトの夫妻はラヴラヴです。
Googie And Tom Coppola / Shine The Light Of Love (インナー・フォト)

Googieの歌声は、キュートで澄み切った美声。まさに "天使の歌声" で、Tomの浮遊感のあるキーボードとの相性もピッタリ。それがこのデュオの一番の魅力になっている。また、歌声の表情も豊かで、例えば「Broken Wings」での歌声は、Kate Bushのようにミステリアス。

タイトル曲「Shine The Light Of Love」の引力はなかなかのもの。ファンキーで軽快なグルーヴに乗せて、Googieが弾むような声で "Shine the light of love, let it shine, let it shine" というフレーズを愛らしく繰り出す。このウキウキした感じが病みつきになる。

二人は70年代の初めにAirという4人組のJazz Rockバンドを組んで活動しており、71年には、Herbie Mannのプロデュースでアルバム『』を出している。そこでは、本作とはひと味違う、Googieのソウルフルな歌声を聴くことができる。

●収録曲
1. Shine The Light Of Love - 5:18
2. Broken Wings - 5:09
3. Nothing In This World - 5:22
4. Everything Is Coming To The Light - 3:38
5. Missing Love - 5:16
6. Joyous Flame - 5:11
7. Let This River Flow - 2:52
8. Family Of Man - 6:39


◆プロデュース: Jerry Peters(k, ar), Googie Coppola(vo, ar), Tom Coppola(k, ar)

◆参加ミュージシャン: Greg Poree/Paul Jackson Jr./John Rowin(g), Eddie Watkins/Wayne Douglas(b), Raymond Pounds/NateNeblett(ds), Bobbye Hall/Paulinho Da Costa(per), Ernie Watts(Woodwinds), Jerry Hey(tp), Angela Winbush/Maxi Anderson/D.J. Rogers(bv), etc


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2018/10/18 11:30 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
Heatの1980年のアルバム『Heat』。
Heat / Heat (1980年)
Heatは1979年にLAで結成されたブラック・コンテンポラリー・グループ。サックス奏者のTom Savianoが、Joe Pizzulo、Jean Marie Arnoldという男女二人のシンガーと共に結成した3人組である。彼らは80年と81年にアルバムを1枚ずつ残しており、この『Heat』はファースト・アルバム。

Tom SavianoはGino CunicoやMelissa Manchester、Leo Sayerなど、様々なアーティストのアルバムにサックス奏者やホーン・アレンジャーとして参加した実力派。女性シンガーのJean Marie ArnoldはTomの奥様で、セッション・シンガーとして、Tom同様に様々なアーティストと共演している。

男性シンガーのJoe Pizzulo(パズーロ)は、本作1枚でHeatを離れ、Sérgio Mendesのグループで活躍する。Sérgio Mendesの83年のアルバム『Sérgio Mendes』に収録された名バラード「Never Gonna Let You Go」の男性ヴォーカルはJoe Pizzuloだ。

演奏面では、EW&FやSeawindのようなファンキーなホーン・セクションが活躍する。一方で、曲にはエレガントでメロウな感覚があり、そのバランスがとてもナイス。キュートでパンチの効いたJeanの歌声は、Seawindの女性シンガーのPauline Wilsonに似ている。

収録曲は全て、Tom SavianoまたはTom夫妻のオリジナル。ラストの7分を超える「Billet Doux」のみインストゥルメンタルで、そこではTomがGrover Wahsington Jr.のようなムードのあるサックス演奏を披露する。

本作にはDavid Fosterも参加し、3曲(2, 3, 4)でキーボードを弾いている。そのうちのバラード曲「Baby (This Love That We've Found)」は、EW&Fの「After The Love Has Gone」みたいに華やかで甘美。続く「Don't You Walk Away」のアーバン・メロウな感覚は、Niteflyteのように素敵だ。

音がナイスなだけに、カンフー映画のパンフを思わせるジャケットがちょっと残念。81年の2作目『』のジャケットもいまいち…

●収録曲
1. Just Like You - 4:37
2. It's Up To You - 3:58
3. Baby (This Love That We've Found) - 5:12
4. Don't You Walk Away - 4:11
5. Pickin' And Choosin' - 4:10
6. Whatever It Is - 4:34
7. Side Steppin' - 4:12
8. Billet Doux - 7:28


◆プロデュース: Tom Saviano, David Wolfert

◆参加ミュージシャン: Tom Saviano(sax, ar), Jean Marie Arnold/Joe Pizzulo(vo)
with Paul Jackson Jr./Charles Fearing/Thom Rotella(g), David Foster/Jai Winding(k), Steve Porcaro(sy), Eddie Watkins Jr.(b), James Gadson/Ed Greene/Harvey Mason(ds), Lenny Castro(per), Victor Feldman(vib), Jerry Hey(tp), Arnold McCuller(bv), Nick DeCaro(string ar), etc


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2018/09/25 15:48 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
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