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Mac McAnallyの1983年のアルバム『Nothin' But The Truth / ミニマム・ラヴ』。
Mac McAnally / Nothin' But The Truth (1983年)
Mac McAnallyは、アラバマ州出身のシンガー・ソングライター。同州のマッスルショールズで音楽活動をスタートし、最初の4枚のアルバムをマッスルショールズのWishboneスタジオでレコーディングしている。この『Nothin' But The Truth / ミニマム・ラヴ』は4作目。

プロデュースを担当したのは、それまでの作品と同じくTerry WoodfordとClayton Ivey。サウンドにはたくましさと大らかさがあり、流行りを意識したモダンな味付けもされていて、聴きやすい。

参加ミュージシャンには、Robert ByrneとBrandon Barnesの名前も。この二人もマッスルショールズを拠点に活動しており、Robert Byrneの79年のアルバム『ワン・ナイト・ロマンス』や、Byrne & Barnes名義の81年のアルバム『スウィート・リヴェンジ』は、AOR好きの間で人気を集めている。

Mac McAnallyの歌声はRobert Byrneと似ているが、静かなアコースティックなナンバーではJames Taylorのようでもある。曲は全てオリジナルで、メロディの熟した渋い曲が多い。アルバムの邦題になった「Minimum Love」は、Billboard Hot 100チャートの41位、Adult Contemporaryチャートの7位を記録した。

ラストの「Dark Ages」は磨かれた秀逸なナンバー。穏やかなメロディはとても繊細で、ジャジーな演奏も洗練されている。暗い雲の下で無邪気に遊ぶ子供を描いたジャケットみたいに、少し影のあるメロディが印象的。

Mac McAnallyはカントリー・ミュージック界で今も活動しており、最新アルバムは2015年の『』。2007年には、ナッシュヴィルのソングライターの殿堂 "Nashville Songwriters Hall of Fame" に迎えられている。

●収録曲
1. How Cool - 3:42
2. Middle Man - 3:43
3. On The Line - 4:03
4. Minimum Love - 3:14
5. Lookin' For The Good Life - 3:44
6. Like Your Mother - 3:31
7. The City - 3:17
8. Nothin' But The Truth - 3:44
9. Other People Say - 3:19
10. Dark Ages - 4:11


◆プロデュース: Terry Woodford(bv), Clayton Ivey(k)

◆参加ミュージシャン: Mac McAnally(vo, g, k, ar), Duncan Cameron/Hugh McCracken/Kenny Mims(g), Steve Nathan/Brandon Barnes(sy), David Hungate/David Hood(b), James Stroud/Roger Hawkins(ds), Randall Bramlett(sax), Robert Byrne/Lenny LeBlanc(bv), etc


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2018/11/20 18:00 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
Brock Walshの1983年のアルバム『Dateline:Tokyo』。
Brock Walsh / Dateline:Tokyo (1983年)
Brock Walshは、NY生まれのソングライター。Pointer Sisters、Robbie Nevil、The Manhattan Transfer、EW&F、Gino Vannelliなど、多くのアーティストに曲を提供し、プロデューサーとしても、Andrew Goldの1978年のアルバム『』をAndrewと共同プロデュースするなどの活動をしている。実は、ハーバード大学を卒業した才人である。

この『Dateline:Tokyo』は、Brock Walshの唯一のアルバム。日本のみで発売されたアルバムで、タイトルには "Tokyo" の名前が入っている。プロデュースは、Andrew GoldとBrock Walshの共同。曲は全てBrockのオリジナルで、そのうちの6曲は他のライターとの共作だ。

タイトル曲の「Dateline:Tokyo」は、80年代のテクノ・ポップの雰囲気のあるキャッチーなナンバーで、本作からのファースト・シングルになった。「Mystery Girl」も同じ路線の軽快な曲で、こちらはThe Kazu Matsui Projectの84年のアルバム『』でカヴァーされている。ちょっと意外。

「After The Lights Go On」は重厚でドラマティックな曲。曲の後半では、Steve Lukatherのギター・ソロがいつもながらに情熱的でかっこよく、Jeff Porcaroと思しき重たいドラムスも印象的。Brock自身も本作の中で一番のお気に入りらしい。

「Mystified」は、メロディのひと際美しいドリーミーなバラード。Michael Jacksonに歌ってもらうことをイメージして書いたものらしいが、実現には至らず、アメリカのTV番組『The Other Woman』のテーマ曲に使われた。ラストの「Our Special Love」も、この曲と肩を並べる美しいバラードで、こちらは奥様のJoy Walshとの共作になっている。

