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Ray Parker Jr. / The Other Woman (1982年) - アルバム・レビュー

2018年04月30日
Soul / R&B(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Ray Parker Jr.の1982年のアルバム『The Other Woman』の紹介です。
Ray Parker Jr. / The Other Woman (1982年)
Ray Parker Jr.はギタリストやシンガー・ソングライターのほか、俳優としても活躍するアメリカのミュージシャン。70年代の前半にセッション・ギタリストとしてStevie Wonderなどのアルバムでギターを弾くようになり、1977年にはR&BグループのRaydioを結成して、81年の解散までグループを牽引した。

Raydioは4枚のアルバムを出しているが、Ray Parker Jr.はその全てをプロデュースしている。また全曲を書いており、2作目からはヴォーカル、ギターのほかにベースとキーボードも担当。81年にリリースされた4作目『』では、ついに名義がRay Parker Jr. And Raydioになり、メロウで爽やかなタイトル曲の大ヒット(Billboard Hot 100チャートの4位、R&Bチャートの1位)も生まれた。

本作『The Other Woman』は、Raydioを解散してソロ活動をスタートしたRay Parker Jr.の最初のソロ・アルバム。『A Woman Needs Love』と同じく、プロデュースのほかに複数の楽器(ギターはもちろん、ドラムス、ベース、キーボード、シンセも)を担当している。

アルバムからの最初のシングルはファンキーな「The Other Woman」。メロディがキャッチーで、ロック調のイントロもかっこよく、Billboard Hot 100チャートでは4位、R&Bチャートでは2位を記録した。続く「Streetlove」も、ビートやメロディがよく似ており、「The Other Woman」のリピートのように聴こえる。ちなみに、「The Other Woman」のPVはMichael Jacksonの「Thriller」(82年)と似ているが、撮影されたのは、この曲のほうが(たぶん)早い。

2枚目のシングルは甘いバラードの「Let Me Go」で、イントロではムード満点の甘い囁きが40秒ほど続く。この曲は、Billboard Hot 100チャートの38位、R&Bチャートの3位を記録した(PVでは、イントロは残念ながらカット)。「Stay The Night」もスローなバラードで、甘い囁きこそないが、「Let Me Go」と同じくらいロマンティック。

「It's Our Own Affair / 二人のラヴ・アフェア」と「Stop, Look Before You Love」は、「A Woman Needs Love」路線のメロウで爽やかなナンバー。「二人のラヴ・アフェア」は3枚目のシングルとなって、R&Bチャートでは44位まで到達した。

Ray Parker Jr.というと、84年の映画『ゴースト・バスターズ』の主題歌「Ghostbusters」があまりにもヒットしたので、それを歌うコミカルなおじさんの印象があるが、ロマンティックなバラードや甘い囁きも様になる、マルチ・タレントなミュージシャンなのである。

●収録曲
1. The Other Woman - 4:06
2. Streetlove - 5:30
3. Stay The Night - 4:00
4. It's Our Own Affair / 二人のラヴ・アフェア - 3:50
5. Let Me Go - 5:03
6. Let's Get Off - 4:50
7. Stop, Look Before You Love - 3:58
8. Just Havin' Fun - 3:20


◆プロデュース: Ray Parker Jr. (vo, ds, b, k, g, sy)

◆参加ミュージシャン: Charles Green(sax), Ollie E. Brown(per), Michael Boddicker(vocoder), Larry Tolbert(ds), Anita Sherman/Arnell Carmichael/J.D. Nicholas/Jerry Knight/Lynn Smith(bv)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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