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Warm Breeze

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Lauren Wood / Cat Trick (1981年) - アルバム・レビュー

2017年11月06日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Lauren Woodの1981年のアルバム『Cat Trick』の紹介です。
Lauren Wood / Cat Trick (1981年)
Lauren Woodはアメリカの女性シンガー・ソングライター。60年代から活動しており、いとこのNovi Novog、ベーシストのErnie Eremita等と組んだ「Rebecca And The Sunny Brook Farmers」というグループで69年にアルバムを1枚、70年代にはNovi, Ernieと組んだ「Chunky, Novi and Ernie」で73年と77年にアルバムを残している。"Chunky" は彼女の愛称だ。

ソロになってからは79年に最初のアルバム『』をリリース。本作『Cat Trick』はセカンド・アルバムで、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツが共演した90年の映画『プリティ・ウーマン』で使われた「Fallen」を収録している。

プロデュースをCrackin'のメンバーであったPeter BunettaとRick Chudacoffが担当。二人は前年にRobbie Dupreeのデビュー作『ふたりだけの夜』をプロデュースし、ヒットさせている。

共作も含めて収録された全曲がLauren Woodの作。どの曲もポップで可愛らしく、また暖かいメロディと寛いだ雰囲気を持っている。Lauren Woodの声は陽だまりのような温もりのあるアルト・ヴォイス。少しハスキーなところがチャーミングで、とても親密な響き方をする。

ポップな「Breakin' Too Many Hearts / ハートの痛手」はNicolette Larsonの79年のアルバム『』への提供曲。同じアルバムに「Fallen」も収録された。

メロウでソウルフルな「In The Dark」は、アメリカの女性シンガーのLani Hallへ提供された。80年のアルバム『Blush』に、この曲と「Ain't Got Nothin' For Me / 虚ろなふたり」の2曲が収録されている。

「Work On It」ではRobbie Dupreeとロマンティックなデュエットを披露。イギリスの女性ソウル・シンガーのMaxine Nightingaleが80年のアルバム『Bittersweet』でこの曲を歌った。続く「Half As Much / 想いを寄せて」も切ない余韻を残すロマンティックなナンバーだ。

そして、本作のハイライトは「Fallen」。ポップでキュート、エレガントな香りが立ち上るようなこの名曲は前出のNicolette Larsonのほかに、Nicole Willsも83年のアルバム『Tell Me』でカヴァー。女性シンガーだけでなく、男性のJohnny Mathisも88年のアルバム『』で歌っている。

Norman Seeffの撮影したセピア調のジャケットにはネコの眼差しのLauren Woodが写る。よく見ると、瞳は緑色。バック・カヴァー(下の画像)では、Lauren Woodの抱く猫が同じ色の瞳をしている。
Lauren Wood / Cat Trick (バック・カヴァー)

●収録曲
1. Breakin' Too Many Hearts / ハートの痛手 - 3:28
2. In The Dark - 4:00
3. Work On It - 3:22
4. Half As Much / 想いを寄せて - 3:34
5. Never Been So In Love / あなただけに - 3:55
6. What I'd Give For Love / ギヴ・フォー・ラヴ - 4:59
7. Fallen - 3:41
8. We're On To Something / 愛はサムシング - 3:39
9. Ain't Got Nothin' For Me / 虚ろなふたり - 3:18
10. Dark December Night / 12月の暗い夜 - 2:36


◆プロデュース: Peter Bunetta(ds, per), Rick Chudacoff(b, k)

◆参加ミュージシャン: Lauren Wood(vo, k), Robbie Dupree(vo), Brian Ray(g), Bill Elliot(k, orch ar), Michael Boddicker(sy), Airto Moreira(per), Jerry Hey(tp), Novi(viola), Arno Lucas/Leslie Smith/Tommy Funderburk/Arnold McCuller/Tata Vega(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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