「Paper Doll」も、アメリカの同名のTV映画(84年)の主題歌になった曲。メロディアス・ロック調のキャッチーなナンバーで、幻想的で哀愁味のあるサビのメロディが優れている。

「Getting Over Losing You」は、ソングライターのMartin Brileyと共作したバラード。Barry Manilowが82年のアルバム『』でこの曲を歌っているが、Barry Manilowが歌うと確かに似合いそうなスケール感のあるバラードだ。

こうしたバラード系で実力を発揮するBrock Walshのバラード中心のデモ集がある。『』というロマンティックなタイトルでCool Soundから2001年に発売されており、おすすめ。

●収録曲
1. Dateline: Tokyo
2. After The Lights Go On
3. Mystery Girl
4. Mystified
5. This Time
6. Paper Doll
7. Radical Moves
8. Sweet Emotion
9. Getting Over Losing You
10. Our Special Love


◆プロデュース: Andrew Gold(g, k, b, per, bv), Brock Walsh(vo, g, k, per)

◆参加ミュージシャン: Steve Lukather/Dennis Herring(g), Bill Elliott(k), John Van Tongeren/Tom Faragher(sy), Kenny Edwards/Scott Chembers/Bryan Garofalo/Brad Palmer/Davey Faragher(b), Jeff Porcaro/Michael Botts/Beau Segal(ds), Mathew Wilder(bv), etc


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2018/11/05 23:59 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
Nicole Willsの1983年のアルバム『Tell Me』。
Nicole Wills / Tell Me (1983年)
本作は、女性シンガーNicole Willsの唯一のソロ・アルバム。Nicole Willsは、80年代の初めにThe Johnny Average Bandというポップ・ロック・バンドのヴォーカルを担当しており、70年代にはその前身となるローカル・バンドのThe Falconsで活動していた。

The Johnny Average Bandは、1980年にアルバム『』を1枚残している。リーダーのJohnny Averageは、彼女の当時の夫である。

この『Tell Me』はアメリカではヒットしなかったが、選曲の良さとNicole Willsの歌声の美しさから、日本では人気を集めたアルバム。収録曲は、AORやポップスの名曲からセンス良く選ばれている。

キュートなメロディの「Fallin'」はLauren Woodの作。アルバム『Cat Trick』(81年)に収録された名曲で、90年の映画『プリティ・ウーマン』に使われて注目された。

「Some Guys Have All The Luck」は、The Persuadersのアルバム『』(74年)の収録曲。Robert Palmer、Rod Stewart、Maxi Priest等のカヴァーもあり、Rod Stewartのカヴァーは、84年にBillboard Hot 100チャートの10位を記録している。

「It Wouldn't Have Made Any Difference / 所詮は同じこと」は、Todd Rundgrenの名作『』(72年)の収録曲。繊細で甘酸っぱいメロディが絶品。

「Tenderness On The Block」は、Jackson BrowneとWarren Zevonが共作したアメリカン・ポップス。Warren Zevonの78年のアルバム『』に収録されている。続く「What You Do To Me」は、John Hall作の軽快なロック・チューン。The John Hall Bandのアルバム『』(81年)の収録曲だ。

「Isn't It Always Love」はKarla Bonoff作で、彼女のデビュー作『Karla Bonoff』(77年)に収録された爽やかな曲。Nicole Willsの温かい声質と、ビブラートをほとんど使わない歌い方はKarla Bonoffと似ており、Karla本人が歌っているようにも聴こえる。

ラストの「Never Take The Place Of You」は、NRBQの80年のアルバム『』に収録された穏やかなナンバーだ。

このアルバムは日本でしかCD化されていないが、CDにはボーナス・トラックが2曲収録されており、そのうちの1曲はThe Beatlesの「Hold Me Tight」。The Beatlesの数ある名曲から「Hold Me Tight」を選ぶところが面白いが、これを元気一杯という感じで歌っており、微笑ましい。

●収録曲
1. Fallin' - 4:07
2. Tell Me How To Make You Love Me - 3:48
3. Some Guys Have All The Luck - 3:10
4. It Wouldn't Have Made Any Difference / 所詮は同じこと - 3:30
5. Tenderness On The Block - 3:03
6. What You Do To Me - 3:47
7. Isn't It Always Love - 3:23
8. Maybe - 4:12
9. It'll Be Me - 1:47
10. Never Take The Place Of You - 3:32


◆プロデュース: John Holbrook(g, k, per, ar)

◆参加ミュージシャン: Shane Fontayne(g), Murray Weinstock(k, ar), Leigh Fox(b), Mike Braun(ds, per), Arno Lucas/Wells Kelly(per), George Young(sax), John Hall/John Tray/Bob Leinbach/Ann Lang(bv)


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2018/09/09 16:16 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
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