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Warm Breeze

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The Police / Synchronicity (1983年) - アルバム・レビュー

2014年11月24日
Rock / Pops名盤(80年代) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Policeの1983年のアルバム『Synchronicity』の紹介です。
The Police / Synchronicity (1983年)
The Policeは1977年にロンドンで結成されたロック・バンド。メンバーは、Sting(b, vo), Stewart Copeland(ds, per), Andy Summers(g)の3人で、86年の解散までに5枚のスタジオ・アルバムを残しました。

本作はThe Policeのラスト・アルバムとなる5作目で、彼らの最高傑作と言われることもある名作。80年代を代表するアルバムの一つでもあります。

「Every Breath You Take / 見つめていたい」(米1位)、「King Of Pain」(米3位)、「Wrapped Around Your Finger」(米8位)、「Synchronicity II」(米16位)がシングル・ヒットし、アルバムも英米のチャートで1位を獲得。1984年のグラミー賞では「Best Rock Performance by a Duo or Group with Vocal (最優秀ロック・グループ・パフォーマンス)」を受賞します。

アルバム前半(6曲)はアヴァンギャルドで難解な内容ですが、後半(5曲)は豊かなメロディを持つ穏やかな曲を揃えています。全米Top 10に入った3曲も後半からのシングル・カットです。

"Synchronicity" とは、意味のある偶然の一致のこと。「共時性」と訳されます。Wikipediaの解説によると、
非因果的な複数の事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された概念。何か複数の事象が、「意味・イメージ」において「類似性・近接性」を備える時、このような複数の事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なす。
との事。難解な概念です。

意味深いタイトルと不思議なカヴァー・アートが象徴するように、何処か陰のあるアルバムですが、幾つかの曲に見られる美しく叙情的なメロディに感動します。

●収録曲
1. Synchronicity I
2. Walking In Your Footsteps
3. O My God
4. Mother
5. Miss Gradenko
6. Synchronicity II
7. Every Breath You Take
8. King Of Pain
9. Wrapped Around Your Finger
10. Tea In The Sahara
11. Murder By Numbers


The Policeはスタジオ・アルバムを5枚しか残していませんが、2003年にロックの殿堂入りをしました。いかに各アルバムのレベルが高いかが分かります。スタジオ・アルバムの全曲+ボーナス・トラックをデジタル・リマスタリングした4CDのBOXセット『Message in a Box』も発売されています。ハード・カバーの洋書のような豪華な装丁となっており、お薦めです。


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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水津 浩志

このアルバムは、リアルタイムでよく聞いていて、挙げられている曲の中でも
アウンドユアフィンガーのPVがめっちゃ印象に残っています。

ロウソウを並べたセットの中でメンバーが歌っているんですが、
スローモーションなのに、スティングの口の動きが音にあっているんです。
当時、めっちゃ不思議でした(笑)

2020年05月14日 (木) 06:17
Warm Breeze

Warm Breeze

Re: タイトルなし

水津さん、コメントありがとうございます。

アラウンドユアフィンガーのPV、私もよく憶えてます。でも、「スローモーションなのに、スティングの口の動きが音にあっている」の不思議にはとんと気づきませんでした(笑)。さすがですね。

当時は「あれだけ沢山のロウソクに火をつけるのって、大変だろうなぁ~」ってぼんやりと思ってました。^^;

2020年05月14日 (木) 13:32