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Bob Welch / French Kiss (1977年) - アルバム・レビュー

2018年03月18日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Bob Welchの1977年のアルバム『French Kiss』の紹介です。
Bob Welch / French Kiss (1977年)
Bob Welchはロサンゼルス生まれのミュージシャン。Fleetwood Macの元メンバー(1971年~74年)であり、ギター、ヴォーカル、ソングライターを担当して5枚のアルバムに参加した。ブリティッシュ・ブルース・バンドとしてスタートしたFleetwood Macに爽やかなウェストコースト・サウンドを持ち込んだのはBob Welchである。

Bob WelchはFleetwood Macを抜けた翌年にParisというハードロック・バンドを結成し、2枚のアルバムを残した。特に2作目の『』(76年)は優れた内容で、ロック好きからの評価も高い。一方、Welchの後任にLindsey Buckingham(g)とStevie Nicks(vo)を迎えたFleetwood Macは75年のアルバム『』(米1位)で大ブレイクし、黄金期を築いている。

この『French Kiss』はBob Welchのソロ・デビュー作で、全曲がWelchのオリジナル。1曲目の「Sentimental Lady / 悲しい女」はFleetwood Macの72年のアルバム『』の収録曲をセルフ・カヴァーしたもので、Fleetwood MacからMick Fleetwood(ds), L.Buckingham(g), Christine McVie(k)がゲストで参加し、プロデュースもBuckinghamとMcVieが担当した。

残りの曲はParisのサード・アルバムのために用意された素材であるが、Parisが解散したために本作に使われた。これらの曲では、Bob Welchがドラムス以外の全ての楽器を演奏している。ポップで親しみのあるメロディはBob Welchの持ち味だ。

本作からは「Sentimental Lady」がBillboard Hot 100チャートの8位となるヒットを記録し、Juice Newtonがバック・ヴォーカルを担当した「Ebony Eyes」は14位、「Hot Love, Cold World」も31位をマークした。アルバムはBillboard 200チャートの12位となり、Bob Welchのソロ・アルバムの中で最高位を記録している。

「Sentimental Lady」はそのタイトルどおり、とてもセンチメンタルなメロディの曲。フレンチ・キスならぬ濃厚なキスを受けるジャケットのBob Welchはどちらかというと強面だが、作るメロディがチャーミングで、そのギャップが魅力。

●収録曲
1. Sentimental Lady - 2:52
2. Easy to Fall - 3:31
3. Hot Love, Cold World - 3:39
4. Mystery Train - 3:07
5. Lose My Heart - 1:55
6. Outskirts - 3:19
7. Ebony Eyes - 3:33
8. Lose Your... - 0:45
9. Carolene - 3:13
10. Dancin' Eyes - 3:20
11. Danchiva - 3:51
12. Lose Your Heart - 3:16


◆プロデュース: John Carter, Lindsey Buckingham(g, bv), Christine McVie(k, bv)

◆参加ミュージシャン: Bob Welch(vo, g, b), Mick Fleetwood/Alvin Taylor(ds), Juice Newton(bv)

また、『French Kiss』から80年の『Man Overboard』までの4枚のソロ・アルバムを収録したBOXセットの『Hot Love, Cold World』が2015年12月に発売されている。詳細な英語のブックレットが付いて、2作目の『Three Hearts』にはボーナス・トラックも4曲収録されおり、お薦め。BOXセットのカヴァーには『French Kiss』のジャケットが使われ、タイトルには『French Kiss』の3曲目のタイトルが採用されている。

●BOXセットの内容
1.『French Kiss』(77年)
2.『Three Hearts』(79年, Bonus Track収録)
3.『The Other One』(79年)
4.『Man Overboard』(80年)



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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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