音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

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Playerの1982年のアルバム『Spies Of Life』。
Player / Spies Of Life (1982年)
Playerはロサンゼルスで1976年に結成されたロック・バンド。リード・ヴォーカルとギターを担当するPeter Beckettが中心となり、メンバーを変えながら現在も活動している。70年代、80年代、90年代に2枚ずつのスタジオ・アルバムを残しており、2013年の『Too Many Reasons』が最新アルバムになる。

Playerというと、78年のデビュー・アルバム『Player』から生まれた大ヒット曲「Baby Come Back」(米1位)の印象が強い。甘く切ないメロディをメロウで爽やかなサウンドに乗せた「Baby Come Back」は、AORを代表する名曲の1つ。私はこの曲のギター・ソロも好きで、これを聴くとThe Eaglesの「Hotel California」と似たような(70年代終わりの?)郷愁を感じる。Peter Beckerという人は優れたメロディ・メイカーであり、優れたギタリストだと思う。

この『Spies Of Life』は4作目。結成メンバーのPeter Beckett(g, vo)とJohn Friesen(ds)はそのままに、他のメンバーはMiles Joseph(g)とRusty Buchanan(b)に交代している。プロデューサーは、デビュー作も手がけたDennis Lambert。収録曲は全てオリジナルで、その多くはDennis LambertとPeter Beckettの共作である。

デビュー当時より音の厚みが増しているが、メロディアスで爽やかなサウンドというPlayerの持ち味は残したまま。「If Looks Could Kill」はファースト・シングルとなり、Billboard Hot 100チャートの48位を記録。セカンド・シングルの「I'd Rather Be Gone」はヒットこそしなかったが、翌年にFinis Hendersonの名作『Finis / 真夏の蜃気楼』でカヴァーされた。

「Thank You For The Use Of Your Love」は、「Baby Come Back」リヴァイヴァルといった感じのビター&スイートなメロウ・チューン。続く「It Only Hurts When I Breathe」も爽やかな曲だ。

最後の4曲は、80年代洋楽のエッセンスを取り入れたサウンド。「Take Me Back」と「My Survival」は、割とハードでかっこいいメロディアス・ロックで、Peter Beckerの "ロッカー気質" を感じる。一方、「Born To Be With You」と「In Like Flynn / エロール・フリンのように」は、華やかな80'sポップといった趣きだ。

●収録曲
1. If Looks Could Kill - 3:34
2. Some Things Are Better Left Unsaid / 何も言わないで - 3:19
3. Thank You For The Use Of Your Love / サンキュー・フォー・ユア・ラヴ - 3:57
4. It Only Hurts When I Breathe / オンリー・ハーツ - 3:30
5. My Mind's Made Up / 君に恋して - 3:59
6. I'd Rather Be Gone - 2:54
7. Take Me Back - 3:47
8. My Survival - 4:34
9. Born To Be With You - 3:46
10. In Like Flynn / エロール・フリンのように - 2:50


◆プロデュース: Dennis Lambert(k)

◆参加ミュージシャン: Peter Beckett(vo, g), Miles Joseph(g, bv), Rusty Buchanan(b, bv), John Friesen(ds, bv)
with Gary Wright/Gabriel Katona(k), Jay Lewis(ag), Steve Forman(per), Tom Kelly/Tommy Funderburk(bv)


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2018/07/22 10:05 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
TOTOの1982年のアルバム『TOTO Ⅳ / 聖なる剣』。
TOTO Ⅳ / 聖なる剣 (1982年)
TOTOはLAを中心に活動していたプロのセッション・ミュージシャンたちが1976年に結成したロック・バンド。結成時のメンバーはDavid Paich(k), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b), Steve Lukather(g), Steve Porcaro(k), Bobby Kimball(vo)の6人で、HungateとKimballを除く4人は少年時代からの友達である。

この『聖なる剣』は、彼らに大きな成功をもたらした4作目。アルバムはBillboard 200チャートの4位をマークし、シングルでは、「Africa」がBillboard Hot 100チャートの1位を獲得したほか、「Rosanna」が2位、「I Won't Hold You Back」が10位となり、3曲がTop 10に入った。また、83年のグラミー賞では、「Album of the Year」「Record of the Year (Rosanna)」を始めとする6部門を受賞している。

彼らの大きな魅力は、演奏技量の高さやアンサンブルの良さにあるが、才能のバランスが取れていることも魅力の一つ。例えば、本作のリード・ヴォーカルに関しては、Kimballが4曲(2, 4, 8, 9)、Lukatherが3曲(1, 3, 6)、Paichが2曲(7, 10)、S.Porcaroが1曲(5)を担当しており、バラエティ豊か。曲作りにおいても、Paichが5曲(1, 2, 7, 8, 10)、Lukatherが2曲(3, 6)、Kimballが2曲(4, 9)、S.Porcaroが1曲(5)をリードしており、バランスがいい。メンバーそれぞれの豊かな才能が結集されている。

