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Michael McDonaldの1982年のアルバム『If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート)』。
Michael McDonald / If That's What It Takes (思慕(ワン・ウェイ・ハート))
Michael McDonaldは魅惑のスモーキー・ヴォイスとソウルフルな歌い口で人気のあるアメリカのシンガー・ソングライター。Steely DanとThe Doobie Brothersというメジャー・グループを渡り歩き、1982年にソロ活動をスタートした。本作はファースト・ソロ・アルバムである。

The Doobie Brothersでは、キーボードで軽快にリズムを刻みながら、ほろ苦く爽やかなメロディを歌う独特のスタイルで多くのヒット曲を生んだ。McDonald作法とも言えるその都会的で洗練されたスタイルはグループに新しい風を吹き込み、グループの音楽性を大きく変えている。

本作は、そんなMcDonaldスタイルの魅力が全面的に表れた快作。軽やかなグルーヴと都会的なメロディ、温かくふくよかなハスキー・ヴォイスを満喫できる。

全曲がオリジナルだが、その多くは共作。例えば、「Playin' by the Rules」と「I Keep Forgettin'」はEd Sanfordと、「Love Lies」と「That's Why」はRandy Goodrumと、「I Gotta Try」はKenny Logginsと共作している。「I Gotta Try」はKenny Logginsの同年のアルバム『High Adventure』にも収録された。

「I Keep Forgettin'」は、Louis Johnson(b)とJeff Porcaro(ds)の生み出す濃厚でメロウなグルーヴが心地よいナンバー。シングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの4位となるヒットを記録した。クールな女性ヴォーカルは妹のMaureen。

甘酸っぱいメロディの「That's Why」も隠れた名曲。ふくよかなバック・コーラスにはChristopher Cross, Brenda Russell, Amy Hollandといった豪華な顔ぶれが参加している。

「Losin' End」は、The Doobie Brothersの76年のアルバム『Takin' It To The Streets』の収録曲。Doobiesのバージョンはラヴリーな印象だったが、本作ではしっとりと歌い上げ、エレガントで成熟したバラードに生まれ変わっている。

このアルバムはBillboard 200チャートの6位となり、ソロのキャリアにおける最高位を記録した。思慕という言葉はこのアルバムの邦題以外に見かけることがないが、漢字のとおり、思い慕うという意味。渋い邦題だ。

●収録曲
1. Playin' By The Rules / 恋愛のルール - 4:55
2. I Keep Forgettin' (Every Time You're Near) - 3:39
3. Love Lies - 3:21
4. I Gotta Try - 3:53
5. I Can Let Go Now - 2:54
6. That's Why - 4:24
7. If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート) - 4:17
8. No Such Luck - 3:44
9. Losin' End - 4:11
10. Believe In It - 4:41


◆プロデュース: Ted Templeman(per), Lenny Waronker

◆参加ミュージシャン: Michael McDonald(vo, k), Steve Lukather/Robben Ford/Dean Parks(g), Michael Omartian/Greg Philliganes(k), Willie Weeks/Louis Johnson/Mike Porcaro(b), Steve Gadd/Jeff Porcaro(ds), Bobby LaKind/Lenny Castro/Paulinho Da Costa(per), Edgar Winter/Tom Scott(sax), Kenny Loggins/Christopher Cross/Ed Sanford/Brenda Russell/Amy Holland/Maureen McDonald(bv), etc


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2017/10/20 18:33 AOR名盤(1982年) TB(0) CM(0)
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