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Jimmy Webbの1982年のアルバム『Angel Heart』。
Jimmy Webb / Angel Heart (1982年)
Jimmy Webbは、アメリカのポップス・シーンを代表する名ソングライター。Glen CampbellやArt Garfunkelを始めとする様々なアーティストに曲を提供し、1986年にはソングライターの殿堂入りを果たした。

Jimmy Webbは自分のソロ・アルバムも10作以上を出しており、本作は7作目。80年代に残した唯一のソロ・アルバムである。

収録曲は、John Cooperの書いた「One Of The Few」を除いてJimmy Webbのオリジナル。Webbらしい落ち着いた静かな味わいの曲が多いが、ブルース・ロック調の「Work For A Dollar」や、Steve Lukatherが縦横無尽にギターを弾く「His World」のようなTOTOさながらのロック・ナンバーもあり、時流に合わせたコンテンポラリーな作風を取り入れている。

それまでのソングライター然としたアルバムが好きな往年のファンや批評家からの受けは悪かったようだが、Webbのキャリアの中ではもっともAORらしい作品になり、金澤寿和氏の著書『AOR Light Mellow』に紹介された。

「One Of The Few」「Scissors Cut」「Our Movie」「In Cars」などは、成熟した大人が歌う静謐なラヴ・ソングといった味わいがあり、心が震えるような感動を覚える。

「Scissors Cut」と「In Cars」の2曲は、Art Garfunkelが前年のアルバム『Scissors Cut / 北風のラストレター』で歌った名品。Art GarfunkelはWebbの作品を歌うことが多く、78年のアルバム『Watermark』では、収録された12曲のうち実に10曲がWebbの作品だ。

Jimmy Webbは決して歌が上手い人ではない。実直に歌うタイプであり、それが逆に曲の良さを際立たせている。参加ミュージシャンも心得ていて、Webbの歌をしっかりと引き立てつつ、ソロ・パートでは腕をふるう。なお、ドラムスは全曲をJeff Porcaroが担当。ヴォーカル陣の顔ぶれが豪華で、特に「Our Movie」ではLeah Kunkel、「Nasty Love」ではDaryl Hall、「In Cars」ではStephen Bishopがフィーチャされている。

前作『El Mirage』同様、フロント・カヴァーは写真家でありミュージシャンでもあるHenry Diltzが撮影した。美しい女性がWebbにしなだれるというWebbらしからぬスウィートな写真が80年代らしい。

●収録曲
1. Angel Heart - 3:23
2. God's Gift - 3:51
3. One Of The Few - 4:27
4. Scissors Cut - 4:41
5. Work For A Dollar - 5:32
6. His World - 4:33
7. Our Movie - 3:51
8. Nasty Love - 4:26
9. In Cars - 3:33
10. Old Wing Mouth - 3:48


◆プロデュース: Matthew McCauley(k, bv), Fred Mollin(ag, per, bv)

◆参加ミュージシャン: Jimmy Webb(vo, k), Stephen Bishop(vo), Steve Lukather/Fred Tackett/Dean Parks(g), David Foster/David Paich(k), Lee Sklar/Bob Gloub(b), Jeff Porcaro(ds), Victor Feldman(per), Jerry Hey(tr), Gerry Beckley/Graham Nash/Leah Kunkel/Michael McDonald/Kenny Loggins/Daryl Hall/Valerie Carter(bv), etc


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2017/05/21 16:41 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(2)
コメント
また来ました。
こんばんは。またお気に入りの1枚だったので、遊びに来ました。
本作は昨年のAOR1000円シリーズとして発表されたときに購入しました。「Scissors Cut」と「In Cars」。ガーファンクルの名唄の通り、美しい曲ですよね。In Carsのエンディングは間違いなくペットサウンズの音作りを意識してますね。そっくりです。
あと仰る通り「His World」での強烈なシャッフルビート。これはジェフ・ポーカロと分かるドラミングですね。
こちらも名盤!
2017/05/21 19:20 240 URL [ 編集 ]
Re: また来ました。
240さん、こんばんは。

いつもありがとうございます。240さんもこのアルバムの記事を書いていたのですね。拝見しました。
私も「In Cars」の方が好みです。エンディングのバック・ヴォーカルは確かに "the beached boys" - Fred and Matt とクレジットされてますね。プロデューサー二人の遊び心が表れていて、ほっこりします。
2017/05/21 19:46 Warm Breeze URL













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