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Glenn Medeirosの1987年のアルバム『Glenn Medeiros / 変わらぬ想い』。
Glenn Medeiros / Glenn Medeiros (変わらぬ想い) (1987年)
Glenn Medeiros(メディロス)はハワイのカウアイ島生まれのシンガー。このアルバムは、Glennが17歳になる年に発売されたデビュー盤。ここから、バラードの「Nothing's Gonna Change My Love for You / 変わらぬ想い」が全米チャートの12位となるヒットを記録し、甘いマスクのGlennはアイドル的な人気を獲得した。

1987年は、Tiffanyの「I Think We're Alone Now / ふたりの世界」や「Could've Been / 思い出に抱かれて」(ともに米1位)、Debbie Gibsonの「Only in My Dreams」「Shake Your Love」(ともに米4位)など、10代アイドル・シンガーのヒットが続いた年。そんな中で、Glennは少し背伸びをしてAORを歌っており、若者だけでなく年上の層へもアピールしている。

「変わらぬ想い」は、結婚式の洋楽BGMにも使われる甘いメロディが魅力。George Bensonの85年のアルバム『』の収録曲のカヴァーで、40代のGeorge Bensonの包容力たっぷりな歌声と比べると、Glennの歌声はとても爽やか。

アルバムには他にもロマンティックなバラードが多く収録されている。「Lonely Won't Leave Me Alone」は、David Foster, Jermaine Jackson, Tom Keaneという豪華な顔ぶれによる書き下ろし。「The Wings of My Heart」は、James Ingramの86年のアルバム『』からのカヴァー。Paul Gordonが提供した「Watching Over You」や、Richard Kerrが書いた「A Fool's Affair」もいい。

ラストの「Knocking at Your Door」では、Leeza Millerとの甘いデュエットも披露。Leeza Millerは、Sergio Mendesの83年のヒット曲「Never Gonna Let You Go」(米4位)をJoe Pizzuloとデュエットしたキュートな歌声のシンガー。Glennとデュエットした時は、彼よりもずっと年上だと思う。たぶん。

この後もコンスタントにアルバムを制作し、デビュー作と同じタイトルのサード・アルバム『』(90年)からは、Bobby Brownと歌った「She Ain't Worth It」が念願の全米1位を獲得。その後はハワイに戻って、今は何と、Saint Louis Schoolの校長に就任している。

●収録曲
1. Nothing's Gonna Change My Love for You / 変わらぬ想い - 3:52
2. Lonely Won't Leave Me Alone - 4:26
3. The Wings of My Heart - 3:31
4. A Stranger Tonight - 4:46
5. Watching Over You - 4:11
6. What's It Gonna Take - 3:33
7. A Fool's Affair - 3:48
8. You Left the Loneliest Heart / さよならロンリー・ハート - 3:55
9. Knocking at Your Door / 二人の扉 - 4:01


◆プロデュース: Jay Stone(ar)

◆参加ミュージシャン: Jeff Gilhart(g), Tom Keane(k, ar), Jay Gruska(k, prog, ar), John Pierce(b), John Keane(ds), David Boruff(sax, prog), Leaza Miller(vo), John Ryan(ar), etc


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2018/11/09 10:53 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
Chris Reaの1988年のアルバム『New Light Through Old Windows』。
Chris Rea / New Light Through Old Windows (1988年)
Chris Reaはイングランドのシンガー・ソングライター。渋いハスキー・ヴォイスとスライド・ギターを持ち味に、ダンディでロマンティックな曲を作り続けている。風貌がいいので、俳優もこなす。大の車好き。さぞやモテるだろうが、10代で出会ったJoanとの結婚生活を続け、娘も二人。音楽に対する姿勢も誠実でストイック。あえてアメリカには進出せず、英国中心に活動しながらも人気が衰えない。そういう素敵な67歳だ。

この『New Light Through Old Windows』は、Chris Reaのベスト・アルバム。だが、ただのベスト盤ではない。Max Middleton(k)を含む5人のバンドで、未発表の「Working On It」を除く全曲をレコーディングし直しており、それが "古い窓から差す新しい光" という素敵なタイトルに表れている。

原曲の収録アルバムは次のとおり。デビュー作『』(78年)から1曲(7)、『』(83年)から2曲(5, 8)、『』(84年)から1曲(3)、『Shamrock Diaries』(85年)から4曲(4, 9, 10, 13)、『On the Beach』(86年)から1曲(6)、『』(87年)から2曲(1, 11)、そして87年に日本だけで発売されたミニ・アルバム『』から1曲(12)となっている。

