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Billy Joel / 52nd Street (ニューヨーク52番街) (1978年) - アルバム・レビュー

2017年07月10日
Rock / Pops名盤(70年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Billy Joelの1978年のアルバム『52nd Street / ニューヨーク52番街』の紹介です。
Billy Joel / 52nd Street (ニューヨーク52番街) (1978年)
Billy Joelはアメリカを代表するシンガー・ソングライター。ピアノ・マンや街角の吟遊詩人、エンターテイナー、ストレンジャーと、デビュー以来さまざまに自己表現をしてきたBillyの通算6作目となるスタジオ・アルバムが本作だ。

ジャズ/フュージョン系のゲスト・ミュージシャンを多数起用し、Billyのアルバムの中では最もクールな作品。フロント・カヴァーの立ち姿もクールに決めている。ボトムスはジーンズにスニーカー。トップスはジャケットにシャツのネクタイを緩め、手にはトランペットを握る。

曲は粒ぞろい。前作『The Stranger』の成功を象徴する「Big Shot」、その虚しさを歌った「Honesty」、ChicagoのDonnie DacusとPeter Ceteraのバック・ヴォーカルが爽やかな「My Life」、Freddie Hubbardが間奏とエンディングでクールなトランペット・ソロを披露する「Zanzibar」と、特にアルバム前半のレベルの高さはBillyのアルバムの中でも一番だろう。

全曲がBillyの作である。デビュー以来、カヴァー曲も共作曲もない。"俺の歌う曲は俺が書くんだよ" という、シンガー・ソングライターとして当たり前のことを続ける姿勢がカッコいい。

「My Life」はBillboard Hot 100チャートの3位となるヒットを記録。「Big Shot」は14位、「Honesty」も24位をマーク。アルバムはBillboard 200チャートで初の1位を獲得し、79年のグラミー賞では「Album of the Year」と「Best Pop Vocal Performance, Male」の2部門を受賞。前作に続くグラミー受賞となった。

「Big Shot」の堂々とした音には、成功を手に入れた自信が漲る。ところが続く「Honesty」では一転、僕の求めているのは信じられる相手なのだと歌う。ストレートな歌詞と切ないメロディ、Billyの熱唱が感動的だ。
Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you

Billyの2005年のBOXセット『』には、「Zanzibar」のフェード・アウトしないバージョンが収録されている。エンディングの2分以上も続くFreddie Hubbardのトランペット・ソロが聴きものだ。

●収録曲
1. Big Shot - 4:03
2. Honesty - 3:56
3. My Life - 4:44
4. Zanzibar - 5:13
5. Stiletto / 恋の切れ味(スティレット) - 4:42
6. Rosalinda's Eyes / ロザリンダの瞳 - 4:41
7. Half A Mile Away / 自由への半マイル - 4:08
8. Until The Night - 6:35
9. 52nd Street / ニューヨーク52番街 - 2:27


◆プロデュース: Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Billy Joel(vo, k), Doug Stegmeyer(b), Liberty DeVitto(ds), Richie Cannata(sax), Steve Khan(g), Freddie Hubbard(tp), Mike Mainieri(vibes), David Spinozza(ag), Donnie Dacus/Peter Cetera(bv), etc

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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