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Randy Edelmanの1977年のアルバム『If Love Is Real』。
Randy Edelman / If Love Is Real (1977年)
Randy Edelmanは80年代から現在に至るまでに数多くの映画音楽を手がけたアメリカの作曲家。『Twins』(88年)、『Ghostbusters II』(89年)、『Beethoven』(92年)、『The Mask』(94年)、『Anaconda』(97年)など、手がけた作品はかなりの数になる。

70年代にはシンガー・ソングライターとして活動しており、The CarpentersやOlivia Newton-Johnなど、他のアーティストにも曲を書いている。特に、Barry Manilowに提供した「Weekend in New England」(76年のアルバム『This One's For You』に収録)は全米10位のヒットを記録し、Edelmanの名前が知られるきっかけになった。この『If Love Is Real』は、5枚目のアルバムである。

本作のプロデュースとエンジニアを担当したのはBill Schneeで、これは75年の前作『Farewell Fairbanks』と同じ。収録曲のうち「The Night Has A Thousand Eyes」はBobby Veeの62年のヒット曲(全米3位)のカヴァーだが、それ以外はEdelmanのオリジナルだ。「If Love Is Real」は、Olivia Newton-Johnの77年のアルバム『』に提供した曲のセルフ・ヴァージョンである。

Randy Edelmanの作る曲は、穏やかな朝の新鮮な空気のように清々しい。「Today (June Song)」「If Love Is Real」「It's Hard To Say Goodbye」「Sentimental Fools」などの静かな曲は、そうしたEdelmanの魅力に溢れている。中でも「It's Hard To Say Goodbye」は心が洗われるように綺麗なメロディの曲。

「Sentimental Fools」という曲のタイトルを見ると、The Doobie Brothersの翌年の大ヒット曲「What A Fool Believes」の歌詞 "The sentimental fool don't see" を連想してしまう。"fool" というフレーズが使われる曲って何だか多いな、と思う。

穏やかな曲ばかりのアルバムだが、全曲のドラムスをJeff Porcaro、ギターをDean Parksが担当している。また、コーラスを担当するのは "The Fairbanks Boys Choir" (フェアバンクス男性合唱団) と名付けられた男性5人組。フェアバンクスはアラスカ州の都市だが、5人の中にはElton Johnのバンドで活躍するDee MurrayとNigel Olssonの名前もあって、二人は英国人というのが面白い。

●収録曲
1. Take My Hand - 3:48
2. Slippin' Away - 4:00
3. Autumn Days With You - 2:45
4. Today (June Song) - 4:00
5. Can't It All Be Love - 4:39
6. If Love Is Real - 4:39
7. The Night Has A Thousand Eyes - 3:00
8. Looking Up At Mars - 3:25
9. It's Hard To Say Goodbye - 3:55
10. Sentimental Fools - 3:45


◆プロデュース: Bill Schnee

◆参加ミュージシャン: Randy Edelman(vo, k), Jeff Porcaro(ds), Lee Sklar(b), Dean Parks(g), Tommy Vig/Victor Feldman(per), Doug Masek(sax), Gene Page(ar), The Fairbanks Boys Choir(Tom Bahler, Jim Haas, Dee Murray, Nigel Olsson, John Joyce), etc


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2018/05/09 12:13 AOR名盤(1977年) TB(0) CM(0)
Leo Sayerの1977年のアルバム『Thunder In My Heart』。
Leo Sayer / Thunder In My Heart (1977年)
Leo Sayerはイングランド出身のシンガー・ソングライター。1973年にデビューし、70年代のUKチャートに多くのTop 10ヒットを残したポップ・スターだ。75年の4作目『』はアメリカでも大ヒットしている。米国人プロデューサーのRichard Perryを迎え、プロのライターの曲も取り上げたそのアルバムからは、「You Make Me Feel Like Dancing」(Vini Ponciaとの共作)と、「When I Need You」(Albert Hammond, Carole Bayer Sager作)の2曲が全米1位を獲得した。

本作『Thunder In My Heart』はヒットした前作に続く5作目。前作に続いてRichard Perryがプロデュースを担当し、収録された10曲のほとんどを、シティ・ポップス系のライターと共作している。その顔ぶれは、Tom Snow(1, 5, 10)、Albert Hammond(2, 4)、Kerry Chater(3)、Michael Omartian(6, 7)、John Vastano(8, 9)、Bruce Roberts(10)と、とても豪華。Boz Scaggsの『Silk Degrees』あたりの路線を意識した、洗練されたシティ・ポップスのアルバムになっている。

中でも、Albert Hammondと共作した「Easy to Love」と「I Want You Back」は白眉の出来。Leo Sayerが美しいファルセットで歌う「Easy to Love」は、TOTOの「Georgy Porgy」のようなディスコ調のメロウ・チューン。一方の「I Want You Back」は、胸がキュンとするようなバラードだ。きらきらしたメロディに乗せて、Leo Sayerが祈るように、叫ぶように歌う "I want you back" のリフレインがかなり切ない。

バック・ミュージシャンにはTOTOのメンバーが参加したほか、ギタリストの顔ぶれがとても豪華。表情豊かなドラムスは、全曲をJeff Porcaroが担当しており、「Fool for Your Love」「Everything I've Got」あたりの抜群のグルーヴ感はJeffならではだ。

