洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

America / View From The Ground (1982年) - アルバム・レビュー

2018年02月19日
AOR名盤(1982年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Americaの1982年のアルバム『View From The Ground / 風のマジック』の紹介です。
America / View From The Ground (風のマジック) (1982年)
Americaは70年代に「Horse With No Name / 名前のない馬」(72年, 米1位)、「Ventura Highway」(72年, 米8位)、「Sister Golden Hair / 金色の髪の少女」(75年、米1位)などのヒット曲を連発した3人組。グループ名はAmericaでも実はロンドンで結成されており、メンバーのうちDan PeekとGerry Beckleyはアメリカ人だが、Dewey Bunnellはイギリス人。美しいハーモニーと爽やかなアコースティック・サウンドを持ち味とするグループだ。

『風のマジック』は彼らの10作目のスタジオ・アルバム。77年にDan Peekがグループを脱退し、本作のメンバーはジャケットに写るBunnellとBeckleyの二人になっている。Dan Peekの離脱後しばらく低迷していた彼らにとって本作は久しぶりのヒット作。彼らの復活に力を貸したのはプロデューサーに名を連ねるRuss Ballardだ。

Russ Ballardは優れたメロディ・メイカーであり、本作では「You Can Do Magic / 風のマジック」と「Jody」の2曲を提供。「風のマジック」はRuss Ballardらしいキャッチーなナンバーで、Billboard Hot 100チャートの8位をマークし、久々のTop 10ヒットとなった。「Jody」もポップで優しいメロディをもつ気持ちのいいナンバー。

メロディの綺麗なバラードの「Right Before Your Eyes」はIan Thomas作で、Ian Thomas Bandの76年のアルバム『Calabash』からのカヴァー。この曲は本作からのセカンド・シングルとなって、チャートの45位まで上昇した。メロディアスなロック・チューンの「Desperate Love」はLenny LeBlancの81年のアルバム『』からのカヴァーだ。

残り(2-5, 9, 10)はオリジナル曲となっている。「Even the Score」はAmericaらしからぬロック・ナンバーだが、それ以外はアコースティックな響きと美しいハーモニーを生かした曲。「Love on the Vine」あたりの懐かしくて平和でのどかな感じがグッド。

緑の草原が遠くまで広がるジャケットも気持ちいい。草原をそよぐ風が目に見えるようで、「風のマジック」という素敵な邦題はこのジャケットからヒントを得たのだろう。

●収録曲
1. You Can Do Magic / 風のマジック - 3:48
2. Never Be Lonely - 3:45
3. You Girl - 3:32
4. Inspector Mills - 5:10
5. Love on the Vine - 3:02
6. Desperate Love - 3:51
7. Right Before Your Eyes - 3:47
8. Jody - 3:49
9. Sometimes Lovers - 4:27
10. Even the Score - 3:36


◆プロデュース: Russ Ballard(all instruments, bv), Bobby Colomby, Gerry Beckley, Dewey Bunnell

◆参加ミュージシャン: Gerry Beckley(vo, g, k), Dewey Bunnell(vo, g)
with Steve Lukather/Hadley Hockensmith/Dean Parks(g), Jai Winding(k), Mark Isham(sy), Mike Porcaro/Brad Palmer(b), Jeff Porcaro/Alvin Taylor(ds), Christopher Cross/Carl Wilson/Tom Kelly/Timothy B. Schmit(bv), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント0件

コメントはまだありません