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Gregg Rolie / Gregg Rolie (1985年) - アルバム・レビュー

2017年08月27日
Rock / Pops名盤(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Gregg Rolieの1985年のアルバム『Gregg Rolie』の紹介です。
Gregg Rolie / Gregg Rolie (1985年)
Gregg Rolieは、アメリカの偉大なロック・バンドであるSantanaとJourneyの創設メンバーの一人。Carlos Santana(g)率いるラテン・ロック・バンドのSantanaには1966年の結成から71年末まで在籍し、リード・シンガー兼キーボーディストとして初期の華々しい活動を支えた。Woodstockでの歴史的なライヴ(69年)にもSantanaのメンバーとして参加している。

Santanaを離れたGreggは、同時期にSantanaを抜けたNeal Schon(g)等と73年にロック・バンドのJourneyを結成。そこでもリード・ヴォーカルとキーボードを担当し、80年末までJourneyに在籍した。Santanaは98年に、Journeyは今年2017年にロックの殿堂入りをしており、Greggは2度もその栄誉を受けている。

本作はGregg Rolieの初のソロ・アルバム。Bill Schneeがプロデュースした3曲(1-3)と、Kevin Beamishプロデュースの7曲(4-10)に分かれており、最初の3曲はカヴァー曲で、Greggはヴォーカルのみを担当。残りの殆どはGreggの作/共作によるオリジナル曲で、Greggはヴォーカルとキーボードを担当している。

哀愁漂うミディアム・テンポの「I Wanna Go Back」は87年にEddie Moneyもカヴァーし、Billboard Hot 100チャートの14位となるヒットを記録。Gregg Rolieの歌声には秘めた熱さがあり、哀愁を帯びたメロディや「Black Magic Woman」(Santanaの70年の大ヒット曲)のようなミステリアスな曲にとても合う。

この曲のギタリストはDann Huffだが、本作には旧友のCarlos SantanaとNeal Schonも参加し、リード・ギターを1曲ずつ(8と9)弾いている。また、ドラムスのMark Craneyは、Gino Vannelliの78年の名盤『Brother To Brother』で見事な腕前を披露したドラマーだ。

Gregg Rolieというと、黒のタンクトップ姿で熱く歌う男という印象があるが、バック・カヴァーにはまさにその姿のスナップ・ショットがあり、嬉しくなる。ラストの「Deep Blue Sea」は爽やか過ぎてGreggらしくないが、とてもメロディアスで心地よい曲。翌年のJourneyのアルバム『』のようなノスタルジックな雰囲気もある。こういう曲が性に合わなくなってJourneyを辞めたのではないかと思うのだが、決して悪くない。Neal Schonと一緒にJourneyにずっと残れば良かったのにと思う。

●収録曲
1. Young Love - 4:06
2. Close My Eyes - 4:30
3. I Wanna Go Back - 3:59
4. Let Me Out - 3:33
5. Over And Over - 4:00
6. Don't Talk - 3:06
7. Zap Me - 4:02
8. Marianne - 4:06
9. It's Only Make Believe - 3:56
10. Deep Blue Sea - 4:19


◆プロデュース: Bill Schnee, Kevin Beamish(bv)

◆参加ミュージシャン: Gregg Rolie(vo, k), Dann Huff/Mark Ross/Craig Chaquico/Carlos Santana/Neal Schon(g), Peter Wolf(k), Dave Margen(b), Mark Craney(ds), Alan Pasqua(sy), Bruce Miller(horn ar), Matt Schon(string ar), Gene Miller/Jason Scheff/Carmen Grillo/Stan Bush(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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