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Warm Breeze

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Jerry Corbetta / Jerry Corbetta (1978年) - アルバム・レビュー

2017年11月08日
AOR名盤(1978年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Jerry Corbettaの1978年のアルバム『Jerry Corbetta』の紹介です。
Jerry Corbetta / Jerry Corbetta (1978年)
Jerry Corbettaはデンバー生まれのシンガー・ソングライター。地元で結成されたロック・バンドのSugarloafでソングライターとリード・シンガーを担当し、「Green-Eyed Lady」(70年, 米3位)、「Don't Call Us, We'll Call You」(74年、米9位)という2曲のTop10ヒットを生んでいる。

1978年にSugarloafを解散してソロ活動をスタートし、その年にリリースした最初かつ唯一のソロ・アルバムが本作である。バック・ミュージシャンにはSugarloafのメンバーのBob Webber(g)、Rusty Buchanan(b)、Myron Pollock(ds)が参加し、同じくメンバーのRobert Yeazel(g)と「Caribbean Lady」「Free Man」の2曲を共作している。

全曲がJerry Corbettaのオリジナルで、その全てが共作。軽やかなシティ・ポップスの「Sensitive Soul」や、Jay Graydonのギターが美しい「If I Never Had Your Love」「I Wish I Was Makin' Love」など、ポップで品の良い曲が揃っている。Jerry Corbettaの歌声は初期のBilly Joelのように若々しく、爽やかだ。

白眉の出来は哀愁漂うメロウ・バラードの「Caribbean Lady」。カリビアンというタイトルのとおり、南国の風が香るようなロマンティック・ムード溢れるナンバーだ。

「I Wish I Was Makin' Love」は、翌年のAlessiのアルバム『』でカヴァーされた。また、「Green-Eyed Lady」はSugarloaf時代のヒット曲のセルフ・カバー。サイケデリックでファンキーなロック・ナンバーなので、本作の中では少々浮いているが、ちょうど良いアクセントになっている。

このアルバムで3曲(1, 2, 9)を共作したBob Creweは、Frankie Valliの最大のヒット曲である「Can't Take My Eyes Off You / 君の瞳に恋してる」の作詞家。そうした縁から、Jerry Corbettaは80年に "Frankie Valli and The Four Seasons" にメンバーとして誘われ、84年まで活動している。

AORのリイシュー・ブームに乗って、2016年10月にワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから本作のCDも再発されたが、直前の9月16日にJerry Corbettaは68歳で他界。ご冥福をお祈りしたい。

●収録曲
1. Sensitive Soul - 3:35
2. If I Never Had Your Love - 3:43
3. I'm A Lover, Not A Fighter - 4:45
4. Caribbean Lady - 5:31
5. Free Man - 3:46
6. I Wish I Was Makin' Love (To You Tonight) - 3:33
7. Green-Eyed Lady - 5:24
8. Celebrate Our Love - 3:38
9. Between A Rock And A Hard Place - 8:23


◆プロデュース: Steve Barri, Jerry Corbetta(vo, k)

◆参加ミュージシャン: Jay Graydon(g, ar), Bob Webber(g), Michael Omartian/Greg Mathieson(k), Rusty Buchanan/Mike Porcaro(b), Myron Pollock/Mike Baird(ds), Victor Feldman/Chef McCracken(per), Chuck Findley(tp), Jim Horn(sax), Ernie Watts(flute), Bill Champlin(bv), etc


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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240  

ポップなAOR

これもいいアルバムですよね。特に私はフォーシーズンズが大好きなので、余計に思い入れのあるアルバムです。
特にジェイ・グレイドンのギターが素敵な「I Wish I Was Makin' Love」が大好きです。この曲のギターソロはいかにもジェイっぽくてGoodです!
ジェリーもお亡くなりになっていたんですね。

2017年11月10日 (金) 22:50

Warm Breeze  

Re: ポップなAOR

240さん、こんにちは

このアルバムのブログ記事、10年前に書かれてたんですね。私は2011年に紙ジャケでリイシューされた際にCDを購入しました。フォー・シーズンズ好きには垂涎の内容でしょうね。去年の9月に他界されていたことは、今回、この記事をリライトした際に知りました。

2017年11月11日 (土) 15:07