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Warm Breeze

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Robbie Dupree / Robbie Dupree (ふたりだけの夜) (1980年) - アルバム・レビュー

2019年05月23日
AOR名盤(1980年) 4
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Robbie Dupreeの1980年のアルバム『Robbie Dupree / ふたりだけの夜』の紹介です。
Robbie Dupree / Robbie Dupree (ふたりだけの夜) (1980年)
Robbie Dupreeはニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。この『Robbie Dupree』はデビュー・アルバムで、Crackin'のメンバーのPeter Bunetta(ds)とRick Chudacoff(b)がプロデュースを担当している。

1曲目の「Steal Away」は、そのRick Chudacoffとの共作で、Billboard Hot 100チャートでは6位を記録するヒットになった。キーボードで軽やかにリズムを刻みながら、ほろ苦いメロディを歌う洗練されたスタイルは、Michael McDonaldが「What A Fool Believes」で見せたものと同じ。エレピのきらきらした音や、伸びのあるソフトな歌声が気持ちいい。

「Hot Rod Hearts」も同じ路線のキャッチーなナンバーで、全米15位のヒットを記録。作者の一人は、癒し系のAORを代表するシンガー・ソングライターのBill LaBountyで、甘酸っぱいメロディ・ラインが何ともチャーミング。渋めの男性バック・コーラスに混じって、Bill LaBountyの人情味のある歌声も聞こえてくる。

エレガントで軽快な「Nobody Else」は、Crackin'の78年のアルバム『Special Touch』に提供した曲。続く「We Both Tried」は、Bill ChamplinとDavid Fosterの共作したバラードで、Bill Champlinのソロ・デビュー作『独身貴族』(78年)からのカヴァー。Bill Champlinの歌声は情熱的だったけれど、Robbie Dupreeは微熱を帯びた爽やかな歌声だ。

時おりMichael McDonaldと思しきふくよかなバック・ヴォーカルが聞こえるけれど、実際は参加していない。ソフトでエレガントな極上の男性コーラスは、Crackin'のArno LucasとLeslie Smithに加えて、Bill LaBounty, Kal David, Matthew Weinerなどの面々が担当している。

●収録曲
1. Steal Away / ふたりだけの夜 - 3:31
2. I'm No Stranger - 4:25
3. Thin Line - 4:01
4. It's A Feeling - 4:01
5. Hot Rod Hearts - 3:41
6. Nobody Else - 3:46
7. We Both Tried - 4:50
8. Love Is A Mystery - 3:28
9. Lonely Runner - 4:36


◆プロデュース: Rick Chudacoff(b, k), Peter Bunetta(ds, per)

◆参加ミュージシャン: Robbie Dupree(vo, harmonica), Brian Ray/Bob Bardy(g), Bill LaBounty(k, bv), Bill Elliot(k), Michael Boddicker(sy), Kal David(el-sitar, bv), Leslie Smith/Arno Lucas/Matthew Weiner(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント4件

コメントはまだありません

blacky  

懐かしい

当時、澁谷の公園通りにあった洋楽のリクエストができる喫茶店で「Hot Rod Hearts」がよくかかっていた記憶があります。

2016年04月30日 (土) 11:27

Warm Breeze  

Re: 懐かしい

> 当時、澁谷の公園通りにあった洋楽のリクエストができる喫茶店で「Hot Rod Hearts」がよくかかっていた記憶があります。

羨ましいですね。
私はリアルタイムにはこのアルバムと出会えなかったので。
ただ「Hot Rod Hearts」を聴くと、昔どこかで聴いたような気がするのですよ。
いい曲って、みんなそんな風に感じるのですけどね。

2016年05月01日 (日) 08:18

コタパパ  

好きなアルバムです。

好きなアルバムです。
久しぶりに聴きました。
思い出させて戴き有難う御座います。
個人的にはKal Davidのギターが聴けないのが
このアルバム残念でした。

2019年05月24日 (金) 08:23
Warm Breeze

Warm Breeze  

Re: 好きなアルバムです。

コタパパさん、こんにちは

コメントありがとうございます。フェイバリットなんですね。私にとっても、久しぶりに聴くたびに「これ、いいなぁ…」と思えるアルバムです。Kal David氏は1曲目の「Steal Away」で、エレクトリック・シタールを弾いてますね。あまり目立ちませんが、ほど良いアクセントになっています。

2019年05月24日 (金) 09:28