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Nicolette Larson / Nicolette (愛しのニコレット) (1978年) - アルバム・レビュー

2017年11月23日
AOR名盤(1978年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Nicolette Larsonの1978年のアルバム『Nicolette / 愛しのニコレット』の紹介です。
Nicolette Larson / Nicolette (愛しのニコレット) (1978年)
Nicolette Larsonは、アメリカ西海岸の音楽シーンで活躍した女性ポップス・シンガー。1975年頃からLAでスタジオ・シンガーの仕事をするようになり、Neil Youngの77年のアルバム『』や78年のアルバム『』への参加で一躍注目を集めるようになった。

本作は、Nicolette Larsonが26歳になる年にリリースされたデビュー・アルバム。Billboardのアルバム・チャートでは15位をマークしたヒット作である。

哀愁を帯びたメロディが魅力の「Lotta Love」はNeil Youngの曲。本作からのファースト・シングルとなって、Billboard Hot 100チャートの8位にチャート・インした。先に書いたNeil Youngのアルバム『』の収録曲であり、そこでは彼女がほとんどの曲でデュエット・パートナーを担当している。

甘いメロディの「You Send Me」はSam Cookeの作で、1957年に全米No.1を記録したヒット曲。Nicolette Larsonの歌声がとても愛らしい。

「Can't Get Away From You / あなたのとりこ」はLauren Woodの作で、Woodが在籍したChunky, Novi & Ernieの77年のアルバム『』の収録曲。クレジットには名前が無いが、この曲の豪快なギター・ソロはEddie Van Halenである。プロデューサーのTed Templemanがセッションに呼んだのだろう。

メロウな「Give A Little」は寂しげなメロディが印象的。Little FeatのBill Payneの提供曲で、ヒットこそしなかったが、このアルバムのサード・シングルとなっている。Bill Payneは "Special Thanks" に名前が挙がっており、本作への貢献度は大。そのせいか、「Rhumba Girl」や「Baby, Don't You Do It」は見事なLittle Featサウンドになっている。

メロディが美しい「French Waltz」は、Art Garfunkelも81年のアルバム『Scissors Cut / 北風のラストレター』で歌った名曲。この曲の優しいヴォーカル・ハーモニーはプロデューサーのTed Templemanだ。

ラストの「Last In Love」は、EaglesのJ.D. SoutherとGlenn Freyが提供した名バラード。J.D. Souther自身も、79年のアルバム『You're Only Lonely』でこの曲を歌っている。優しいストリングスに包まれた美しい曲で、それを歌う彼女の声の切なさが胸の深いところまで沁みる。

ジャケットでポーズをとる彼女はとても愛らしいが、97年に45歳の若さで他界。彼女が多くのミュージシャンから可愛がられた理由が分かる名盤である。

●収録曲
1. Lotta Love / 溢れる愛 - 3:11
2. Rhumba Girl - 3:52
3. You Send Me - 3:56
4. Can't Get Away From You / あなたのとりこ - 3:17
5. Mexican Divorce / 恋するメキシカン - 3:57
6. Baby, Don't You Do It - 3:42
7. Give A Little - 3:00
8. Angels Rejoiced / 歓喜の天使 - 2:27
9. French Waltz - 4:22
10. Come Early Mornin' - 2:42
11. Last In Love - 3:43


◆プロデュース: Ted Templeman

◆参加ミュージシャン: Nicolette Larson(vo, ag, per), Paul Barrere/Albert Lee(g), Fred Tackett(ag), Billy Payne(k), Bob Gloub/Klaus Voorman(b), Rick Shlosser(ds), Bobby La Kind(per), Victor Feldman(vib), James Burton(dobro), Valerie Carter/Chunky/Michael McDonald/Linda Ronstadt(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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