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Jimmie Spheeris / Ports Of The Heart (1976年) - アルバム・レビュー

2019年01月16日
AOR名盤(1974~1976年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Jimmie Spheerisの1976年のアルバム『Ports Of The Heart』の紹介です。
Jimmie Spheeris / Ports Of The Heart (1976年)
Jimmie Spheerisは、アメリカのシンガー・ソングライター。柔らかいアコースティック・サウンドを基調に、ロック、ジャズ、R&Bなどの要素を取り入れた音作りをするミュージシャンで、Jackson Browneとも親交がある。この『Ports Of The Heart』は、"心の港" という素敵なタイトルの4作目。

プールに浮かべたビーチ・マットの上で陽を浴びるジャケットからは、夏の開放的なサウンドを連想するけれど、いつもの穏やかなアコースティック・サウンドです。

1曲目の「Child From Nowhere」は静かな美しい曲で、繊細な演奏とストリングスに感動する。この1曲のみの参加だが、Chick Coreaがピアノを、Stanley Clarkeがベースを弾いていて、演奏にはほのかにジャズの香りがする。Chick Coreaは前作の『The Dragon Is Dancing』(75年)にも参加。8曲目の「Whirlpool」も、この曲に似た味わいの美しいナンバーだ。

「It's You They're Dreaming Of」には、友人のJackson Browneがバック・ヴォーカルで参加している。アコースティック・ギターの音が優しく響く静かな曲で、ときおり寂しげになる繊細なメロディ・ラインとハーモニーの美しさが絶品。

カヴァー曲が2曲(6, 12)あり、「It's All In The Game」はポップス・スタンダードになった1958年のヒット曲。もう一方の「I'm So Lonesome I Could Cry」は、カントリー・シンガーのHank Williamsの1949年の曲。2曲とも、Jimmie Spheerisのオリジナルであるかのようにアルバムに収まっている。

Jimmieの次のアルバムは、8年のブランクを経て制作された『』(84年)。だが悲しいことに、アルバムを作り終えた数時間後に、Jimmieは交通事故により他界してしまう。

『Ports Of The Heart』のCDは、ソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2017年8月に再発された。また、前作の『Dragon Is Dancing』とカップリングした2CDの輸入盤『』も2014年頃に発売されていたけれど、今はちょっと高いかな・・・。

●収録曲
1. Child From Nowhere - 3:17
2. Emerald And The Dream Dance - 3:18
3. It's You They're Dreaming Of - 2:54
4. Captain Comes Cold - 2:31
5. Bayou Eyes - 3:33
6. It's All In The Game - 3:10
7. Hills In My Head - 3:50
8. Whirlpool - 3:14
9. Sweet Separation - 3:07
10. So Darkly Fall The Shadows - 3:28
11. Nightingale Come Sail - 2:41
12. I'm So Lonesome I Could Cry - 4:10


◆プロデュース: David Campbell(strings ar, viola)

◆参加ミュージシャン: Jimmie Spheeris(vo, ag, p), Geoff Levin(g), Chick Corea(k), Stanley Clarke(b), Johnny Pierce(b, bv), John Guerin/Bart Hall(ds), Jim Cowger(sax, flute), Jackson Browne(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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