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Kerry Chater / Love On A Shoestring (1978年) - アルバム・レビュー

2018年09月05日
AOR名盤(1978年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Kerry Chater(ケリー・チェイター)の1978年のアルバム『Love On A Shoestring / ちぎれそうな恋』の紹介です。
Kerry Chater / Love On A Shoestring (ちぎれそうな恋) (1978年)
Kerry Chaterは、カナダのヴァンクーヴァー生まれ、アメリカ育ちのシンガー・ソングライター。60年代の後半に、Gary Puckett & The Union Gapというポップ・バンドのベーシストとして活動しており、その際には、5曲が全米チャートのトップ10入りを果たしている。

70年代に入るとバンドを離れてソングライターの道を歩み、70年代後半に2枚のソロ・アルバムを残した。この『Love On A Shoestring』は2作目で、デビュー作と同じく、プロデュースをSteve Barri、アレンジャーをMichael Omartianが担当している。収録曲は、2曲(8, 9)を除いてKerry Chaterのオリジナルで、その全てが共作曲だ。

ジャケットいっぱいの屈託のない笑顔。素朴さを残しつつ、都会的な洗練をさり気なく纏ったサウンドは、このジャケットのように気さくで気持ちいい。華美なアレンジを抑えて、素材の良さで勝負する感じ。

「Leave Well Enough Alone」はTom Snowとの共作で、Tom Snowらしく、メロディにフックのあるナンバー。Leo Sayerが77年のアルバム『Thunder In My Heart』で、この曲を歌っている。「Quicksilver」の哀愁を帯びた濃厚なメロディもいい。軽快な「Ain't Nothin' for a Heartache」に関しては、Larry Carltonが80年のアルバム『』でカヴァーし、自ら歌った。

タイトル曲の「Love on a Shoestring」は、Captain & Tennilleの79年のアルバム『』でカヴァーされ、Billboard Hot 100チャートの55位をマーク。"love on a shoestring" は "live on a shoestring" (わずかなお金で暮らす) になぞらえたもの。続けることが難しい二人の関係を歌っており、「ちぎれそうな恋」という邦題がうまい。

77年のファースト・アルバム『』においてTom Snowと共作した「Even a Fool Would Let Go」も、じっくり聴かせる名曲。B.J. Thomas, Kenny Rogers, Dolly Parton, Dionne Warwick, Joe Cockerなどの大物に歌われている。

●収録曲
1. Well on My Way to Loving You / 愛の途中 - 3:52
2. Quicksilver - 3:37
3. No Room in My Life (for Anyone Else but You) - 3:31
4. Once Is Enough - 3:57
5. Leave Well Enough Alone - 3:40
6. Ain't Nothin' for a Heartache - 3:36
7. Easy Love - 3:02
8. Say Your Mama Won't Mind - 3:49
9. Little Girls - 3:20
10. Love on a Shoestring / ちぎれそうな恋 - 3:15


◆プロデュース: Steve Barri

◆参加ミュージシャン: Kerry Chater(vo, ag), Michael Omartian(k, ar), Tim Weston(g), Peter Freiberger(b, steel g), Mike Botts(ds), Victor Feldman(per), Jim Horn(sax), Jim Haas/Jon Joyce(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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