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Daryl Hall & John Oatesの1975年のアルバム『Daryl Hall & John Oates / サラ・スマイル』。
Daryl Hall & John Oates / Daryl Hall & John Oates (サラ・スマイル)<br /> (1975年)
Hall & Oatesは、Daryl HallとJohn Oatesの男性二人によるブルー・アイド・ソウル・デュオ。フィリー・ソウルの生まれたフィラデルフィアで育った二人は大学で出会い、1970年に音楽デュオをスタートした。

本作は彼らの4作目。73年のセカンド・アルバム『』から「She's Gone」が60位にチャート・インするも、大きなヒットには恵まれなかった彼らが心機一転、ロサンゼルスに移り、西海岸のミュージシャンのサポートを得て制作したアルバムである。

収録された10曲は、ジャマイカン・テイストの「Soldering」を除いて彼らのオリジナル。「Camellia / いとしのカミリア」「Alone Too Long / ひとりぼっちの真夜中」「Sara Smile」の3曲がシングル・カットされ、3枚目の「Sara Smile」がBillboard Hot 100チャートの4位を記録し、念願のTop 10入りを果たした。アルバムもBillboard 200チャートの17位をマークしている。

「Sara Smile」は、彼らに影響を与えたフィリー・ソウルに対するオマージュ。心にしみるように優しいメロディをもったメロウなナンバーで、Daryl Hallの生涯最高ともいえるような美しい歌声を聴くことができる。「Nothing at All」も似た味わいのある極上のメロウ・チューン。

メタリックなジャケットのせいで、このアルバムは "The Silver Album" と呼ばれるらしい。二人はグラム・ロッカーのようなメイクをしており、Daryl Hallはまるで女性だし、John Oatesも口髭がなければ女性に見えなくもない。メイクを担当したPierre Larocheは、David Bowieの『』や『』のジャケットのメイクを手がけたアーティスト。二人の意気込みが伝わってくるようだ。

東海岸からロサンゼルスにやってきて、ケバい化粧のアルバムから「Sara Smile」をヒットさせた彼らは、Eaglesの翌年のヒット曲「New Kid In Town」の中で、"街にやってきたニュー・キッド" として歌われた。

彼らはただのブルー・アイド・ソウル・デュオではなく、音楽や曲作りをとても熱心に探究している。新進気鋭のプロデューサーとも仕事をしており、前作『』はTodd Rundgren、78年の『』と79年の『』はDavid Fosterのプロデュースだ。また、Daryl Hallのソロ1作目『』(80年)をプロデュースしたのは、King CrimsonのRobert Frippである。

●収録曲
1. Camellia / いとしのカミリア - 2:48
2. Sara Smile - 3:07
3. Alone Too Long / ひとりぼっちの真夜中 - 3:21
4. Out of Me, Out of You / 僕からも、君からも - 3:28
5. Nothing at All / なんでもないんだ - 4:24
6. Gino (The Manager) - 4:10
7. (You Know) It Doesn't Matter Anymore / 傷手は忘れた - 3:07
8. Ennui on the Mountain / 山上のアンニュイ - 3:15
9. Grounds for Separation / 別れの理由 - 4:12
10. Soldering - 3:24


◆プロデュース: Christopher Bond(ar, g, sy), Daryl Hall & John Oates(vo, k, g, ar)

◆参加ミュージシャン: Clarence McDonald(k), Lee Sklar/Scott Edwards(b), Jim Gordon/Ed Greene/Mike Baird(ds), Gary Coleman(per), Sandy Allen(bv)


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2018/04/06 09:50 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
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