特に「Driving Home for Christmas」は、私の大好きなクリスマス・ソング。ダンディなChris Reaがクリスマス・ソングを歌うところが意外だけれど、これが実に渋くてチャーミング。家路を急ぐ車の渋滞にはまりながら、待ち人に早く会いたいじれったさと、会える幸せが混ざり合う。かっこよすぎます。

クリスマス・ソングでは、Wingsの「Wonderful Christmas Time」と、Eaglesの「Please Come Home for Christmas」もお気に入り。Eaglesとクリスマス・ソングの組み合わせもChris Reaと同じくらい意外だけれど、ブルース調の渋い味わいの曲で、Don Henleyのハスキーな声にとても合っている。

●収録曲
1. Let's Dance - 4:14
2. Working on It - 4:24
3. Ace of Hearts - 4:52
4. Josephine - 4:33
5. Candles - 4:44
6. On the Beach - 6:51
7. Fool (If You Think It's Over) - 4:03
8. I Can Hear Your Heartbeat / ハート・ビート - 3:23
9. Shamrock Diaries - 4:12
10. Stainsby Girls - 4:06
11. Windy Town - 4:05
12. Driving Home for Christmas - 3:58
13. Steel River - 6:48


◆プロデュース: Chris Rea(vo, g), Jon Kelly

◆参加ミュージシャン: Robert Ahwai(g), Max Middleton(k), Eoghan O'Neill(b), Martin Ditcham(ds)


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2018/11/07 12:11 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
Roby Dukeの1984年のアルバム『Come Let Us Reason』。
Roby Duke / Come Let Us Reason (1984年)
Roby DukeはアメリカのCCM(Contemporary Christian Music)シーンのシンガー・ソングライター。2007年に他界するまでに7枚のアルバムを残しており、寡作ではあるが、とてもクオリティの高いアルバムを作るミュージシャンである。

この『Come Let Us Reason』はセカンド・アルバム。82年のデビュー作『Not The Same』も見事な作品だが、本作のクオリティはそれを凌ぐかも。収録された10曲は、Bill Northの提供した「All Lost」と「Watching For You」の2曲を除いて、Roby Dukeの自作。アップ・テンポの曲にしてもバラードにしても、メロディの美しさとサウンドの洗練度が際立っている。

特に、風に向かって立つような凛々しさのある「Come Let Us Reason」に始まり、ロマンティックな「All Lost」「I'm Persuaded」と続くオープニングの3曲は、数あるAORの名作の中でも格別の心地よさ。

演奏面ではDann Huff(g), Larry Williams(k, sax), John Patitucci(b), Bob Wilson(ds), Pagesの二人(bv)などの実力派が腕をふるい、清潔感に溢れ、引き締まったサウンドを生み出している。Pagesの二人にとっても、新グループのMr. Misterを立ち上げた年。随所で聴こえてくる二人のコーラスの何と美しいことか…。

Roby Dukeの歌声には温かい包容力があり、また力強い。風貌に似合わずといったら失礼だが、ロマンティックな響きがある。このとき、Robyは28歳。とても老成した28歳だ。

フロント・カヴァーでは、Roby Dukeが窓の向こうを見つめて思いに耽る。見つめる先には、街灯の明かりのもとで男性がサックスを吹いている。このデザインは、前作の完成直後に他界した父を偲んだもの。Robyの父は、かつてサックス・プレイヤーだった。

"To my dad; how I miss him." と記されたラストの「There Is Just One Way」は、その父へ捧げた歌。しっとりした曲だが、前を向くRobyの気持ちが歌われているようで、清々しい。

●収録曲
1. Come Let Us Reason - 3:38
2. All Lost - 3:31
3. I'm Persuaded - 3:44
4. Watching For You - 3:58
5. Fight The Fight - 3:15
6. Win Or Lose (Callin') - 4:00
7. Here I Am - 3:49
8. Closer To You - 3:14
9. Lay It Down - 3:39
10. There Is Just One Way - 3:34


◆プロデュース: Win Kutz, Roby Duke(vo, ar, k)

◆参加ミュージシャン: Harlan Rogers/John Schreiner(ar, k), Dann Huff/Wayne Brasel(g), Larry Williams(k, sax), John Patitucci/Nathan East(b), Bob Wilson(ds), Alex MacDougall(per), Richard Page/Steve George/Kelly Willard(bv), etc


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2018/08/27 12:21 AOR名盤(1984~1990年) TB(0) CM(0)
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