音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサーリンク

Christopher Crossの1983年のアルバム『Another Page』。
Christopher Cross / Another Page (1983年)
Christopher Crossは清涼感溢れる美声のシンガー・ソングライター。1979年のデビュー・アルバム『南から来た男』は華々しい成果をあげた名作で、「Sailing」(米1位)、「Ride Like the Wind / 風立ちぬ」(同2位)という2曲のTop 10ヒットを生み、「Album of the Year」「Song of the Year」を含む5部門でグラミー賞を受賞した。

この『Another Page』はセカンド・アルバム。ジャケットに大きく描かれたピンクのフラミンゴ(目つきがちょっと怖い…)はデビュー作のジャケットにも描かれていたもので、いわばChristopher Crossのシンボルみたいなもの。

プロデュースを担当したのは、前作に続いてMichael Omartian。Michael Mabenと共作した「Deal 'Em Again」以外は自作の曲で、前作よりもアップ・テンポの曲が減り、メロディと歌声の美しさをじっくり聴かせるタイプの曲が増えている。Christopher Crossの透明度の高いハイトーン・ヴォイスは、それ自体が上質な楽器のようなものだ。

ゲスト・ミュージシャンを曲ごとに変えており、特にバック・ヴォーカルは豪華。「悲しきメモリー」と「All Right」をMichael McDonald、「つれないベイビー」をCarl Wilson、「Deal 'Em Again」と「ゲームの規則」をDon HenleyとJ.D. Souther、「夢のささやき」をArt Garfunkelが各々担当し、Christopher Crossの歌声を引き立てている。また、「愛に迷って」では、Karla Bonoffとの爽やかなデュエットを聴くことができる。

ギター・ソロにおいては、Jay Graydonが「Deal 'Em Again」を、Steve Lukatherが「All Right」を担当。ラストの「英知の言葉」では、Christopher Cross自らがソロを弾いており、エモーショナルで伸びやかなソロは、GraydonやLukatherよりも印象に残るかも。

このアルバムは、Billboard 200チャートの11位をマーク。シングルでは、「All Right」がBillboard Hot 100チャートの12位、「No Time for Talk」が33位、「Think of Laura」が9位を記録した。デビュー作のような華やかさはないが、曲のクオリティは互角だし、何よりも歌声の美しさをじっくり味わうことができる。

●収録曲
1. No Time for Talk / 悲しきメモリー - 4:22
2. Baby Says No / つれないベイビー - 6:04
3. What Am I Supposed to Believe / 愛に迷って - 4:22
4. Deal 'Em Again - 3:10
5. Think of Laura / 忘れじのローラ - 3:22
6. All Right - 4:18
7. Talking in My Sleep / 夢のささやき - 3:34
8. Nature of the Game / ゲームの規則 - 3:55
9. Long World / 見果てぬ世界 - 3:32
10. Words of Wisdom / 英知の言葉 - 5:52


◆プロデュース: Michael Omartian(k, sy, per, ar)

◆参加ミュージシャン: Christopher Cross(vo, g), Karla Bonoff(vo), Jay Graydon/Steve Lukather(g), Abraham Laboriel/Mike Porcaro/Andy Salmon(b), Steve Gadd/Jeff Porcaro/Tommy Taylor(ds), Tom Scott/Ernie Watts(sax), Paulinho Da Costa/Lenny Castro(per), Rob Meurer(sy, k, per), Don Henley/Art Garfunkel/Michael McDonald/J.D. Souther/Carl Wilson(bv)


最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



2018/07/05 09:24 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
Russ Taffの1983年のアルバム『Walls Of Glass』。
Russ Taff / Walls Of Glass (1983年)
Russ Taffは、CCMの男性コーラス・グループであるImperialsの元メンバー。1976年から81年までグループに在籍し、リード・ヴォーカルを担当した。Imperialsは64年から活動を続けるCCM界の大御所グループだが、Russ Taffが在籍した時期にグラミー賞の "Best Gospel Performance, Contemporary or Inspirational" を3度も受賞するなど、もっとも華々しい活動成果を残している。

