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TOTOの1981年のアルバム『Turn Back』。
TOTO / Turn Back (1981年)
TOTOはプロのスタジオ・ミュージシャンたちが集まって作ったロック・バンド。結成時のメンバーは、David Paich(k), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b), Steve Lukather(g, vo), Steve Porcaro(k), Bobby Kimball(vo)の6人で、このうちPaich, Jeff, Lukather, Steveの4人は高校時代のバンド・メンバーである。

それぞれがセッション・ミュージシャンとして70年代を過ごしていたが、Boz Scaggsの1976年の名盤『Silk Degrees』のセッションにPaich, Jeff, Hungateの3人が集まったのをきっかけに自分たちのバンドを作ることになり、Lukather, Steve, Kimballを加える形で77年にTOTOをスタートした。

本作は彼らのサード・アルバム。スタジオ・ライヴのような臨場感溢れる演奏を楽しめる、お薦めの一枚だ。

ロック色が強く、演奏がハードなところは前作『Hydra』と同じだが、本作では演奏の統制や技巧よりも荒々しいライヴ感が印象に残る。また、構成美のある格調高い曲の多い前作に対し、本作の曲はストレートでシンプル。粗野で飾りのないフロント・カヴァーは、本作のハードでシンプルな音を表しているようだ。

曲作りの中心はPaichで、共作も含めて8曲のうち6曲(1, 2, 4, 5, 6, 8)を担当。残りについては、Lukatherが「Live For Today」を書き、KimballとLukatherでタイトル曲「Turn Back」を共作している。リード・ヴォーカルに関しては、Kimballが5曲(1, 2, 4, 5, 7)を、Lukatherが残り(3, 6, 8)を担当した。

演奏面では、へヴィネスとグルーヴの両方を備えたJeff Porcaroのドラムスが素晴らしく、TOTOのアルバムの中でもレベルが高い。特に「Goodbye Elenore」でのJeffの演奏は見事だ。

また、ハードなナンバーの中に、「A Million Miles Away」のようなロマンティックなバラードや、「Turn Back」のようなミステリアスな曲もあり、静と動のコントラストが効いている。

AORシーンを牽引するTOTOだが、ロック・バンドとして見たときに一番脂の乗った演奏が記録されたアルバムが本作だと思う。セールス面は振るわなかったが、次作『Ⅳ / 聖なる剣』で飛躍する布石となった名盤だ。

●収録曲
1. Gift With A Golden Gun - 4:00
2. English Eyes - 6:04
3. Live For Today - 4:00
4. A Million Miles Away - 4:33
5. Goodbye Elenore - 4:52
6. I Think I Could Stand You Forever - 5:19
7. Turn Back - 3:56
8. If It's The Last Night - 4:31


◆プロデュース: TOTO, Geoff Workman

◆参加ミュージシャン: Bobby Kimball(vo), Steve Lukather(g, vo), David Paich(k, sy, bv), David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds, per), Steve Porcaro(k)
with Joe Porcaro(per)

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2017/04/23 17:44 AOR名盤(1981年) TB(0) CM(0)
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