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Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) (1984年) - アルバム・レビュー

2017年10月18日
AOR名盤(1984~1990年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Michael Ruffの1984年のアルバム『Once In A Lifetime / シティ・ウォーキン』の紹介です。
Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) (1984年)
Michael Ruffはセッション・キーボード・プレイヤーとして、またソングライター/プロデューサーとして様々なアーティストの活動を支えるアメリカのミュージシャン。数は少ないが、ソロ・アルバムやMichael Ruff Bandのアルバムも残しており、本作はソロでのデビュー・アルバムである。

プログラミング・サウンドが主流の80年代には珍しく、すべて生楽器で演奏されたアルバム。そのサウンドは、洗いざらしのジーンズにナイキのスニーカーを合わせたジャケットのように清潔でナチュラル。上品な味わいは、高級なミネラル・ウォーターのようだ。

プロデュースをTommy LiPumaが担当し、全曲をMichael Ruffが作詞・作曲。このうち、「Dedication / 愛の捧げもの」だけはLarry John McNallyとの共作である。

ちなみに、トップスには生成りのセーターのようなものを合わせている。バック・カヴァーでは腕をまくってあぐらをかいており、その飾らない佇まいがカッコいい。
Michael Ruff / Once In A Lifetime (バック・カヴァー)
Michael Ruffのハイトーンでソウルフルな歌声はとても知的で、どこかRoberta Flackを思わせる。豪華なバック・ミュージシャンも自己主張せず、曲と歌の良さを引き出すことに徹している。一音一音を丁寧に扱う優しい演奏だ。

シンプルで上品な曲を揃えているが、中でも「Let Her Stay」や「More Than You'll Ever Know」のようなしっとりしたバラードは素晴らしい。特に "熱い想い" と題されたラストの「More Than You'll Ever Know」は絶品。優しいメロディを静かに、情感を込めて歌っており、数ある洋楽バラードの中でも最高の1曲だと思う。

●収録曲
1. Walkin' With Somebody - 3:36
2. Hometown - 4:27
3. Let Her Stay - 5:00
4. Love Go Round - 5:34
5. Once In A Lifetime / 愛しい女(ひと)へ - 4:20
6. Don't Ever Say Goodbye / さよならは言わないで - 4:13
7. Ariel / いとしのアリエル - 4:31
8. Dedication / 愛の捧げもの - 4:31
9. More Than You'll Ever Know / 熱い想い - 4:25


◆プロデュース: Tommy LiPuma

◆参加ミュージシャン: Michael Ruff(vo, k), Vonda Shepard(vo), Hugh McCracken/Dean Parks/Mike Miller/James Harrah(g), Abraham Laboriel/Bobby Watson/Jimmy Haslip/Jimmy Johnson(b), Steve Gadd/Andre Fischer/John Robinson/Ralph Humphrey(ds), Paulinho Da Costa(per), David Sanborn(sax), Brenda Russell/Hamish Stuart/Larry John McNally/Howard Smith(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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