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The Latinos / It Must Be Love (1981年) - アルバム・レビュー

2019年01月14日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Latinosの1981年のアルバム『It Must Be Love』の紹介です。
The Latinos / It Must Be Love (1981年)
The Latinosは60年代から活動するCCMのヴォーカル・グループ。デビュー時はThe Four Latinosと名乗っており、4人のメンバーのうちの3人をDavid, Mike, EddieのVelasquez(ヴェラスケス)兄弟が占めていた。彼らは1964年と66年にアルバムを出した後に、グループ名をThe Latinosに変えている。

この『It Must Be Love』は、The Latinosになってからの6作目。メンバーが最大で8名まで増えた時期もあったようだが、本作では5人になっている。Velasquezファミリーからは、結成時の3人に代わって、Harold, Ronnieの2人が参加していて、ずいぶんと大所帯の一家であることが分かる。

メンバーのうちBrian Lucasは黒人で、Brian, Harold, Ronnieの3人がリード・ヴォーカルを担当。曲作りに関しては、Brianが半分の5曲(1, 2, 6, 8, 10)を書き、VelasquezファミリーのEliとTommyが1曲ずつ(4, 5)を、グループ名義で1曲(9)を書いている。残り2曲(3, 7)は外部のライターの作のようだ。

爽やかでメロウなアルバム・タイトル曲「It Must Be Love」やポップで軽快な「Born Again」、良からぬ曲名とは裏腹にのどかな南国の香りがする「Brian's Dead」など、Brianの作る曲のメロディはどれも気持ちいい。

「How Long」のリズムやベース・ラインは、Steely Danの「I Got The News」に何だかそっくりで印象に残る。また、ラテン・ナンバーの「Santo (Holy)」は、Stevie Wonderの『』に収録の「Another Star」に似ている。このあたりはご愛嬌かな。

Tommyの書いた「The Best Is Yet To Come」もリラックスするナンバー。包容力のあるゆったりとしたコーラスを聴いていると、心がほぐれてくる感じがする。

これ以降のアルバム制作はないようだが、グループとしての活動は今も続いている。彼らのFacebookを見ると、今のメンバーは6人で、本作のBrian, Harold, Ronnie, Richardの4人も健在。みな気持ちのいい笑顔なのが、「いいね!」

●収録曲
1. It Must Be Love - 4:35
2. Born Again - 4:32
3. The Party's Over - 5:06
4. I'm Blessed (Bendecido Soy) - 4:01
5. The Best Is Yet To Come - 6:55
6. Brian's Dead - 4:35
7. Champions In The End - 4:33
8. How Long - 5:04
9. Santo (Holy) - 4:01
10. Bombs - 4:55


◆プロデュース: Gary Whitlock, The Latinos(ar)

◆参加ミュージシャン: Brian Lucas(vo, k, b, per), Harold Velasquez(vo, b), Ronnie Velasquez(vo, per), Phillip Wright(k), Richard Avalos(ds, per)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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