本作はImperialsを抜けてソロとなったRuss Taffの最初のソロ・アルバム。プロデューサーとエンジニアをSteely DanやBoz Scaggsなどのアルバムを手がけたBill Schneeが担当しており、整った上品なサウンドになっている。

収録された10曲は、自作が8曲、カヴァーが2曲(6, 9)という構成で、Russ Taffは奥様のTori Taffと自作曲の作詞を担当。作曲に関しては、親友のJames Hollihanが5曲(1, 3, 5, 7, 8)を担当したほか、Keith Thomas(2)、Robbie Buchanan(4)、James Newton Howard(7)等がサポート。カヴァー曲のうち、「Jeremiah」は、Michael Omartianの74年のアルバム『』の収録曲である。

曲は粒ぞろいで、硬派なロックの「Tell Them」「Walls Of Glass」から、ロマンティックなバラードの「I Want To Change」、ゴスペル調の「We Will Stand」などを揃え、バランスがいい。「Tell Them」はタイト&クールなナンバーで、Robbie Buchananの流麗なキーボードにMichael Landauのエモーショナルなギターが絡むサウンドは、まるでMaxus。とてもカッコいい。

「I Want To Change」は、Paul Davisの「Cool Night」を格調高くしたようなロマンティックなバラードで、Ernie Wattsの哀愁のサックス・ソロや、情感を湛えたRuss Taffの歌が素晴らしい。Russ Taffのヴォーカルは、美声というよりは野性味溢れるタイプで、骨太な歌いっぷりが魅力。ピアノの美しい伴奏で独唱する「Kathryn's Song」にも引き込まれる。

一風変ったリズムの「Jeremiah」はOmartian夫妻の作。ドラムスはJeff Porcaroで、Jeffはこの曲のほかに、2, 7, 8の3曲でもグルーヴ感抜群のドラムスを叩いている。特に、「Walls Of Glass」と「Inside Look」はJeffにしか出せないグルーヴ感。

CDの入手は難しいが、デジタル・コンテンツ(MP3形式)ならば入手可能。CCMのアルバムには、割とそうしたものが多いので、CDが見当たらないときには重宝する。

●収録曲
1. Tell Them - 4:23
2. Walls Of Glass - 3:57
3. I Want To Change - 5:05
4. Pure In Heart - 3:59
5. We Will Stand (You're My Brother, You're My Sister) - 4:37
6. Jeremiah - 4:02
7. Inside Look - 4:01
8. Just Believe - 4:26
9. Kathryn's Song - 4:24
10. Unto The Lamb - 2:42


◆プロデュース: Bill Schnee

◆参加ミュージシャン: Michael Landau/Marty Walsh(g), Michael Omartian/Robbie Buchanan/James Newton Howard(k), Abraham Laboriel/Nathan East(b), Jeff Porcaro/Mike Baird(ds), Lenny Castro(per), Ernie Watts(sax), Jerry Hey(tp), Bill Champlin/Tamara Champlin/Bonnie Bramlett/David Lasley/Arnold McCuller/Frankie Previte(bv), etc


最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



2018/04/16 14:52 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
Brenda Russellの1983年のアルバム『Two Eyes / 出逢いのときめき』。
Brenda Russell / Two Eyes (出逢いのときめき) (1983年)
Brenda Russellはニューヨーク生まれの才能溢れるシンガー・ソングライター。本作は寡作な彼女のサード・アルバムである。ジャケットからはR&B/ソウルを深く味わう作品という印象を受けるが、内容の方はエレガントな曲/サウンドと彼女のしなやかな歌声を楽しむ爽やかなAORだ。

プロデューサーをTommy LiPuma、レコーディング/ミキシングをAl Schmittが担当し、サウンドはとても磨かれている。二人の手がけるアルバムに外れはないという名コンビだが、このアルバムも期待を裏切らない。