彼らのアンサンブルの良さは、凝った構成の楽曲で存分に発揮される。デビュー作『宇宙の騎士』の「Girl Goodbye」やサード・アルバム『Turn Back』の「Goodbye Elenore」などはそうだし、本作でいうと、「Good for You」や「We Made It」の演奏の一体感に痺れる。一方で、Lukatherは「I Won't Hold You Back」のようなしっとりしたバラードを得意としており、これもTOTOの魅力。

それぞれがプロのセッション・プレイヤーとして仕事をしているので、TOTOのメンバーが参加した他のアーティストのアルバムは沢山ある。そうした作品を物色して、Jeff Porcaroの表情豊かなドラムスやLukatherの熱いギターの音を楽しみながらアルバムを聴くと、幸せな気分になる。

●収録曲
1. Rosanna - 5:31
2. Make Believe - 3:45
3. I Won't Hold You Back - 4:56
4. Good for You - 3:20
5. It's a Feeling - 3:08
6. Afraid of Love - 3:51
7. Lovers in the Night - 4:26
8. We Made It - 3:58
9. Waiting for Your Love - 4:13
10. Africa - 4:57


◆プロデュース: TOTO

◆参加ミュージシャン: Lenny Castro/Joe Porcaro(per), Tom Scott(sax), Jerry Hey/Chuck Findley(tp), Jimmy Pankow(tb), Timothy B. Schmit/Tom Kelly(bv)


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2018/06/21 14:04 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
Kenny Logginsの1982年のアルバム『High Adventure』。
Kenny Loggins / High Adventure (1982年)
Kenny Logginsはアメリカのシンガー・ソングライター。Jim Messinaと組んだポップ/ロック・デュオのLoggins & Messinaの活動(1971~76年)を経てソロとなり、アルバム制作やライヴ活動のほかに、80年代以降は映画の主題歌を歌って多くのヒットを飛ばした。特に、『Footloose』の主題歌(84年, 米1位)は有名だ。

本作は、Kenny Logginsの4枚目のスタジオ・アルバム。全曲がKenny Logginsのオリジナルで、その多くは共作曲。Michael McDonaldやTom Snow、David Foster、奥様のEva Ein Logginsのほか、JourneyのSteve Perryなどが共作者になっている。

このアルバムからのファースト・シングルは、そのSteve Perry等と共作した「Don't Fight It」。Steve Perryのヴォーカルもフィーチャした、Journeyさながらの熱いロック・ナンバーで、Billboard Hot 100チャートでは17位を記録した。ハードなギター・ソロを弾いているのはJourneyのNeil Schonと思いきや、同じNeilでも、Neil Giraldoというギタリスト。Neil Giraldoはこの年に女性ロッカーのPat Benatarと結婚している。

他にも「Swear Your Love」や「If It's Not What You're Looking For」のような割とハードな曲があって、それまでのアルバムよりもロック色が強い印象。一方、親交の深いMichael McDonaldと共作した「I Gotta Try」「Heart To Heart」「Only A Miracle」などは、それまでのAOR路線を踏襲している。

「I Gotta Try」は、キーボードで軽快にリズムを刻むイントロやふくよかなメロディ、洗練されたハーモニーなど、Michael McDonald特有のスタイルを見せる曲。Michael McDonaldも、同年のアルバム『If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート)』に収録している。

「Heart To Heart」は、Michael McDonald、David Fosterとの豪華な共作。まろやかなグルーヴのあるメロウなナンバーで、そこにDavid Sanbornの切れのあるサックスやPagesの美しいコーラス、繊細なストリングスが加わり、何とも贅沢な聴き心地。当時のきらきらした空気が蘇るような、枯れの来ない名曲だ。この曲はセカンド・シングルとなり、Billboard Hot 100チャートの15位をマーク。アルバム一番のヒットとなった。

"Adventure" というタイトルに合わせたのか、ジャケットはアドベンチャー映画の『インディ・ジョーンズ』風になっていて面白い。シリーズ最初の『レイダース/失われたアーク』の公開が81年だから、実際に意識したのかも知れない。なお、「Don't Fight It」に出てくるムチの音のような効果音は、『インディ・ジョーンズ』の映画で使われたムチを用いて作ったという説があるが、本当かな?

●収録曲
1. Don't Fight It / サンライズ・パーティー - 3:37
2. Heartlight / 愛のハートライト - 3:56
3. I Gotta Try - 3:51
4. Swear Your Love - 5:07
5. The More We Try / 風はセンチメンタル - 3:59
6. Heart To Heart - 5:20
7. If It's Not What You're Looking For - 4:39
8. It Must Be Imagination / 幻の夜 - 5:38
9. Only A Miracle - 5:11


◆プロデュース: Bruce Botnick, Kenny Loggins(vo, g)

◆参加ミュージシャン: Steve Perry(vo), David Foster(k, ar), Michael McDonald/Neil Larsen/David Paich/Tom Snow/James Newton Howard(k), Steve Lukather/Neil Giraldo(g), Nathan East(b), Tris Imboden(ds, per), Richard Page/Steve George(bv), etc


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2018/06/19 16:36 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
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