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TOTO Ⅳ / 聖なる剣 (1982年) - アルバム・レビュー

2018年06月21日
AOR名盤(1982年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、TOTOの1982年のアルバム『TOTO Ⅳ / 聖なる剣』の紹介です。
TOTO Ⅳ / 聖なる剣 (1982年)
TOTOはLAを中心に活動していたプロのセッション・ミュージシャンたちが1976年に結成したロック・バンド。結成時のメンバーはDavid Paich(k), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b), Steve Lukather(g), Steve Porcaro(k), Bobby Kimball(vo)の6人で、HungateとKimballを除く4人は少年時代からの友達である。

この『聖なる剣』は、彼らに大きな成功をもたらした4作目。アルバムはBillboard 200チャートの4位をマークし、シングルでは、「Africa」がBillboard Hot 100チャートの1位を獲得したほか、「Rosanna」が2位、「I Won't Hold You Back」が10位となり、3曲がTop 10に入った。また、83年のグラミー賞では、「Album of the Year」「Record of the Year (Rosanna)」を始めとする6部門を受賞している。

彼らの大きな魅力は、演奏技量の高さやアンサンブルの良さにあるが、才能のバランスが取れていることも魅力の一つ。例えば、本作のリード・ヴォーカルに関しては、Kimballが4曲(2, 4, 8, 9)、Lukatherが3曲(1, 3, 6)、Paichが2曲(7, 10)、S.Porcaroが1曲(5)を担当しており、バラエティ豊か。曲作りにおいても、Paichが5曲(1, 2, 7, 8, 10)、Lukatherが2曲(3, 6)、Kimballが2曲(4, 9)、S.Porcaroが1曲(5)をリードしており、バランスがいい。メンバーそれぞれの豊かな才能が結集されている。

彼らのアンサンブルの良さは、凝った構成の楽曲で存分に発揮される。デビュー作『宇宙の騎士』の「Girl Goodbye」やサード・アルバム『Turn Back』の「Goodbye Elenore」などはそうだし、本作でいうと、「Good for You」や「We Made It」の演奏の一体感に痺れる。一方で、Lukatherは「I Won't Hold You Back」のようなしっとりしたバラードを得意としており、これもTOTOの魅力。

それぞれがプロのセッション・プレイヤーとして仕事をしているので、TOTOのメンバーが参加した他のアーティストのアルバムは沢山ある。そうした作品を物色して、Jeff Porcaroの表情豊かなドラムスやLukatherの熱いギターの音を楽しみながらアルバムを聴くと、幸せな気分になる。

●収録曲
1. Rosanna - 5:31
2. Make Believe - 3:45
3. I Won't Hold You Back - 4:56
4. Good for You - 3:20
5. It's a Feeling - 3:08
6. Afraid of Love - 3:51
7. Lovers in the Night - 4:26
8. We Made It - 3:58
9. Waiting for Your Love - 4:13
10. Africa - 4:57


◆プロデュース: TOTO

◆参加ミュージシャン: Lenny Castro/Joe Porcaro(per), Tom Scott(sax), Jerry Hey/Chuck Findley(tp), Jimmy Pankow(tb), Timothy B. Schmit/Tom Kelly(bv)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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