洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

Erik Tagg / Smilin' Memories (1975年) - アルバム・レビュー

2019年01月19日
AOR名盤(1974~1976年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Erik Taggの1975年のアルバム『Smilin' Memories』の紹介です。
Erik Tagg / Smilin' Memories
Erik Taggは、AORやフリー・ソウル・シーンで高い人気を集めるミュージシャン。アメリカ生まれだが、20歳の時にオランダに渡ってBeehive(ビーハイヴ)というバンドのメンバーになり、音楽活動をスタートした。

この『Smilin' Memories』は、Erik Taggの最初のソロ・アルバム。Erikのソロ・アルバムは4枚あって、最初の2作品はオランダでリリースされている。セカンド・アルバムの『Rendez-Vous』も本作同様、AORの名盤と呼ぶにふさわしい内容。

Erik Taggの魅力は、フレッシュな楽曲と歌声にある。このアルバムの最初の2曲、「Tell-Tale Eyes」と「Love To Love You」も、穏やかに晴れた日のドライブのように気持ちのいいナンバー。軽やかなグルーヴに乗って明るいメロディが颯爽と流れ出すと、心のモヤモヤが消えていく。

Erikの歌声は独特のテンダー・ヴォイス。ナチュラルな温もりと湿度があって、どこか蒼くてナイーヴ。歌唱力で惹きつけるというよりは、声そのものに唯一無二のフレッシュな魅力がある。

本作は参加ミュージシャンにも恵まれた。LAで録音されており、全曲のドラムスをJeff Porcaroが担当したほか、Jeffの弟のMike Porcaroがベースを担当。また、後に親交を深めるLee Ritenourがギタリストとして参加し、David Fosterも3曲(1, 10, 11)で鍵盤を弾いている。みな若く、歳の順に並べると、Mike(20), Jeff(21), Erik(22), Lee(23), David(26)となっている。

「In December's Cold」という知られざる名クリスマス・ソングが収録されているのも、このアルバムの魅力。初めて聴いたとき、その清らかで美しいメロディに感動した。

バック・カヴァーいっぱいに広がるErikの笑顔を見ると、幸せな気分になる。気の合う仲間と音楽を創る爽やかな歓びにあふれた名作です。
Erik Tagg / Smilin' Memories (バック・カヴァー)

●収録曲
1. Tell-Tale Eyes - 2:56
2. Love To Love You - 3:02
3. Castle Of Loneliness - 4:28
4. Steamboat - 4:08
5. Sandman (Bring Me A Dream) - 4:12
6. The Only Thing You Said - 4:09
7. A Fantasy - 2:28
8. After All - 4:34
9. In December's Cold - 3:33
10. Never Had The Feelin' - 3:25
11. Hang On - 3:22


◆プロデュース: John D'Andrea(flute, bv)

◆参加ミュージシャン: Erik Tagg(vo, k, sy, b, flute), Michael Porcaro(b), Jeff Porcaro(ds), Lee Ritenour(g), David Foster(k), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント0件

コメントはまだありません