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Warm Breeze

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Les Dudek / Les Dudek (1976年) - アルバム・レビュー

2019年11月04日
Rock / Pops名盤(70年代) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Les Dudekの1976年のアルバム『Les Dudek』の紹介です。
Les Dudek / Les Dudek (1976年)
Les Dudekはアメリカのブルース・ロック・ギタリスト。10代から地元のバンドでギターを弾き始め、21歳のときにはAllman Brothers Bandの1973年のアルバム『』に参加して、全米2位のヒットを記録した「Ramblin' Man」と、お馴染みのインスト曲「Jessica」でギターを弾いている。

Les Dudekの次なるステップは、Boz Scaggsの76年のヒット・アルバム『Silk Degrees』に参加したこと。「Jump Street」の1曲のみでスライド・ギターを弾いているが、大ヒットした「Lowdown」のライヴ映像を見ると、当時のBozのステージではリード・ギターも弾いていたことが分かる。

本作『Les Dudek』はファースト・アルバム。Bozの『Silk Degrees』と同じ年に発表されており、何とBoz Scaggsがプロデュースを担当している。『Silk Degrees』にLes Dudekが参加したことがきっかけだろうが、Bozが自分以外のアルバムのプロデュースを手がけたのは、この一枚だけかも。

収録曲は全てLes Dudekのオリジナル。艶のある音でギターを気持ちよく弾きまくる爽快なギター・アルバムになっている。といっても、インスト曲は「Don't Stop Now」のみで、残りはLes Dudekの歌うヴォーカル曲。クセのあるしゃがれ声がなかなかいい。

『Silk Degrees』に参加したTOTOのメンバーのうち、David Paich(k), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b)が本作にも参加しており、ドラムスに関してはJeff Porcaroが全曲を担当しているのもポイントだ。

ファンキーでノリのいい「City Magic」は、本作からのシングル・カット・ナンバー。ピアノはDavid Paich。ベースを弾いているのはSteve Miller BandのGerald Johnsonだ。Boz ScaggsはSteve Millerの学生時代の音楽仲間なので、そのつながりからの参加だろう。

インスト曲の「Don't Stop Now」は演奏面での本作のハイライト。Les Dudek(g), Jeff Porcaro(ds), David Hungate(b), Tom Scott(lyricon)等のアグレッシヴな演奏が熱く、聴きごたえ十分。

「Each Morning」は7分を超えるバラード・ナンバー。甘いノスタルジーを誘うメロディは、"ロック・ギタリストによるバラード" という感じで好きだ。間奏とエンディングの長いギター・ソロにはたっぷりの情感が込められていて、弾いている本人がとても気持ちよさそう。

「What a Sacrifice」は幻想的なブルース・ナンバー。この曲はSteve Miller Bandの77年のアルバム『』において、「Sacrifice」という曲名でカヴァーされており、そこでもLes Dudekがリード・ギターを弾いている。

77年のセカンド・アルバム『Say No More』にもJeff Porcaroが全面的に参加しており、Jeff好きにはおすすめ。ジャズ・ドラマーのTony Williamsも1曲で参加するという興味深い作品になっている。

●収録曲
1. City Magic - 5:34
2. Sad Clown - 5:29
3. Don't Stop Now - 3:54
4. Each Morning - 7:22
5. It Can Do - 6:31
6. Take the Time - 4:09
7. Cruisin' Groove - 4:08
8. What a Sacrifice - 5:53


◆プロデュース: Boz Scaggs

◆参加ミュージシャン: Les Dudek(vo, g)
with David Paich/David Foster(k), Gerald Johnson/David Hungate/Chuck Rainey(b), Jeff Porcaro(ds), Maxine Green/Pepper Swenson/Jeri Stevens/Boz Scaggs(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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ギターマジシャン

レス・デューデック

レス・デューデックは見た目と言い、ゴールドトップのレスポールと言い、デュアン・オールマンのフォロワーかつ代役というイメージでしたが、ライブのサポートとかでなく、あの「ジェシカ」「ランブリン・マン」に参加していたのは知らなかったです。

こちらに紹介されている、TOTOのメンバーと作ったアルバムの曲を聴くと、「ジェシカ」のサウンドは、レス・デューデックがもたらしたのかとさえ思えてきます。

2019年11月05日 (火) 23:06
Warm Breeze

Warm Breeze

Re: レス・デューデック

ギターマジシャンさん、こんばんは

「ランブリン・マン」ではDickey Bettsと一緒にリード・ギターを弾いてますね。「ジェシカ」ではアコースティック・ギターを担当しています。確かに「ジェシカ」のサウンドにもこのアルバムの音と共通するものを感じますね。明るさやノリの良さというか。レス・デューデックの人柄ですかね。

2019年11月05日 (火) 23:37