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Kenny Logginsの1978年のアルバム『Nightwatch』。
Kenny Loggins / Nightwatch (1978年)
Kenny Logginsはアメリカのシンガー・ソングライター。Jim Messinaとポップ/ロック・デュオのLoggins and Messinaを組んで1971年から76年まで活動した後にソロに転向し、アルバム制作やライヴ活動のほか、80年代以降は映画の主題歌を手がけて大ヒットを飛ばした。特に、84年の映画『Footloose』の同名主題歌(米1位)と86年の映画『Top Gun』の主題歌「Danger Zone」(米2位)は有名だ。

ソロの1作目は77年の『Celebrate Me Home / 未来への誓い』で、本作『Nightwatch』はそれに続く2作目。前作に続いて、フュージョン界の重鎮のBob Jamesがプロデュースを担当。アルバムはBillboard 200チャートの7位を記録し、ソロ・アルバムの中では最高位となっている。

1曲目の「Nightwatch」は兄のDan Loggins等との共作で、8分近い長さの重厚な曲。重たいベースとミステリアスなメロディが夜警というタイトルに相応しい妖しいムードを演出し、間奏部では荒削りなギターがドラマティックに曲を盛り上げる。本作の中で最も深い印象を残す名曲だ。

メロディが爽やかな「Whenever I Call You "Friend" / 二人の誓い」はMelissa Manchesterとの共作。それを共作者のMelissaとではなく、Stevie Nicksとデュエットするあたりは "モテ男" という感じがする。この曲はBillboard Hot 100チャートの5位を記録し、映画がらみを除けば、Kenny Loggins最大のヒット曲となった。

Melissa Manchesterも翌年のアルバム『』で歌っているが、デュエットの相手はArnold McCuller。お互いに共作者をデュエットの相手に選ばないという不思議な曲だが、いい曲だ。

軽快で爽やかな「Wait A Little While」は、当時の奥様のEva Einとの共作。Al Jarreauが同年のアルバム『』でこの曲をカヴァーしている。

「What A Fool Believes / ある愚か者の場合」はMichael McDonaldとの共作。翌年のThe Doobie Brothersのアルバム『Minute By Minute』の収録バージョンが全米1位のヒットを記録し、グラミー賞の2部門(Record of the Year/Song of the Year)を受賞するが、リリースはKenny Logginsの方が早い。The Doobie Brothersと異なるアレンジが新鮮だ。

ラストの「Angelique」も奥様のEva Einとの共作。重厚でミステリアスな曲調は1曲目の「Nightwatch」の再来のよう。始まりと終わりを合わせるコンセプト・アルバムのような作りを演出している。

今年8月のソニーの「AOR CITY 1000」シリーズからは、『未来への誓い』(77年)、『Keep The Fire』(79年)、『Vox Humana / ヒューマン・ヴォイス』(85年)の3作品のCDの再発が予定されており、お薦めだ。

●収録曲
1. Nightwatch - 7:49
2. Easy Driver - 3:34
3. Down 'N Dirty - 4:42
4. Down In The Boondocks - 4:20
5. Whenever I Call You "Friend" / 二人の誓い - 3:58
6. Wait A Little While - 3:58
7. What A Fool Believes - 3:39
8. Somebody Knows - 3:36
9. Angelique - 5:59


◆プロデュース: Bob James(strings ar)

◆参加ミュージシャン: Mike Hamilton(b, bv), Brian Mann(k), George Hawkins(g, bv), Tris Imboden(ds), Jon Clarke/Vince Denham(horns)
with Stevie Nicks(vo)


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2017/06/25 16:55 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
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