全曲がBrenda Russellのオリジナルで、4曲(1-3, 5)を大御所と共作。軽やかなグルーヴが心地よい「I Want Love To Find Me」はBill LaBountyと、しなやかでエレガントな「It's Something」はDavid Fosterと、小粋なシティ・ソウルの「Hello People」はMichael McDonaldと、落ち着いたバラードの「Stay Close」はDon Grusinとの共作だ。「It's Something」は、Leslie Smithが82年のアルバム『Heartache』で歌っている。

彼女のしなやかなヴォーカルは曲を選ばない。「Stay Close」のようなバラードも、「Jarreau」のようなジャジーなナンバーも器用に歌いこなす。ビブラートをあまり使わずにさらっと歌うので、爽やかな後味だ。「Jarreau」では、Al Jarreauのようなパーカッシヴ・ヴォイスも少しだけ披露している。

「I'll See You Again」の印象的なハーモニカはStevie Wonder。ラストの「Look Down, Young Soldier」では、バック・ヴォーカルにAl Jarreau, Christopher Cross, David Lasley, Donny Gerrard, James Ingram, Joe Esposito, Leon Ware, Patrice Rushen, Pattie Brooks, Randy Crawford, Rita Coolidgeという錚々たる名前が並ぶ。

参加ミュージシャンが凄く豪華だが、彼女の書く曲の良さがそれに負けていないところが素晴らしい。

●収録曲
1. I Want Love To Find Me / 出逢いのときめき - 3:02
2. It's Something / 愛のサムシング - 3:31
3. Hello People - 3:24
4. Two Eyes - 3:16
5. Stay Close / あなたのそばに - 4:25
6. Jarreau - 3:13
7. New York Bars - 4:04
8. I'll See You Again / 愛は時をこえ - 4:20
9. Look Down, Young Soldier - 4:40


◆プロデュース: Tommy LiPuma

◆参加ミュージシャン: David Williams/Dean Parks/Caleb Quaye(g), David Foster/Michael McDonald/Bill LaBounty/Robbie Buchanan/Leon Pendarvis/James Newton Howard/Don Grusin(k), Nathan East(b), John Robinson(ds), Paulinho Da Costa(per), Jerry Hey(tp), Larry Williams(sax), Stevie Wonder(harmonica), Al Jarreau/Christopher Cross/Patrice Rushen/Leon Ware/James Ingram(bv), etc


最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



2017/10/16 15:08 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(0)
カテゴリ

+ボタンをクリックするとツリーが開きます。

スポンサーリンク
プロフィール (Warm Breeze)

Warm Breeze

大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。
70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


最新記事一覧
AOR名盤(1980年) - Tony Sciuto / Island Nights 2018/08/19
AOR名盤(1981年) - Rickie Lee Jones / Pirates 2018/08/14
AOR名盤(1980年) - Peter Allen / Bi-Coastal 2018/08/12
AOR名盤(1978年) - Carole Bayer Sager / ... Too 2018/08/09
AOR名盤(1981年) - Roger Voudouris / On The Heels Of Love 2018/08/05
リンク
AORの名盤 330選AORの名盤 330選
AORの名盤 約330タイトルを厳選して年代順に紹介します。
Rock(ロック)の名盤 435選Rock(ロック)の名盤 435選
ロックの名盤 435タイトルを厳選して年代順に紹介します。
ロック、ジャズのお薦めCD BOXセットロック、ジャズのCD BOXセット
ロックやジャズのお薦めのCD BOXセットをジャンル別に紹介します。
ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクションベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクション
番組の冒頭映像で流れるアルバム・ジャケットを紹介します。
Pink Floydの名盤Pink Floydの名盤
Pink Floyd(ピンク・フロイド)の名盤を紹介します。
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)作品集Led Zeppelin作品集
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)の名盤を紹介します。
Warm Breeze (Twitter)Warm Breeze (Twitter)
管理人が気ままにツイートしています。
アクセスランキング
お気に入りブログ