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Marshall Hain / Dancing In The City (1978年) - アルバム・レビュー

2017年12月27日
AOR名盤(1978年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Marshall Hainの1978年のアルバム『Dancing In The City』の紹介です。
Marshall Hain / Dancing In The City (1978年)
Marshall Hainは、女性シンガーのKit Hainと男性キーボード・プレイヤーのJulian Marshallによるブリティッシュ・ポップ・デュオ。本作は、Marshall Hainの唯一のアルバムである。

なお、『Dancing In The City』はUS盤のタイトルであり、オリジナルのタイトルは『Free Ride』。ポップなイラストのジャケット(上の画像)もUS盤のもので、オリジナルのジャケットにはHainとMarshallの2人がコミカルに写っている(下の画像)。
Marshall Hain / Free Ride (1978年)

本作の収録曲は全てMarshallとHainのオリジナルで、多彩な曲が揃っている。1曲目の「Different Point」はクラブで受けそうなジャズ・ファンク的ナンバー。タイトル曲の「Free Ride」も同じ路線のナンバーで、ノリが良い。

ポップでリラックスした「Dancing In The City」はシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの43位、UKチャートでは3位となるヒットを記録した。このアルバムが2011年にUKで初CD化された際には、ボーナス・トラックとして、「Dancing In The City」の87年のリミックス・バージョンが2曲収録されている。

「Take My Rumber」はピアノの早弾きを披露する粋なインスト曲。その2曲後ろには「Take My Number」という1文字違いの曲があるが、こちらは穏やかなヴォーカル曲。このあたりの洒落のセンスはブリティッシュらしい。

「Coming Home」と「Back To The Green」にもブリティッシュらしい気品と大らかさが漂う。Kit Hainの歌声にはヴェールの向こうから聞こえてくるようなミステリアスな響きがあり、曲調と合っている。

Julian Marshallは後にも女性シンガーとのデュオ・グループである「Eye To Eye」を結成した。Steely Danのプロデューサーとして知られるGary Katzのプロデュースにより、82年にアルバム『Eye To Eye』を出しており、Steely DanやAORのファンの間で人気がある。

Eye To Eyeでの相方はDeborah Bergという女性シンガーで、透明で浮遊感のあるヴォーカルはKit Hainと似ている。Julian Marshallの作りたい音楽がそのような指向なのだろう。

●収録曲
1. Different Point - 3:35
2. Dancing In The City - 3:37
3. You Two - 3:10
4. Real Satisfaction - 3:30
5. Coming Home - 4:10
6. Take My Rumber - 1:18
7. Free Ride - 4:02
8. Take My Number - 2:48
9. Mrs. The Train - 3:38
10. Back To The Green - 6:40


◆プロデュース: Christopher Neil

◆参加ミュージシャン: Kit Hain(vo, ag), Julian Marshall(k)
with Phil Palmar/Tim Hain(g), Dave Olney(b), Peter Van Hook/Harold Fisher(ds), Frank Ricotti(per), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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