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Phoebe Snow / Never Letting Go (薔薇の香り) (1977年) - アルバム・レビュー

2017年07月21日
Rock / Pops名盤(70年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Phoebe Snowの1977年のアルバム『Never Letting Go / 薔薇の香り』の紹介です。
Phoebe Snow / Never Letting Go (薔薇の香り) (1977年)
Phoebe SnowはNY生まれの女性シンガー・ソングライター。1972年に音楽活動をスタートし、74年に『Phoebe Snow』でアルバム・デビューをした。本作は通算4枚目のスタジオ・アルバムで、プロデュースをPhil Ramoneが手がけている。

収録された9曲のうち自作は5曲で、残り(1, 4, 5, 9)はカヴァー曲。ジャジィな香りのする洗練されたアレンジの曲が多いが、それを歌う彼女のヴォーカルには芯の強さとパンチがあり、"薔薇の香り" という邦題のような魅惑的な感じではない。

「Love Makes A Woman」は女性ソウル・シンガーのBarbara Acklin(アクリン)のヒット曲(68年, 米15位)。Barbara Acklinの同名のデビュー・アルバム『』のタイトル曲だ。

Richard Teeの優しいエレピにうっとりする「Something So Right / 何かがうまく」はPaul Simonの作。73年のアルバム『』からの選曲だ。Phoebe SnowはPaulの75年のアルバム『Still Crazy After All These Years / 時の流れに』に参加しており、「Gone At Last / 哀しみにさようなら」(米23位)をPaulとデュエットしている。

タイトル曲の「Never Letting Go」はStephen Bishopの作で、76年のアルバム『Careless』に収録されたロマンティックな曲。Phil WoodsのSaxソロの優しさと爽やかさに感動する。Phil Woodsは同年のBilly Joelの曲『Just The Way You Are / 素顔のままで』でも素晴らしいSaxソロを披露しており、Phil Woodsの名演の一つに数えられている。

自作曲ではKenny Logginsとデュエットしたメロウな「We're Children」が良い。Kenny Logginsは包容力のある歌声でデュエットの相手をしており、二人の声の相性はバッチリ。間奏ではMichael BreckerがクールなSaxソロを添えている。

本作のCDはソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから2017年8月に再発された。78年のアルバム『』のCDも同時に再発されており、併せてお薦めだ。

●収録曲
1. Love Makes a Woman - 3:21
2. Majesty of Life - 3:36
3. Ride the Elevator - 3:55
4. Something So Right / 何かがうまく - 4:02
5. Never Letting Go - 3:12
6. We're Children - 3:01
7. The Middle of the Night - 3:33
8. Electra - 3:53
9. Garden of Joy Blues - 4:31


◆プロデュース: Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Phoebe Snow(vo, ag), Kenny Loggins(vo), Hugh McCracken/Steve Khan(g), Will Lee/Tony Levin(b), Ken Ascher/Richard Tee/Bob James(k), Chris Parker/Steve Gadd(ds), Ralph MacDonald(per), Michael Brecker/Phil Woods(sax), Hubert Laws(flute), Lani Groves/Patti Austin(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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