充実した内容だが前作のようなヒットには恵まれなかった。ただ、タイトル曲の「Thunder in My Heart」に関しては、2006年にMeckが「Thunder in My Heart Again」というタイトルでカヴァーしており、UKチャートの1位を記録するヒットになっている。

●収録曲 (かっこ内は作者)
1. Thunder in My Heart (Leo Sayer, Tom Snow) - 3:37
2. Easy to Love (Sayer, Albert Hammond) - 3:43
3. Leave Well Enough Alone (Kerry Chater, Snow) - 3:15
4. I Want You Back (Sayer, Hammond) - 4:28
5. It's Over (Sayer, Snow) - 3:48
6. Fool for Your Love (Sayer, Michael Omartian) - 3:26
7. World Keeps on Turning (Sayer, Omartian) - 3:25
8. There Isn't Anything (John Vastano) - 3:14
9. Everything I've Got (Snow, Vastano) - 2:39
10. We Can Start All Over Again (Sayer, Bruce Roberts, Snow) - 3:38


◆プロデュース: Richard Perry

◆参加ミュージシャン: Larry Carlton/Lee Ritenour/Jay Graydon/Ray Parker Jr./Fred Tackett(g), David Paich/James Newton Howard(k, strings ar), Michael Omartian/Tom Snow(k), Abraham Laboriel/David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds), Lenny Castro(per), Tom Scott(sax), Bobby Kimball(bv), etc


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2018/04/11 11:28 AOR名盤(1977年) TB(0) CM(0)
Bob Welchの1977年のアルバム『French Kiss』。
Bob Welch / French Kiss (1977年)
Bob Welchはロサンゼルス生まれのミュージシャン。Fleetwood Macの元メンバー(1971年~74年)であり、ギター、ヴォーカル、ソングライターを担当して5枚のアルバムに参加した。ブリティッシュ・ブルース・バンドとしてスタートしたFleetwood Macに爽やかなウェストコースト・サウンドを持ち込んだのはBob Welchである。

Bob WelchはFleetwood Macを抜けた翌年にParisというハードロック・バンドを結成し、2枚のアルバムを残した。特に2作目の『』(76年)は優れた内容で、ロック好きからの評価も高い。一方、Welchの後任にLindsey Buckingham(g)とStevie Nicks(vo)を迎えたFleetwood Macは75年のアルバム『』(米1位)で大ブレイクし、黄金期を築いている。

この『French Kiss』はBob Welchのソロ・デビュー作で、全曲がWelchのオリジナル。1曲目の「Sentimental Lady / 悲しい女」はFleetwood Macの72年のアルバム『』の収録曲をセルフ・カヴァーしたもので、Fleetwood MacからMick Fleetwood(ds), L.Buckingham(g), Christine McVie(k)がゲストで参加し、プロデュースもBuckinghamとMcVieが担当した。

残りの曲はParisのサード・アルバムのために用意された素材であるが、Parisが解散したために本作に使われた。これらの曲では、Bob Welchがドラムス以外の全ての楽器を演奏している。ポップで親しみのあるメロディはBob Welchの持ち味だ。

本作からは「Sentimental Lady」がBillboard Hot 100チャートの8位となるヒットを記録し、Juice Newtonがバック・ヴォーカルを担当した「Ebony Eyes」は14位、「Hot Love, Cold World」も31位をマークした。アルバムはBillboard 200チャートの12位となり、Bob Welchのソロ・アルバムの中で最高位を記録している。

「Sentimental Lady」はそのタイトルどおり、とてもセンチメンタルなメロディの曲。フレンチ・キスならぬ濃厚なキスを受けるジャケットのBob Welchはどちらかというと強面だが、作るメロディがチャーミングで、そのギャップが魅力。

●収録曲
1. Sentimental Lady - 2:52
2. Easy to Fall - 3:31
3. Hot Love, Cold World - 3:39
4. Mystery Train - 3:07
5. Lose My Heart - 1:55
6. Outskirts - 3:19
7. Ebony Eyes - 3:33
8. Lose Your... - 0:45
9. Carolene - 3:13
10. Dancin' Eyes - 3:20
11. Danchiva - 3:51
12. Lose Your Heart - 3:16


◆プロデュース: John Carter, Lindsey Buckingham(g, bv), Christine McVie(k, bv)

◆参加ミュージシャン: Bob Welch(vo, g, b), Mick Fleetwood/Alvin Taylor(ds), Juice Newton(bv)

また、『French Kiss』から80年の『Man Overboard』までの4枚のソロ・アルバムを収録したBOXセットの『Hot Love, Cold World』が2015年12月に発売されている。詳細な英語のブックレットが付いて、2作目の『Three Hearts』にはボーナス・トラックも4曲収録されおり、お薦め。BOXセットのカヴァーには『French Kiss』のジャケットが使われ、タイトルには『French Kiss』の3曲目のタイトルが採用されている。

●BOXセットの内容
1.『French Kiss』(77年)
2.『Three Hearts』(79年, Bonus Track収録)
3.『The Other One』(79年)
4.『Man Overboard』(80年)



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2018/03/18 16:13 AOR名盤(1977年) TB(0) CM(0)
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プロフィール (Warm Breeze)

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70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

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